帰国入試においてメイン科目となることの多い小論文は、とても難しい分野といえます。
そもそも、小論文といっても実に多種多様なテーマ、形式で出題されています。
・テーマ:志望学部に関連する専門的なもの⇔普遍的な課題等、専門に限定されないもの
・課題文:読解力を要する長文を伴うもの⇔数行の設問文のみのもの
・解答文:字数制限無しや1000字を超えるもの⇔ごく短いものや400字程度のものを含む場合
そして、小論文において厄介なのは、唯一無二の正答が無いことです。さらには、他の科目ならば、ある程度の別解が許されても真逆な答えが許されるということは無いと思いますが、小論文の場合は、十分にあり得るのです。
このような状態にある小論文においては、指導者の力量が大きく問われることになります。
まず、読解や記述を指導する現代文指導者的な力量もさることながら、課題として問われることの多い社会学や経済学、法学、政治学等に長けている必要性があります。
駿台国際の小論文科の教員は、まさにそのような力量を備え、専門書群の読書量も半端ではありません。
しかし、帰国してきた学生たちを見ると、残念ながら、表面的な評価、感想を述べるだけの小論文指導を受けてきてしまったと思われる事例や、小論文の書き方において正しいとは思えない指導を受けていたのではないかと感じる事例に遭遇することがあります。
そのような事態とならないために、受験学年ではない学生の皆さんには、一時帰国の際に駿台国際の小論文を受講されることをお勧めしたいと思います。
「目から鱗が・・・」
受講者の感想で一番多いこの表現がなされる理由がはっきりとわかることと思います。
(Nas)