若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

e-まち懇談会に出席しました(西日本新聞)

2006年02月08日 | 載ってる十四代目
今日は西日本新聞にNTT西日本のスポンサードで掲載されている「e-まち懇談会」の取材を受けました。

NTT西日本の高江洲支店長をコーディネーターとして、6人のメンバーが座談会形式でまちづくりについて熱く語り合いました。ものすごく刺激のある素敵な時間でした。

飯塚井筒屋の井上社長は「百貨店が地域活性にになう役割の重要性」について熱く語られました。「早起き百貨店」と銘打って午前9時30分から開店するに至ったエピソードには、地方商店街が抱える課題へ挑戦する姿勢と志にあふれていました(僕も西武百貨店出身なだけに共感!)。

博多織の生産販売をしている「千年工房」の岡野社長とは旧知の間柄。昨年は「博多織21世紀ジャパンブランドプロジェクト」として九州大学と産学連携の活動を展開。そこで十四代目も「和音座談会」に参加させて頂きました。伝統産業といわれる博多織に新風を吹き込む活動を楽しくやっている岡野社長。あいかわらずのエネルギーが素敵でした。

福岡いのちの電話」事務局長の五斗さんのお話は心打たれました。いま全国の自殺者が3万人。自殺未遂から志願者まで含めると10万人以上の人が生きることに悩んでいる。その方たちのお話を「聴く」だけでも救いになるのではないか。24時間受け付ける「いのちの電話」にかかってくる電話は昨年、福岡だけでも24000件だそう。五斗さんの穏やかな話し振りと自愛に満ちた笑顔に、一同が耳を傾けました。

写真家であり書家でもある四宮佑次さん(ART STUDIO主宰)のお話しは世界を股にかけた活動の経験から日本とは、日本人とは、を考えさせられました。じつは先日、JR九州の社内誌「プリーズ」の取材で来られた松隈カメラマンの所属事務所の社長と聞いてびっくり。さらに「私は一昨日、若竹屋さんに取材で撮影に行ったんですよ」と四宮さん。ご縁です。

そして落語家川崎亭好朝こと吉田大作さん。県営英彦山青年の家の社会教育主事というお堅い仕事(?)につきながら、アマチュア落語家として活躍されています。父・伝兵衛が「青年の家」でワークショップをした事もあり、またもやご縁が発覚。もうすぐ本業の小学校の先生に戻るそう。こんな先生なら子どもは幸せだよね、と思える楽しい方でした。この日は話が教育問題に及ぶことが多く、「居心地悪いですねぇ(笑)」と苦笑いされていました。

素敵な方との出逢い。
つきない会話。
穏やかになる心。
こんな時間はいくらあってもいいなぁ。