若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

骨髄バンク支援事業 sujibon編(5)

2004年07月07日 | 骨髄バンク支援
 
朝礼で若竹屋の就業規則の変更についての了解をスタッフに求めました。「骨髄ドナー特別休暇制度」についての説明をし、これを就業規則に盛り込みたい、と。話し終えたとき、思いがけずみんなから同意の拍手があがりました。「いいですね、賛成ですよ」との声も上がりました。

「ちょっといいですか?」と製造部の田籠さんが手を挙げました。 「自分の知人に、お子さんを白血病で亡くされた方がいます。僕ら仲間でドナー登録もしました。けどイザというとき、勤め人は会社を休めるかという不安がやっぱりありました。だから、こんな取り組みをしてくれてとても嬉しいです」

僕は声にならず、うなずきました。本当にありがとう。快く同意してくれた素敵なスタッフたちと一緒に仕事が出来て僕もとても嬉しいです。

この制度は「ドナー登録」を強制するものではありません。しかし若竹屋に勤めるみんなが関心を持ち、その制度を活用できる人がひとりでも現れることを願っています。職場はただ生活のための給与を得るところではなく、我々は仕事を通し、人生を豊かにするための価値を得てゆくのですから。

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