酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

団塊おばちゃん60の手習い~お茶をたしなむ~

2007-11-24 20:04:44 | 趣味
これまで、我が地区の公民館で開催された数多くの教室のうち
私が参加したものは、書道教室、編み物、刺し子、ヨガ、ストレッチ、
パソコン、英会話などがあり、
しかし、恥ずかしい話ですが、
正直言ってどれもこれも“もの”になってないのです。

そんな私が、久しぶりに参加したのは「茶道教室」です。
団塊おばちゃんが、60歳を目前にしての習い事です。

以下は、「お茶」には縁がないものと思っていた私の「裏千家」との出会いの記録です。

講師は、裏千家のM宗羽先生。
お着物の似合う素敵な先生でした。



上の写真は、初日の様子です。
基本的な動作を身につけることから始めます。
座り方、立ち方、歩き方、挨拶の仕方などを学びます。
「客」に対して、お茶を点てる人を「亭主」といいます。
両者は座り方に違いがあります。
お辞儀の仕方には「真」「行」「草」の三通りあり、相手によって変えます。
亭主には「真」、客同士では「行」という風に。
最近長く座っていることがないので、足がしびれて閉口しました。



お茶やお菓子のいただき方です。
お菓子には「主(おも)菓子」と「干(ひ)菓子」があります。
主菓子」とは普通生菓子といっているものです。
干菓子」の代表格は「和三盆」でしょうか。
どちらも自然をモチーフとしているものが多いようです。
主菓子は、懐紙の上にのせて楊枝で小さく切っていただきます。
結構難しいですよ。
一日目は和三盆のギンナンでした。転がさないよう気をつけて・・・
食べ終えたら、懐紙で楊枝を包み持ち帰ります。




お薄茶の点て方。
茶碗を左手で押さえて、右手の親指と人差し指で茶筅を持ち中指で支え、
手首のスナップを利かせて出来るだけ細かい泡を立てます。
この際、お湯が冷めないうちに早くやるのがコツです。
お湯が冷めると泡立ちがよくありません。
泡が立ったら表面だけを右へ左へとカシャカシャして泡を整え、
最後に「の」の字を書いて茶筅を取り出します。




↑盆略点前と帛紗(ふくさ)の裁き方の様子です。
これは、難しいです。
1,2回ではとても憶えられません。
先生の裁き方は、流れるようでとても美しいです。
手の動きに無駄がなく実にしなやかで、うっとりしてしまいます。
「初心者の皆さんが私のように出来たら、30年続けている私が困ります」
とは、先生のお言葉でした。



最後の日は、炉の切ってある部屋でお茶会に見立てておさらいです。
「炉」があるだけで他には何もないので、先生が一式持ってきてくださいました。

客の私たちは、ふすまを開けて入るところから始めます。
両手を突き、にじって入ります。
畳の部屋の歩き方は、非常に難しいです。頭の中が、めちゃくちゃ。

一番先の正客は、Iさん。次客はSさん。最後の「詰(つめ)」はAさん。
「詰」が、亭主に聞こえるようぱちんと音を立てて襖を閉めます。
「詰」であることの知らせのようです。



時間の関係上、亭主の先生が正客のお茶を点てて下さっている間、
別室では、私たちが、次客その他の客のお茶を点てています。
結構てんやわんやしています。



これは、交代で私が客になった時の写真です。
先生は、気配り目配りしながら教えてくださいますが、
それでも帛紗(ふくさ)の裁き方は美しいですよ。



お茶は、毎日の準備と後片付けが大事です。
開始時間より早めに行けば、先生のお手伝いをしながら学べることもあります。
片付けも同様でした。

たったの5日間でしたが、
茶道の美しさに親しむことが出来て、心が豊かになったような思いです。
上手くまとめることは出来ません。以下に引用文をのせてまとめと致します。

