中国共産党第20回党大会閉幕式における胡錦濤前国家主席の途中退席が国際的に憶測を呼んでいます。その後の報道によりますと、胡氏の人脈の李克強首相ら最高幹部2人の引退について事前に知らされていなかったために大いに動揺し習氏の側近に会場外に連れ出された・・・という推測がされています(注1)。この推測が事実であれば、習氏は前任者の胡氏に根回しもしないで胡氏の人脈を外したことになります。国家主席の任期を2 . . . 本文を読む
(昨日の続き) 菅前総理の国葬における弔辞のハイライトは、山県有朋が暗殺者の凶弾に斃れた盟友の伊藤博文に手向けたとされる短歌「かたりあひて尽くしゝ人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ」でした。『山県有朋-明治日本の象徴』の文中では、この短歌が紹介された後に、山県はこう語ったという著者岡義武先生の説明があるのです。以下に引用します。・・・これは、伊藤の死を悼んだ彼(山県)の歌である。彼はまた身近なひ . . . 本文を読む
皆様もよくご存じのように、安倍元総理の国葬における菅前総理の弔辞が評判になっています。岩波新書『山県有朋-明治日本の象徴』(岡義武著 初版1958年)からの引用が特に他の参列者に感銘を与えたとされています。 私はこのニュースを聞いて驚いてしまったのです。菅前総理は、一体どのような意図で、同書を引用したのかと。安倍元総理の地盤である山口県(長州)出身の「維新の元勲」山県有朋と伊藤博文のエピソードを . . . 本文を読む
本ブログでも、たびたび取り上げておりますが、旧統一教会と自民党の癒着は実に深刻です。一体、どうしたら良いでしょうか? 産経新聞の9月14日付の報道によりますと、立憲民主党は「カルト被害防止・救済法案(仮称)」の国会提出を目指しており。高額献金や霊感商法をめぐり、悪質な勧誘に刑事罰を科したり、契約を取り消したりできるようにするということです(注1)。旧統一教会による被害を未然に防ぐための . . . 本文を読む
昨日に本ブログでご紹介させていただいた自民党の萩生田光一政調会長の旧統一教会の関連団体での講演における「・・・一緒に日本を神様の国にしましょう」という発言には、大抵のことには驚かなくなっている私も唖然としました。この人はどういうつもりで、こういうことを言っているのだろうと。 いったい外国の新興宗教団体が権力を持つ国とは、いったいどんな国なのでしょうか。特定の宗教団体が国家権力に強い影響力を及ぼせ . . . 本文を読む