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(ども 火星人です。レイシストお断り)
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フェミニストで有名な上野千鶴子氏ですが、のりこえねっとの共同代表でもあるのですね。
今回は中日新聞での発言なのかな。

マーク・ウインチェスター氏のツイから
mark tw
写真の新聞紙面です。
まず、この発言から。
「移民を入れて活力ある社会をつくる一方、社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか、難民を含めて外国人に門戸を閉ざし、このままゆっくり衰退していくのか。どちらかを選ぶ分岐点に立たされています」

批判(非難)している人は、わりと細かいところを批判(非難)している印象。まあ、みんなが正しいとは言いませんが。
非難が出たので擁護する人も出ていますが、擁護している人はあまり細かいところは見ていないか、あるいは、現状把握の問題か。
もちろん、批判もずれたものはあるでしょうから、それに対するものというのはあると思いますが。

根本的には国の出生率を上げるとか抜かす方針がアホだと言っているのであってそこはおかしくないです。
ただ数字目標だけ挙げて、やっていることは真逆の国の方針は本当にどうしようもないわけで。
でんでん君がしきりに成長(戦略)とか言っているので、それに対するカウンターとして「衰退」であるとするなら、それはそれで面白いのですが、そのあたりの意識があまり感じられないのですよね。

とにかく「社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか」という部分がさっぱり。圧倒的に駄目なのはこの部分なのですよ。
わたくし、時々言っていると思いますが、日本における定着居住外国人の犯罪は日本人よりも人口比で明らかに少ないです。
犯罪白書を見ればわかります。移民が治安を悪化させるなんてどこのネトウヨだよ、という話なのですが。
そういう話でないならば、なぜ治安が悪化するのでしょうか。移民が増えるとレイシストが発狂してヘイトクライムが増えるからですか?
「社会的不公正と抑圧」については中身がわからないとコメントのしようもないですが、かなり意味不明。

「このままゆっくり衰退していくのか」という部分はまあ、別に衰退するのはぼくらの自由だけども。
「みんな平等に穏やかに貧しくなっていけばいい」とありますね。
再分配については言及しているので、それが条件なのでしょうけれども。
もちろんアベ政権みたいなどうしようもないのが続く限り無理です。
上野千鶴子氏が今の日本をどのくらい豊かな(あるいは貧しい)国と見ているか、測りかねますが、
擁護する人の中には、平等に貧しくなるのはスウェーデンとどう違うんだなどというかたも。
スウェーデンの一人あたりのGDPは5万ドル。
日本のそれは、3.2万ドル。
おそらく、日本は豊かな国だと勘違いしている人たちがいらっしゃるようですが、違います。
しかも日本のこの数字は異様な長時間労働の挙句に、ですからね。

人口が減ってじわりと衰退していく。その中で再分配をきっちりやるという発想ならそれは悪くないと思います。いや、再分配がきちんとできれば実際には人口がじわりと減っても衰退しないと思いますが。
静かに墓場だらけのイスカンダルのような国になってゆっくりと消滅して行く。衰亡するならガミラスよりはイスカンダルのほうがよいでしょう。でも放射能除去装置がないとね。
今のままだとガミラスになりかねませんからね。というか現政権とその支持者は、ガミラスになりたくて仕方ないのでしょう。
それはともかく、「日本人は多文化共生に耐えられないだろう」であるとか「社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか」という記述は、現状もあまり把握しているとは言えないし、のりこえるきがないねっとの共同代表なのかしらん、という気がしますね。
そりゃまあ、日本に来てアイヌ民族の研究をしているイギリス人のマーク・ウインチェスター氏はぶちっとキレるでしょう。

移民を受け入れないということではなく、人口が減って行く面は仕方ないというよりも別に長期的に見てさしたる問題ではないですね。
人口増えたって日本の国土も資源も増えない。減った方が一応一人あたりの国土や資源は増えますからね。
もっとも資源は知れてますが(笑)

いや、なんというか、移民が入ってくることによる「社会的不公正と抑圧」とは具体的に誰が不公正に苦しみ誰が抑圧されるのか、文章を読む限りでは不明ですが、そこをなんとかするのが「のりこえねっと」のような存在ちゃうんかと。
今、日本に住んでいる外国人は、抑圧されている人が結構いると思います。当然、わかってますよね。
現状の大きな問題を是正する意識も薄いなかで衰退していくとか平等に貧しくなどといっても、それは何の希望も感じられないでしょう。

1970年ごろ。
Elton John - Levon

Elton John - Tiny Dancer

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まとめのまとめです。
「でんでん現象」のポイントは、それが存在している間は、認識できないと言うことですね。
「しつびょう(仮)」ではなくて「しつびょう」の場合、「疾病」という漢字が「しつびょう」とは読まないということを知った瞬間に、当然「でんでん現象」ではなくなるわけですね。
あるいは、「しつびょう」とは読まないのではないかと疑いをもった時点で思い込みではなくなるわけですから、やはり「でんでん現象」ではなくなりますね。
それが存在している間は認識できず、それが消え去った時に初めて認識するという現象、存在。
「ああ、おれは今まででんでんだったんだ~」というのはちょっとショックですが。

裏返すと、幻のようなものとも言えますね。
それがそこにあると思っているのは実は自分だけだったというような。
(自分だけではなくてもいいのですが)

シックスセンスがわかりやすいのかな。(あ、見ていない人がいたらごめんなさい)
あの場合は、そもそも自分が存在していると思い込んでいたというところが味噌ですが。
もっとも、気がついても消滅はしませんでしたけど。

これとは違って、無いものをあると信じる人達というのもありますね。
某宗教の霊言であるとか、日米同盟という信仰でもいいですが。
同じ幻を見ている人たちがいるので、割と心強く感じたりするのでしょうか。
あ、ネトウヨはみんなで「云々」を「でんでん」と読むことにしてはどうだろうか。
新たなでんでん現象の幕開けとか、ありそうですよね。今の日本なら。

幽霊的な意味で。
Righteous Brothers - Unchained Melody

1970年ごろは
Sympathy for the Devil
ストーンズで。

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