『お茶はあなたを美しくする』  
初歩的なけいこをしただけでも、あなたの立ち居ふるまいがしとやかで美しく、
礼にかなったものに変わっていることに気づかれることでしょう。
日常生活の中でのお茶やお菓子の出し方、態度、身のこなし、話し方など、
いろいろな面にお茶のけいこの効用がはっきりと表れてくるはずです。
点前のけいこで習ういろいろな道具のあつかいかたや手入れの方法も、
すぐに家庭生活に応用できることばかりです。
茶道は芸術の一分野と考えられていますが、それはあらゆる伝統的な芸術の
総合であり、日本の伝統文化の融合体ということもできるでしょう。茶道を
通じて、書画、陶芸、漆器、織物などに接する機会も増えます。それらに興味を
持って知識を得ようとすることも自分自身を高めることにつながります。
茶道は生活と知恵の宝庫であり、心豊かな暮らしを導いてくれるに違いありません。
 (テキストより抜粋)


尚、会津若松市の鶴ヶ城内に千利休の次男である少庵の建てた茶室「麟閣」があります。
お近くの方は、是非どうぞこちらをお訪ねになってください。


<おまけ> 先日写した我が家の庭の蔦(ツタ)です。
          


そして、最終日に私が選んだ主菓子は・・・
          


ブロろ~ぐ - BLOG INDEX -
わたしのプロフィール(リンク依頼もこちらから)




25回目の命日

2007-11-18 22:54:16 | 家族


実家の母の25回目の命日でした。
命日を○○回目と数えるのかどうかは分かりませんが、
23回忌は済んでますので、一応25回目。
因みに、25という数字は娘の年齢と同じです。
娘が生まれて丁度1ヶ月後に母が逝きましたので。

娘の年齢を数えると必ず
あれからもう25年か・・・などとしみじみ思うわけです。

実家方面に向かう途中、くっきりとした虹が・・・

↑ 国道49号線沿いで一枚目をパチリと。



↑ 二枚目は、市道に入ってから。
駅前方向ですので、右側に先日「かな書展」のあったビッグアイも見えます。



↑ 三枚目は実家のすぐ近くです。
ビッグアイの後ろ側に建設中の高層マンションが見えます。



↑ お墓から工業団地方面を。戦時中、軍の飛行場だった所です。
1962年に新産業都市に指定され、昭和40年代から多くの企業が進出してきました。
あれから40年。バブル崩壊後は撤退する企業、工場が相次ぎました。
西部工業団地もありますが、そちらはどうでしょうか。



↑ 行合寺境内の大銀杏です。
見上げると沢山のイチョウがなってました。


喜多方市長床の大銀杏はこちら

お時間ありましたら旧ブログ「山茶花の咲く頃に」もお読み下さいね。


たまご酒入荷


ブロろ~ぐ - BLOG INDEX -
わたしのプロフィール(リンク依頼もこちらから)


富士山の見える最北の山(?)日山へ

2007-11-15 23:50:34 | 趣味
朝晩寒くなりましたね。
「磐梯山にも初冠雪」だそうです。

さて、小春日和の昨日、十数年前に「富士山の見える北限の山」として紹介された
二本松市(旧岩代町)の「日山」に登りました。

   日山の詳しい情報はこちら

ストレッチ体操の愛好会に顔を出していた頃、その講師の先生が登山好きな方で、
ある時、日山へ登る計画がありましたが、家庭の事情か何かで参加出来ず、大変残念に思っていました。
この度、Tさんからのお誘いを受け、迷わず二つ返事をした私です。


地元を午前8時に出発して、約1時間後に麓の駐車場に到着です。



同行者は、元郵便局員のTさんと元教員のMさん。
どちらも私より先輩で、登山にも慣れている方々です。
6月の「はるかな尾瀬」にも行ってます。
一番体力に自信がないのがこの私です。普段、運動らしきことを何もしていません。
「日山はなだらかな山で、尾瀬よりも楽ですよ。登山というよりハイキングみたいなものです」というTさんの言葉ですっかり安心していました。

登山道を入ってまもなく、鮮やかな紅葉の歓迎を受け、
日山の紅葉は遅いと聞いていたので、凄く嬉しくなりました。






息切れがしてきた頃、休憩するには丁度いい場所がありました。



ここは、牧場です。
Tさんによると、帰りは、向こうの尾根づたいに下りるのだそうです。
水分補給をしてまたしばらく行くと、やや急な上り坂になり・・・



振り返るとこんな感じで・・・



結構きつい坂です。
額と背中から汗が流れるのが分かりました。
でも、あれっ?これだけ?と思うほどの距離でした。
ヤッケを脱いでまた歩き出します。

暇を見ながら「明るい農村」を楽しんでいるというMさんとTさん。
落ち葉が気になっているようです。
「雑草が混じってないし、これを畑に入れると凄くいいんだけどなぁ。」
「落ち葉の腐葉土ですね。」
“熊手”と“かご”があれば、掻き集められたでしょうね。


