オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

笑う入院

2011年12月07日 00時06分58秒 | アッパ君の話
「笑う」と題しましたが、まぁ笑えません。

でも、うちにとって普段は存在感のないアッパ君ですが、この一大事、記録には留めておきたいので、あえて書かせていただこうと思います。




「アッパ、病気やねんやんかぁ」

「ふうん。おやすみ、アッパ

; ̄ロ ̄)!!

いやいや、そこで言うたらあかんやろ!



こんな残念な反応の娘りんこの声を背に、アッパ君が1泊2日の検査入院に行ってきました。

足の付け根に針を刺し、造影剤を入れて脳の血管撮影をするのが主な目的です。

入院する前の日から、病院では1日安静なのを気にして、そわそわしていたアッパ君。

前回、ケガで入院したときもそうでしたが、おしっこを採ってもらうのを極端に嫌がってました(笑)

「オンマやってな。な。」

「何でぇ?慣れてる看護師さんにとってもらったらえーやんか!」

「…反応してもたら困るやん」

…ほんま、あふぉでございますです。はい




その上、今回は一部剃毛まで

アッパ君と同年代っぽい看護師さんが、慣れた手つきでジョリジョリ剃ってくれたのですが…

「結構ギャランドゥですね。あはは」

ってこれ、どーなん?!



まぁ、そんなこんなで脳血管撮影は2時間ほどで済みましたが、やはり丸1日安静で、看護師さんには結局1回だけおしっこをとってもらったんです。

「よかったなぁ。どないもなかったやろ?」

看護師さんが出て行ったあと聞いてみると

「見とったやろ?あの看護師つまんでんで

いやぁ、彼のヘコみようはハンパなかったです(爆)

それ以降、私が帰ったあとは、おしっこは自分でとった後、看護師さんには処理だけを頼んだというから驚いたというか呆れたというか…





まぁ、そんなこんなで肝心な結果なんですが



う~ん、これを見ただけでは素人はイマイチよく分かりません

ところが、先生いわく「利き腕」があるように脳にも「利き脳」のようなものがあるらしいのですが、アッパ君の場合それがよく分からないので、後日もう1度MRIを撮りに来て下さい、とのことでした。

そうして2度目のMRI撮影をした結果、アッパ君の「利き脳」は両方だったことが分かりました。

つまり、言語野(言葉をつかさどる神経)が両方にあるということらしく、ますますアッパ君の血管奇形は

「できればあんまりイジリたくないなぁ」という位置にある、ということらしいのです



で、どうやってこの血管を取り除くのか。

ほっとくとどんどんこの血管は膨らんで、破裂したら終わりです。

手術できればいいけど、先ほど言ったようにそうそう簡単にはできる場所ではない。

で、カテーテルで塞栓していってから手術なり放射線治療なりに移るのがベターなんじゃないか。

ただ、手術はできる、ガンマナイフ(放射線治療用装置)もここにはある。

でも、塞栓術ができる医師がここにはいない。

紹介状を書くので、大学病院に行って診てもらうように。




…という説明を今日、聞いてきました。

病院から帰って、息子を道場へ連れて行こうとしたら、バッテリーがあがって動かない

しかたなく、空手は断念し、まだ茫然としているアッパ君を連れてスタンドへ。

バッテリーを交換してもらう間、ぼーっと二人でコーヒーを飲みながら

「あぁ、こりゃこんなアッパ君を置いては行けなかったな。これは『今日は名谷へは行くな』という意味やったのかも知れないな」

と、ふと思いました。




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