頭のトレーニングの要素もあります。
今日の日本語(2)講座は…
1) 2画の漢字をできるだけ多く書き出す → ある程度書き出したら、ひとりずつ前に出てきて順番に書いていく
2) 3画の漢字を 〃
3) 部首「きへん」の漢字を 〃
4) 作文表現
を行いました。本日、午後2講座の参加者4名。(※)
◇漢字30分
◇作文表現 記入6分 発表5分
前方のホワイトボードが見えますか?
言われたらそのとおりですが、「2画」の漢字を並べた後で、その漢字に「何か一本(≒一画)書き足してみる」と工夫した話を教えてくれました。
また、部首で「木へん」も…
「春夏秋冬」と隣に書いてみた、とのこと。
「椿」つばき
「榎」えのき
「柊」ひいらぎ
「あれ?秋は?」
…私含めて、今日参加のみんなは「木へんに秋」を書く漢字を知りませんでした。
さっき調べたら、 「楸」(ひさぎ)という植物の漢字が出てきました。
「木へん」の漢字も、次々登場。
最初は皆に前に出てきてもらい、順番に書いてもらいましたが後半は座ったまま、漢字を説明してもらって私が書き取りました。
これはこれで、表現の練習にもなります。
例えば…
「木へんに春」→「椿(つばき)」 →すかさず、「あ、シャンプー」という声も聞き漏らしておりませんよ~。連想ゲームなら正解!
「きかいの機(き)、そして械(かい)」…「マシーンの方ですね?」…「そうです」
などなど。
ひとつ、素敵な表現を聞きました。
「木へんに、こう、なんていえばいいかな?(と手で空に書いている) これこれ。」とこの時は書いた字を見せてもらいました。
「朽」
あーあー、「朽(く)ちる」という字ですね。
「この字は使ったことがないかもしれない」というメンバーもいらっしゃり、
「『不朽(ふきゅう)の名作』というように使います」と例を。
『不朽』」ってどんな意味?
…ニュアンスは何となく伝わるけれど、わかりやすい意味の説明が見つからずにおりました。
「『朽(く)ちない』、ですね。」とフォローしてくれるメンバー。
確かに、そう。
するとまた別のメンバーが言いました。
「『色あせない』という意味では?」と。
…いいですね~。
詩的な表現。
思わずホワイトボードに書き留めました。
(→後で辞書で調べたら、「後世にのこるような」とのこと。「色あせない」の方がいいな。流れゆく時の経過をつつみこんでいるような雰囲気がします。)
4)作文表現
ここ何回かは、職業興味を検査するカードを使って作文表現。
トランプをひくように、ランダムに引き当てた職業を、その言葉を使わずに表現する。(=その単語を知らない人に内容を教えるつもりで…)
さて、この下の2枚の職業は何を表しているでしょう?
この2枚、前回の作文時にもメンバーがひきました。
カードはこれだけあるのに…↓
同じ人が同じカードを引き当てた時には変えようと伝えましたが、それは別の人が別の物を。
それが、この写真の下段2つ。
◇稲作経営者
◇電車運転士
ただ、同じ言葉でも表現の仕方が違っていてとても興味深いものです。
お互いの内容を聞いて、感心して思わず拍手もでてきます。
16時までの午後2の講座。
頭のトレーニングになりましたか??
おつかれさまでしたー。
いずみまさこ