つれづれ社労士ノート 千葉県柏市の社会保険労務士 川村由里子です。

マラソンやゴルフを楽しむ体育会系思考の社労士です。社労士業もマイペースで走り続けます!【事務所所在地:千葉県柏市】

障害者雇用について。

2009年02月12日 21時29分06秒 | Weblog
珍しくマジメなタイトルです。

昨日の読売新聞の一面「はたらく」
深~く引き込まれてしまいました。


チョーク製造ではトップ企業の日本理化学工業(川崎市)
全社員71人のうち知的障害者が7割を超えるという。

同社の会長いわく
「知的障害者は、ひとの幸せとは働くことなのだと
気づかせてくれた。」


このくだり、何度も読み返してしまう。

人の幸せとは働くことなのだ


雇用悪化が叫ばれるご時世だが、
ずっと以前から、障害者の求職活動は困難を極める
ものなのだろう。

幸運にも、働く場を得た方たちは
それだけで本当に幸せなのだろう。

働ける幸せに満ちたその姿勢、やる気、ハンデに負けない前向きさが
健常者の胸を打つ。

ハンデを支えよう、カバーしようと
社内に一体感が生まれる、という。

なんだか、いいなぁ、そんな雰囲気。


ちょうど最近、お客のところでも障害者の話を聞くのだ。

自閉症の方を事務職として雇用しているところ
身体障害者を掃除スタッフとして雇い入れたところ
そう言えば、老人ホームさんでも養護学校から紹介されて
新卒で一人採用すると聞いたばかり。


法律で法定雇用率が定められているから・・・とか、
助成金がもらえるから・・・とか、

という話は今までしてきたけど、
まだまだ少し、障害者雇用を否定的にとらえている感がある。


今度、お客のところでそんな相談を受けたら

職場の雰囲気もよくなったり、一体感が生まれたり、
予想外のメリットもあるようですよ!

…くらいの話はしてみよう。


と思ったのと同時に…!
さっきの「人の幸せとは~」のことばを何度も目で追って
思いました。

今これだけ仕事に追われているのって
やっぱり幸せと思わなきゃいけないなぁ。
役に立っている、必要とされている、ってことだと
思えるから。