東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

桐蔭学園高校野球部 早見和真と高橋由伸

2020-02-15 | 桐蔭学園






 桐蔭学園高校は創部5年目で硬式野球夏の全国大会甲子園に初出場、初優勝した。1971年昭和46年のことだ。

 今年1月のある日、何気なく見ていた新聞記事で目にとまったのが作家の早見和真氏の記事だ。早見さんは小学6年のとき、彼の野球の才能が際立っていたので、推薦で桐蔭中学に入学し野球部に入った。「自分がプロになれないなら誰がなれるのか」と、そこそこ才能があると人に褒められる野球少年の誰もが抱く傲慢な気持ちでいたそうだ。彼が中学2年のとき、同じ敷地内にある高校野球部の練習を見に行き、そのとき高校1年から入部してきた新人の素晴らしいバッティングを見て度肝を抜かれたという。その高校生が卒業して慶応義塾大学野球部の主軸となり、ジャイアンツに入団した後も4番など打線の中軸となり、最後は監督にもなった高橋由伸さんだ。

 その後、早見和真さんは野球の道には進まず作家になり、小説を発表していくのだが、最初のデビュー作の出版で紀伊国屋新宿南店に行ったときその重圧で、ああ、またニセモノだとバレるのか、と感じたという。

 実はボクも中学1年のころに同じような感情を持ったことがある。若気の至りというか子供の思い込みというか冷や汗ものだが、自分では球が速いと思い込みプロにでもなれそうな気がした。しかし、いつだったかボクらの試合が終わったあとの他校の中学の試合で、確か明石の錦城中学から明石商業へ行った武田さん?の目の覚めるような一直線のホームランに衝撃を受けたことがある。もちろんボクの感情は、早見さんが高橋由伸さんの存在に受けた衝撃とは比較にはならないと思うが・・・。

桐蔭学園高等学校: 1964年昭和39年4月創設。進学実績ピーク1992年東大合格者114人。

高橋由伸: 1975年4月3日生 桐蔭学園高校、慶応義塾大学を経て読売ジャイアンツ入団、中軸を打ちコーチ、監督、現在は読売ジャイアンツ球団特別顧問、野球解説者。

早見和真: 1977年生 桐蔭学園出身2008年「ひゃくはち」で作家デビュー。日本推理作家協会賞。

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