オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

ギャング・エイジのバロメーター

2008年07月18日 12時46分37秒 | 息子の話
 昨日、息子が帰宅して一番に言った。
 「今日な、児童館のガラス割ってしまってん」
 
 何でも、小さい磁石を投げて遊んでいたとの事。
 「誰もケガせんかったん?」
 「うん、ケガはしてへん。」
 とりあえず、息子を連れて児童館へ行った。

 事務室には、館長先生と、女の先生がいた。
 「何か、ガラスを割ったそうで…申し訳ございませんでした」
 頭を下げると、女の先生は
 「あ、自分で言ったんですね。」
 と、淡々と言った。
 先生は、事の成り行きを説明し、
 「最近の○○君の態度には目に余るものがあったので、今回のことも含め懇談したいので、お電話しようと思っていたところです」



 息子は、定期的に不安定になる傾向がある。
 少し乱暴な言葉使い、友達とのトラブル、乱雑な字…
 それは、息子が私に出しているサインだと思っている。
 
 最近、怒りすぎていないか。
 ちゃんとかまってやっているか。
 
 いくら、お兄ちゃんでも、まだ3年生なのだ。

 そういえば、最近、アッパ君のケガや、1年生になったばかりの娘にかまけて、
 「お兄ちゃんは、大丈夫」
 と、安心しきっていたのかも知れない。
 大丈夫なんかじゃないのに。
 いっぱい頑張っているのに。

 私は、息子を抱きしめ、謝った。
 「ごめんな、ごめんな。オンマが悪かったな。
 言いにくいこと、ちゃんと言って、えらかったな。
 誰もケガせんで、ほんまによかったな」


 その瞬間、息子は号泣した。
 「ごめんなさい。ごめんなさい。」
 こんなに泣く息子を見たのは、いつぶりだろう。
 ぼぉっと、そんなことを考えた。

 3年生は、「ギャング・エイジ」と呼ばれ、扱いにくくなる。
 児童館の先生達も、苦労が絶えないことだろう。
 しかし、本人の目の前で「目に余る」って、何言ってくれるんだ
 母親に勇気を出して自分で言ったことも、もうちょっと褒めてほしかった

 とかく、民営になってからは、先生達の評判がよろしくない。
 息子曰く
 「児童館でストレスが溜まるねん。乗ったらあかん、跳んだらあかん、走ったらあかん、暴れたらあかん、大声出したらあかん。やることなすことあかんって。何したらええねん。それがイヤでみんな辞めていってんで」

 たくさんの児童を預かる身としては、トラブルは未然に防ぎたいし、そうなるとおのずと3年男子にしわ寄せが行くのは仕方のないことだけど。

 まぁ、今回は、完全に息子に非がある。
 こんなことでメゲてちゃ、男の子の親はつとまらない。
 頑張ってしぼられてきます