盆休み、最終日は、息子の試合だった。
ここ数日、オリンピックや高校野球観戦が続いていた。
特に、北島康介選手の2冠達成に、感動を覚えずにはいられなかった。
彼や、他のオリンピック選手達がメダルを獲得するまでの道のりをテレビで見るたび、私は彼らの向こうに、自分の息子を重ねてみる。
「カブる」と言ってしまうには、あまりにもおこがましいが…
そして、息子に言うのだ。
「北島はな、『コイツに勝てるかな、と思った時点で負ける』って言ってたで。あんたも、相手に『勝てるかな』ではなく、『勝ってやる』と思わんと勝たれへんで」
「何のスポーツでも一緒やけどな、『勝ちたい』っていう気持ちが強い方が勝つんやと思うで」
でも、私が熱く語れば語るほど、息子は無関心を装うのだった
練習は、週3日。
いつも連れて行って見ている私とは違い、普段の練習を見ないアッパ君にとっては、試合の結果が全てだ。
「もう、今回入賞せんかったら、アイツには空手のセンスがないとしか言いようがないなぁ」
そう、3月から続いていたスランプも、悩みの種だった。
ゼッケンの背番号を付けるときも、観覧席で座っているときも。
私が彼の為にできることは、何も無い。
ただ、祈るだけ。
どうか、今までの彼の努力が報われますように。
形競技は、2回戦敗退。まぁ、これは、仕方が無い。
さて、問題の組手競技は…
反則は相変わらず取られてはいたが、それ以上にポイントも着実にとっていき、3回戦までストレートで勝ち進んだ。
あと1回勝てば、ベスト8(入賞)というところで、惜しくも敗退。
かろうじて、1回戦負けだけは、まぬがれた
1週間練習がなく、その上、熱は下がったものの、まだ鼻水をズルズル言わせていた息子だったが、よく頑張ったと思う。
よぉし、オンマも明日から仕事、頑張るからねっっ
ここ数日、オリンピックや高校野球観戦が続いていた。
特に、北島康介選手の2冠達成に、感動を覚えずにはいられなかった。
彼や、他のオリンピック選手達がメダルを獲得するまでの道のりをテレビで見るたび、私は彼らの向こうに、自分の息子を重ねてみる。
「カブる」と言ってしまうには、あまりにもおこがましいが…
そして、息子に言うのだ。
「北島はな、『コイツに勝てるかな、と思った時点で負ける』って言ってたで。あんたも、相手に『勝てるかな』ではなく、『勝ってやる』と思わんと勝たれへんで」
「何のスポーツでも一緒やけどな、『勝ちたい』っていう気持ちが強い方が勝つんやと思うで」
でも、私が熱く語れば語るほど、息子は無関心を装うのだった
練習は、週3日。
いつも連れて行って見ている私とは違い、普段の練習を見ないアッパ君にとっては、試合の結果が全てだ。
「もう、今回入賞せんかったら、アイツには空手のセンスがないとしか言いようがないなぁ」
そう、3月から続いていたスランプも、悩みの種だった。
ゼッケンの背番号を付けるときも、観覧席で座っているときも。
私が彼の為にできることは、何も無い。
ただ、祈るだけ。
どうか、今までの彼の努力が報われますように。
形競技は、2回戦敗退。まぁ、これは、仕方が無い。
さて、問題の組手競技は…
反則は相変わらず取られてはいたが、それ以上にポイントも着実にとっていき、3回戦までストレートで勝ち進んだ。
あと1回勝てば、ベスト8(入賞)というところで、惜しくも敗退。
かろうじて、1回戦負けだけは、まぬがれた
1週間練習がなく、その上、熱は下がったものの、まだ鼻水をズルズル言わせていた息子だったが、よく頑張ったと思う。
よぉし、オンマも明日から仕事、頑張るからねっっ
きっと、男の子だもん、くそぉ~と思っても泣かないのよね。
私の無鉄砲なお友達(今は、板前さん)も、小さいころから、空手してて、大きな病気になったのに、止めなくて。鬼のよう練習してたみたい。
その気合いが病気も飛ばしちゃった!!
ほんとに息子さん、良く頑張ったと思う、私も
ほんとは、ベスト1の頑張りだ~~
けろろさんの優しい気持ちもジーンとくるわっ
一緒に練習ついていって、日ごろの練習を見ていた私は、「ベスト1の頑張り」と思えました。
とは言え、ああいう大会に行くと、上には上がいるし、みんなもっと努力してるんだろうなぁ、って思います。
幼い頃に前向きになれる経験一つでも多くさせておく事が大切・・・・・と今頃分かった私です。
うちの息子。
19歳にして世の中舐め切っている。
最近では大学受験。
如何に楽して合格するか・・・。
そんなことばかり考えていた。
ね、唖然でしょ。・゜・(ノД`)・゜・。
今の時代、親が全てお膳立てするのが当たり前のようになっていますが、チャチャさんとこのお子さんたちは、自分で道を切り開く力が、ちゃんと備わっています。
素晴らしい!
いつも、私のお手本です