そんなことを話しながら、さらに頂上を目指しました。
写真を撮りながら、休憩しながら登りましたので、
予定よりオーバーの約1時間半掛かり、ようやく頂上に到着しました。
神社が祭られ、展望台もあります。



さて、富士山は見えるのでしょうか?





南の方がどんよりとしていて、富士山の姿は見えません。
でも、私の心には何となくうっすらと見えたような気がしたのです。

「見えましたか?」
これは、後から登ってき来られたオジサンたちの第一声です。
これだけで、話が伝わりました。
要は富士山が見えるかどうかを聞きたいんですね。
やはり皆さん「富士山」がお目当てのようです。


頂上で食べた二個のおむすびがおいしかったです。
それから、温かいお茶も梨も。
命が洗われて寿命が幾分延びたような思いでした。

帰りは、Tさんの話のようにコースが違います。



↑胎内くぐりの岩を横目に見ながら・・・

踏みしめる枯れ葉がクッションのようで、
また、カサカサと音を立ててとっても心地よく、歩くのが楽しくなってきました。
時には小走りになったりで登りより大分時間が短縮されました。

しばらく行くと眼下が開け・・・わ~~~っと感動!!


ぐるっと見渡せて、一大パノラマです。(残念ながら写真ではこれだけですが)

牧場には、数頭の和牛の姿がありました。


(黒く見えるのが和牛です)



この日、長年思い続けていた日山へ登ることが出来ました。
帰りには、これまた一度は食べたいと思っていた「みずの木」の蕎麦を食べ、
二つの願いがいっぺんに叶った幸せな日となりました。


<おまけ> パターゴルフに興ずるお父さんお母さんたち。

(小さくて見えにくいかも)


そろそろ、私も老後のことを考えなければ・・・


<追記> 2007・11・16
どうしても富士山が見たい!という方は、こちらをご覧ください。
「写真と思い出」の清遊人さんのブログです。



ブロろ~ぐ - BLOG INDEX -
わたしのプロフィール(リンク依頼もこちらから)




男心と秋の空

2007-11-08 22:05:45 | 家族


昨日から「かな書展」が始まりました。
今日は娘が受付をするというので、実家の義妹と姪を誘って出かけました。
場所は、駅前のビルの六階展示室です。



先生の作品は素晴らしいです。和服姿の先生も素敵でした。
先生の作品は、この他にも沢山あります。



生徒さんたちの作品です。
この中に、我が家の娘や娘の友達Aちゃんの作品があります。
扇形の紙に書いた作品を、京都の表具の専門店にお願いして
このようにきれいに仕上げてもらったそうです。



ここは、展示室と同じフロア。
市民プラザ内の KITe(きて)みて広場 ( Internet Corner)です。
30分間、無料でインターネットが楽しめるのです。
この数日、わがPCは不調なので、PCを見ると触りたくなります。
しかし、やりたいのは山々ですが、時間がありません。
我慢して素通りしましょう。





「女心と秋の空」(女心というものは、秋の空のように変わりやすいと言う意味)ということわざがありますが、
「男心と秋の空」(男の女に対する恋心も変わりやすい)もまたあり、なのだそうです。

私のPCは、女なのか男なのか?
実は、先日からストライキ中で再起不能とも思われた私のPC。
昨日の夕方、開いてみると・・・・・
デスクトップのアイコンが殆ど姿を消し、
残っていたのは、マイドキュメントとマイコンピュータとゴミ箱のみ。
しかもマイドキュメントの中は見事に空っぽでした。
それにアウトルックエクスプレスまでもが・・・
勿論アドレス帳も行方知れずとなり・・・

幸いインターネットは接続できましたが、お気に入りは全滅でした。
グーグル検索で「酒酒楽楽」を探し出し、
ブックマークからなんとかブログ訪問をしてました。

そして、就寝前に試しにウィルスバスターを起動させてみました。
結果は、2時間作動してウィルスゼロ。


そして、今日の午後のことです。
「かな書展」から帰るとすぐに、憂鬱な思いをしながらPCの電源を入れました。
すると・・・・・

あら、不思議!?

