「ロサウィオはボート選手のトレーニングについて述べ、予備速度能力の育成が極めて重要な意義を持つと言っている。彼の言う予備速度能力とは、短区間(ボートでは500m)についてみられる最大速度と全距離(1000m)通過の際の短区間距離に対する平均速度との差を意味するものである。彼の見解によれば、区分距離を何回も通過させることにより、予備的な速度維持能力を作るように努めた。
競技会のための準備的トレーニングの構成内容では、疲労の到来が必然的であるため速度の予備能力を作り上げることは不可能であった。
それ故に彼の速度育成のトレーニングの一つは、500mの区分距離を2つ以上越えないようにし、その間の休息は次の500mダッシュの際の疲労のため途中で速度の落ちることのないように十分とらせることを激励している。」
競技会のための準備的トレーニングの構成内容では、疲労の到来が必然的であるため速度の予備能力を作り上げることは不可能であった。
それ故に彼の速度育成のトレーニングの一つは、500mの区分距離を2つ以上越えないようにし、その間の休息は次の500mダッシュの際の疲労のため途中で速度の落ちることのないように十分とらせることを激励している。」