オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

「バカ親」やってみた。

2008年07月10日 23時49分09秒 | オンマの話
 毎朝、井戸端会議しているメンバーのHさんは、長男坊が1年生になって、心配なのか、ほぼ毎日、学校へ行っているらしい

 学校は、家から徒歩3分の場所にある。

 心配なのだろう。フェンスから、毎日覗いているらしい。
 いいなぁ。羨ましいこって

 でも、私は、行事以外で学校に行ったことは、滅多にない

 先日、娘が給食当番初日だったせいか、マスクを持っていくのを忘れていた。

 「アホやわぁ」
 私がつぶやくと、Hさんが言った。
 「じゃぁ、お仕事行く前に行くの?」
 は?

 どうやら、教室まで届けに行ってあげるのを前提で話しているようだ。

 当然、持って行きませんでした

 何で、そんなこと、してやらないといけないのさ。
 私は、前日も、当日の朝も、ちゃんと「声かけ」はしましたよ。
 それでも準備しなかった、彼女が悪いのだ。
 持って行ってやると、忘れ物をしても、「オンマが持ってきてくれるわ」と思うようになってしまう。
 「忘れると、困るのは自分だから、忘れ物をしないよう、ちゃんと準備しなきゃ」と、自分で気づかせないといけないと思う。

 第一、私が小学生の頃は、そんな親いなかったぞ
 帰宅した娘は、一番にマスクを給食袋に入れて準備していた。
 そうそう、それでいいのだ

 ところが。
 昨日は、初めて、その「学校へ届け物」なることをやってみた

 ブツは、息子の水泳帽。

 息子と娘を送り出し、洗濯物を干して家を出ようとしていた矢先のことだった。

 水泳帽を忘れた子は、プールには入れない。
 ただでさえ、短い期間の水泳学習。
 毎日のようにプールがあり、帰って来るとすぐに洗濯して干しておくのだが、その関係で、プールの準備は朝に慌ててすることが多い。
 そして、運が悪いことに、この日は毎年行う着衣水泳の日だった。
 ※ウチの学校では、毎年やっている授業。服を着た状態で水に入るとどうなるかを体験させ、池や川での事故防止を目的としているようです。

 むむむ…
 しゃーない。仕事行くついでに持って行ってやるか。
 今日だけやぞ~

 学校へ着くと、朝会中で、全校生徒が運動場に並んでいた。
 もう、教室持って行ってやれ!
 私は、本館と教室のある北校舎の間の廊下を全力疾走した

 すると、私のほうにダッシュして来る人が…

 はうあっっ教頭だ何で?

 そして、気づいた。
 父兄は、学校に入るとき、腕章と名札を付けないといけなかったのだ
 身元不明のおばはんが、教室に向かって走っていたら、そらビックリするわな…。

 「何か…?」
 驚きと、いぶかしげな気持ちが混じってるであろう声で、教頭が聞いてきた。
 「あ、あの…これ、3年○組の○に渡して下さいますか?」
 「はい、確かにお預かりしました」

 ホウッと一息つき、また校門の方へ帰る道すがら、同じように子どものものを持って出入りしている母親の何と多いこと!!

 何なんだ?コイツらを「バカ親」と思う、私がおかしいのか…?
 
 どうであれ、私はこんなこと、もう二度といたしません
 子ども達に、前日チェックを徹底いたします