PCが元通りになっていたのです。そう、「元通り」です。
晴れて私の元に戻ってきてくれたのです。

アイコンもマイドキュメントもワードもエクセルもお気に入りも勿論メールもブログもブロろ~ぐも全部元気でした。

皆さん、ご心配おかけしました。
ただ今、自分のパソコンFMV-BIBULO NB50Eでブログの編集中です。

不思議なことがありますね。
焦らないでよかったと思います。

でも、これで安心は出来ません。
「もう、心変わりをしないで」と、祈るばかりの私です。


対策として、

折を見て、マイドキュメント(マイピクチャ)の整理をしようと思います。


<おまけ>  今日の夕焼け空




<追記> 2007・11・10
須賀川市内へ買い物に行く途中、空が赤々と燃えているのが見えました。
そう、今日は「松明明かし」でした。

2005年の「松明明かし」はこちらからどうぞ。



ブロろ~ぐ - BLOG INDEX -
わたしのプロフィール(リンク依頼もこちらから)




中国料理で峠の茶屋会

2007-11-04 19:19:31 | Weblog
     

昔の職場の『峠の茶屋会』

名前のいわれは・・・・・ここでは特に述べる必要もないのでカットしますね。

その『峠の茶屋会』が、昨日(3日)二年ぶりに開催され、

私もいそいそと出かけて行きました。

場所は駅前の中国料理珍萬です。

実に30年間、不定期ではありますが、途絶えることなく続いています。

会員23名中15名の出席、今回はいつもより女性の参加者が少なく、

男性陣としては、さぞかし寂しかったことでしょう。


乾杯の後、それぞれが一分スピーチで近況などを報告しました。

退職された方が多く、絵画、囲碁、写真、家庭菜園などなど、皆さん、いい余暇を過ごされています。

で、私の番が来て・・・司会者から一分間と念を押されたにもかかわらず、

来年めでたく還暦を迎えること、ブログを続けていることなどを話し、

3分は楽にオーバーしたかもしれませんね。

訳があって、自家用車で行った私です。アルコール類は一滴も口に出来ません。

なのに、何故か多くをしゃべってしまったのでした。

集合写真は、私のデジカメで私が写したものです。

シャッターを切る寸前「はい、お腹を引っ込めてください」

私自身がいつも気をつけていることをついポロリと。

これは皆さんに大うけでした。




散会のあと、数人で2次会へ。

生ビール、焼き鳥などをいただきながら、当時の話に花が咲き、

約二時間、大いに盛り上がったのでありました。

早くも次回の会合を心待ちにしている面々です。

じゃんじゃん。


前回(2005年12月3日)の峠の茶屋会はこちら





この数日間、PCと私の体調がイマイチ優れません。加えてデジカメも不調です。

PCの機嫌をうかがいながら、何とかなだめながらの投稿とコメントです。

欠礼もあるかもしれません。どうぞお許しくださいませ。 

<追記> 2007・11・5 14:15

ついにインターネットが出来なくなりました。
修理に出さなければならないようです。
約3年間、年中無休で酷使してきたからでしょうか?
メールもブロろ~ぐも出来ず、不自由を強いられております。
今、娘のPCを借りて書き込みです。
(娘は、今頃栃木県の益子陶器市でブラブラしていますので。)
無事回復するまで、皆さんのブログへは、
娘のPCを借りられる時にちょこっとお邪魔させていただきます。


ブロろ~ぐ - BLOG INDEX -
わたしのプロフィール(リンク依頼もこちらから)






かな書展のお知らせ

2007-11-01 14:10:42 | Weblog
かな書展のお知らせです。


第4回
 かな書展ーすみに舞うー

日 時 : 2007年11月7日(水)~11月11日(日)
      (午前10時から午後6時30分まで 最終日は午後5時まで)

場 所 : 郡山駅前 ビッグアイ(6F展示室)

主 催 : 春泉かな書道研究会

連絡先 : 国分春泉 Tel 0248-76-5905