酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

セリ、ナズナ・・・・・

2010-03-16 21:45:13 | 日記

         雪の朝(撮影:2010.3.17)


    <追記>雪の朝を迎え、トップの画像を加えてみた。
今日の天気予報は、曇りのち晴れ。もう晴れ間が見えてきた。(2010.3.17 午前9時45分)




セリ、ナズナといえば、春の七草。
後にゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロと続く。


七草が近付くと、毎年のように“セリ”を持ってきてくれたYさんが、
我が家に顔を見せなくなって久しい。
昭和60年に台所その他を増築した時、鼻歌を歌いながら電気の配線工事をするYだった。
町の体育協会や野球協会の会長、バレーボールの審判員なども務めていたので、
それらに関する事々を、夫や私にいろいろと教えてくれたものだ。
何故か相手の顔を見ないで、横っちょを向いて話していたYさん。
突然くも膜下出血で倒れて以来一線を退き、我が家にも来られなくなった。

それでも町内に火災が発生した時には、
「だんなもたいへんだな~~」とYさんから必ず電話があった。
Yさん、お元気~~?
今日はYさんのことを思い出しながら、家の近くの田んぼでセリを摘んだ。




早朝ウォーキング時に目に入った“ナズナ”
むかしむかしに摘んで食べた記憶があり、また食べてみたいなと思った。



ちょうどその日、外歩きをしていた夫が、ポリ袋をぶら下げて帰宅。
食べたいと思っていた“ナズナ”とほかに“ふきのとう”が入っていた。
近所のお姉様、Mさんから戴いたのだと言う。
袋を開くと、爽やかな春の香りが・・・う~~ん、幸せ~。

早速“おひたし”や“胡麻和え””天婦羅”にしていただく。
甘味があってこれが“ナズナ”?と思える美味しさである。
思いがけず約50年前の味に再会できた。


むしれば雑草、摘めば体に良い食材に・・・

ん?? どこかで聞いたようなフレーズ    

『捨てればごみ、分ければ資源』というのがあったわね~



 「穏」純米大吟醸 袋吊り雫酒生 ご予約受付中

加登屋酒店ホームページ