若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

宮崎・都城に行ってきました

2006年02月16日 | 同友会の十四代目
宮崎同友会の2月県例会で報告をしてきました。

宮崎は都城を訪ねたのはこれで3回目です(以前は霧島食品工業の谷口社長をお尋ねしました)。久留米から高速バスで2時間半、意外と近い。お迎えに来ていただいたのは「くろき製茶」の黒木社長。黒木さんは革新的かつ気鋭の経営者であり、優しい眼差しと爽やかな笑顔を持つ紳士。僕のJCでの先輩でもあります(宮崎ブロック長も歴任)。

そんな黒木さんのご配慮で「霧島酒造」を見学させて頂きました。
企画課の栗野さんに丁寧に説明を受けました。都城市の町中にある工場敷地は広大で、先進的であり長期ビジョンに立った施設つくりが進められています。なかでも印象に残ったのは「地域に開かれ、地域に還元される施設」であることです。

ビーチバレーやグランドゴルフの公認コートがあったり、野球場まで敷地内にあるんですよ。しかもそれらは無料で地域の方々に開放しているとか。コンサートホールや料理教室やアトリエなどの文化施設もあります。見ているだけでも、そこまでやるか?と思う設備の数々。驚きです。

徳本生産本部副部長にはプラントの説明をして頂きました。
原料へのこだわり(100%南九州産芋)からその原料処理までの流れはお見事。芋生産者と霧島酒造の関係は若竹屋が目指すところとまったく同じで、それが具現化されたものでした。若竹屋が一日かける製造工程を一時間でできる設備には口を開けて見るだけでした。

その後、黒木さんの経営するカフェへ。
「ウチの家業は製茶業。ペットボトル茶の増加でお茶の生産量も増えた。だけどリーフの緑茶の販売市場は減少している。僕はこれを何とかしたい。本来のお茶の持つ素晴らしい文化や楽しみ方、心の癒しなどを広めたいんです」

そのために黒木さんはこれまで様々な事に取り組んで来られました。経営革新のための勉強量と活動実績は圧倒的で、穏やかな口調の中に確たる自信をうかがわせます。近い将来、福岡市へも緑茶カフェの展開をするという黒木さん。ああ、もう兄貴と呼んでもいいですか…。

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