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博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

歴史のある電気バス

2024年01月25日 | 環境・エネルギー
(昨日の続きです) 西鉄バスのホームページの解説によりますと、同社が電気バスを導入した最初は1934年(昭和9年)という、何と90年も昔のことだそうです。ガソリンの節約が動機だったそうで、その後第二次大戦後のガソリンの入手難もあり1954年(昭和29年)まで運用されたそうです(注1)。それが21世紀の現代に復活したということです。 意外なことに電気自動車の発明は19世紀に遡るそうです。ー1881 . . . 本文を読む

福岡市内を走るレトロフィット電気バス

2024年01月24日 | 環境・エネルギー
 福岡市内を走る西鉄バスでは、2050年カーボンニュートラル達成を目指して電気バスの導入を2019年から徐々に始めており、2023年にはその数が数十台に増え、最近私も乗車しました(上の写真です)。これから7年で数百台に増やすことが目標だそうです。実際に乗車してみると確かにエンジン音がほとんど聞こえないほど静かで振動も少なく滑らかな走りのように感じました。 西鉄バスの取り組みの特徴は既存の内燃機関の . . . 本文を読む

ジオ・コスモスの「ワールドプロセッサー」

2023年11月21日 | 環境・エネルギー
 サイエンスアゴラ会場のテレコムセンタービル近くの日本科学未来館の1階ホールには、宇宙空間に輝く地球の姿をリアルに映し出すGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)という科学展示があります。地球の気候変動をリアルタイムで映し出す巨大な地球儀がホールの天井が吊り下げられています。そのGeo-Cosmosには、ドイツ出身のメディアアーティスト、インゴ・ギュンター氏の作品コンテンツ「ワールドプロセッサー」が . . . 本文を読む

実際のところ、トリチウムはどれだけ必要なのか?

2023年08月27日 | 環境・エネルギー
 2022年12月5日、米国カリフォルニア州のローレンス・リバモア国立研究所の実験において、核融合を起こすために使われたエネルギーよりも、核融合によって生み出されたエネルギーの方が多い「ブレイクイーブン」を、ついに実現したというニュースは、まだ記憶に新しいところです(注1)。つい先月にも、この成果は再現されており、しかも核融合によって生み出されたエネルギーは過去最高を記録したそうです。上の写真は実 . . . 本文を読む

トリチウムは未来の貴重なエネルギー資源です 2(2021年4月19日の記事の再掲載です)

2023年08月26日 | 環境・エネルギー
(昨日の続き) 正確にはITER炉は、リチウム6というリチウムの同位体からトリチウムを生産するのですが、ITER炉のブランケットでは、核融合反応により発生した中性子をリチウムに衝突させてトリチウムを生産するとしています(注1)。トリチウムと海水から取り出した重水素が核融合炉の燃料になります。もし福島第一原発処理水からトリチウムを分離精製してITER炉に提供できれば、この一手間を省くことができます。 . . . 本文を読む