オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

頑張ったね。

2008年08月17日 22時44分04秒 | 息子の話
 盆休み、最終日は、息子の試合だった。

 ここ数日、オリンピックや高校野球観戦が続いていた。

 特に、北島康介選手の2冠達成に、感動を覚えずにはいられなかった。

 彼や、他のオリンピック選手達がメダルを獲得するまでの道のりをテレビで見るたび、私は彼らの向こうに、自分の息子を重ねてみる。

 「カブる」と言ってしまうには、あまりにもおこがましいが…

 そして、息子に言うのだ。
 「北島はな、『コイツに勝てるかな、と思った時点で負ける』って言ってたで。あんたも、相手に『勝てるかな』ではなく、『勝ってやる』と思わんと勝たれへんで」
 「何のスポーツでも一緒やけどな、『勝ちたい』っていう気持ちが強い方が勝つんやと思うで」

 でも、私が熱く語れば語るほど、息子は無関心を装うのだった

 練習は、週3日。
 いつも連れて行って見ている私とは違い、普段の練習を見ないアッパ君にとっては、試合の結果が全てだ。
 「もう、今回入賞せんかったら、アイツには空手のセンスがないとしか言いようがないなぁ」
 そう、3月から続いていたスランプも、悩みの種だった。

 ゼッケンの背番号を付けるときも、観覧席で座っているときも。
 私が彼の為にできることは、何も無い。
 ただ、祈るだけ。

 どうか、今までの彼の努力が報われますように。

 形競技は、2回戦敗退。まぁ、これは、仕方が無い。
 さて、問題の組手競技は…
 反則は相変わらず取られてはいたが、それ以上にポイントも着実にとっていき、3回戦までストレートで勝ち進んだ。
 あと1回勝てば、ベスト8(入賞)というところで、惜しくも敗退。

 かろうじて、1回戦負けだけは、まぬがれた

 1週間練習がなく、その上、熱は下がったものの、まだ鼻水をズルズル言わせていた息子だったが、よく頑張ったと思う。

 よぉし、オンマも明日から仕事、頑張るからねっっ