ハイバリーの壁
プレミアディビジョン第29節
グレートブリテン 2-0 ポーツマス
(得点) 31分 ダレン・ベント(グレートブリテン)
45分 ダレン・ベント(グレートブリテン)
(警告) 39分 チャールズ(グレートブリテン)
50分 スチュアート・ジョンソン(ポーツマス)
(契約更改)
DF スティーヴン・マクマナス(34) 2億2000万→3億4800万(2年)
ヨーロピアンリーグ第2戦の数日前、フィジカルコーチであるロバート・マクファーソン超音波療法でパーカーの肉離れは完治し、ハイバリー戦に間に合った。勿論、ボランチで即スタメン出場する。
ヨーロピアンリーグ1回戦AWAY
初戦は1-1で引き分けた。この試合で1点でも取らなければグレートブリテンは敗退する。
ハイバリーは縦パスからアンリにボールが渡るも、モーアがカット。
チャールズとフィリップ・センデロスが競り合い、センデロスがファウル。蹲るチャールズだが、すぐに立ち上がる。
「なに、大したことは無い」
ダレン・ベントが苦し紛れにシュートを放つも、ふかしてしまう。
そして24分、グレートブリテンはPKを与えて失点。先制を許すが、同点に追い付けば状況は互角だ。
グレートブリテンはダレン・アンブローズが意表を突くシュートを放つが、ジャニングが態勢を崩しながらも弾く。
それでも、CKでなおもチャンス。ジョージ・マッカートニーがヘッドに行こうとするも、読まれてクリアされた。
ハイバリーはアンリがミドルシュートを放つも、バングが弾く。CKからのヘッドもバングが防いだ。
早く同点に追い付きたいグレートブリテンだが、パスをカットされて逆に反撃を受ける。アンリとバングが1対1となり、絶体絶命。これ以上失点はしたくない。バングは体に当てて止めたものの、CKでピンチは続く。ショートコーナーは流れそうになるが、フリーになっていたセンデロスがスライディングボレー。予想外の展開に誰も対応できず、これを決められてしまった。0-2となり、重い失点が圧し掛かる。
これが効いたのか、CKからヘッドを決められてしまい、0-3となった。
ハイバリー 3-0 グレートブリテン
(得点) 24分 アンリ(ハイバリー)PK
45分 フィリップ・センデロス(ハイバリー)
57分 ベルント・ディーリック(ハイバリー)
グレートブリテンの3連覇は、ここで潰えた。
「完敗だ・・・」
ロビンソンは、無念さを滲ませながらピッチで項垂れる選手たちを見ていた。
翌日から来季のヨーロピアンリーグ奪還のため、練習施設を充実させるプランを立てる。まずは、第3練習場にも照明を設置して更なる練習効果を期待。工事費は2億7500万円だが、今のグレートブリテンとしては安いものだ。