アメリカは現在、歴史的な物価高に見舞われています。日々の生活に必要なものがひどく値上がりしていて、どうしても節約の方向を考えざるを得ません。外食を減らして自炊の頻度を増やしたり、無駄なものを買わないよう、ひっそり生活をしています。
そんな中、先日3年ぶりに日本に一時帰国しました。久しぶりに日本に帰った高揚感を、円安が更に煽ってくれました。あらゆるものがドル換算すると『異常に』安いのです。特に大きく感じたのはホテルの値段です。アメリカでは安いとされているモーテルでも$100を超えるところがあるのに、日本では普通のビジネスホテルが$50前後で泊まれます。しかもそれがすべて清潔で安全、非常に快適な空間です。
アメリカでは正直、商品やサービスの質の高くないものが多いです。日本はおしなべて質が高く、その値段が非常に安い。ここになんだかすごく矛盾めいたもの、いびつな構造を感じてしまいます。アメリカは相変わらず世界一の経済大国であり、日本は経済的に没落の一途を辿っていると言われています。ただ、個人の感覚では、清潔さ・便利さ・安全などの面で遥かに日本の方が上なのです。良いものが安価で手に入る斜陽の国日本と、たいして良くないものが高価な経済大国アメリカ…どうしてこうなるのでしょうか。
アメリカに戻ってきてからまた急に現実に戻り、相変わらずのインフレです。それが過ぎ去ってくれるのを待っていますが、その兆しはまだありません。コロナが一見収束したかのようなアメリカですが、一難去ってまた一難といった状況です。
現地校も間もなく新学期です。また心機一転、頑張っていこうと思います。
コロンバス校
D.A.