記念日・年中行事
○指定自動車教習所の日
1960年のこの日、指定自動車講習制度を導入した道路交通法が施行されたことと、6と25で
「無事故」と読む語呂合わせから、一般社団法人全日本指定自動車講習所協会連合会が制定。
教習所の一日解放など、地域住民を対象とした交通安全イベントなどを行っている。
○住宅デー
全国建設労働組合総連合が1978年に制定。
スペインの建築家、アントニオ・ガウディの1852年の誕生日。
制定当時は高度成長による住宅建設ブームで、量産の中で職人さんを巡るトラブルがたくさんあっ
た。このため町の大工さんや左官屋さん等職人の腕と信用をPRするため制定された。
○天覧試合の日
1959年のこの日、昭和天皇皇后両陛下が後楽園球場で巨人対阪神戦を観戦した。プロ野球の
天覧試合はこれが初めてであった。4対4の同点で迎えた9回裏、長嶋茂雄が阪神の村山実から
ホームランを打ってサヨナラ勝ちをした。
*(旧)救癩[らい]の日[931~1963年)
らい病(ハンセン病)の予防と患者の救済に深い関心を寄せていた大正天皇の皇后・貞明皇后の
誕生日。1964年に「ハンセン病を正しく理解する週間」(2014年6月22日~28日)に移行した。
※浜木綿忌
作曲家・宮城道雄の1956年の忌日。
遺作の歌曲『浜木綿[はまゆう]』から「浜木綿忌」と呼ばれる。
代表曲:『春の海』(箏と尺八)、『越天楽変奏曲』(箏と管弦楽、オーケストレーション)
□茅の輪くぐり・人形流し(京都市伏見区・城南宮、6月25日~30日)
無常息災を祈って茅の輪をくぐり、境内の小川に流すことで、半年間の罪や穢れを祓い、残りの半
年の無病息災を願う。メイン行事は6月30日に行われる夏越の祓。
□御誕辰祭(京都市上京区・北野天満宮)
御祭神菅原道真公の生誕の日に当たり、御誕辰祭を斎行される。終日、露店や骨董市が立ち並
ぶ。夏越天神とも言われ、楼門に取り付けらた「大茅の輪」をくぐると無病息災、特に夏の病気に罹
らないと伝えられる。
ライラック(ムラサキハシドイ[紫丁香花]) lilac
【花言葉】「愛の芽生え」「友情」「想い出」
【概要】
ライラック(lilac、ムラサキハシドイ[紫丁香花]、学名:Syringa vulgaris)はモクセイ科ハシドイ属
の落葉性小高木。バルカン半島原産。16世紀にヨーロッパ全体に広がった。日本へは明治時代
中期に渡来。
ライラックの呼称は英語の仮名転写に由来し、他にフランス語由来のリラ(lilas)でも呼ばれる。
「lilac」「lilas」を遡るとスペイン語「lilac」、アラビア語「lilak」になり、「青色」を意味するペルシア
語「lilak」にたどり着き、薄紫色の花の色が語源だと考えられる。他にサンスリット語の「nila(濃
紺)」から転じたとか、ペルシア語の「lilag(花)」が語源だという説などがある。
和名はムラサキハシドイ(紫丁香花)。ハシドイ属の中でハシドイ(丁香花)だけが日本に自生し、
ムラサキハシドイは基本色が紫色である。ハシドイの語源は木曽方言に由来し、花が端に集まる
ことから「端集い」によるとも言われる。
属名Syringaはギリシア語の「syrinx(笛、筒)」から来ている。元々はバイカウツギ属の属名であ
った。種小名のvulgarisは「普通の」という意味である。
【特徴】
樹高は4~7mくらいである。葉は幅の広い卵形で、対生する。葉の先は尖り、縁には鋸歯がない。
主な開花期は4~5月で、枝先に円錐花序(下の方になるほど枝分かれする回数が多く、全体を見
ると円錐形になる)を出し、先が4つに裂けた花径1cmのくらいの筒状花をたくさんつける。雄蕊や
雌蕊は花冠より短い。ハシドイ(丁香花)の方は花の外に突き出ている。
多くの園芸品種が作出されており、一重咲き、八重咲きのそれぞれに白、淡い青色、濃い紫色があ
る。花の後にできる実はさく果である。
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・花
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・葉
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‘アルバ’(Syringa vulgaris ‘Alba’)
ライラックの中では早咲きで、白い花を咲かせる。
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‘ルブラ’(Syringa vulgaris ‘Rubra’)
赤紫色な花を密生させる。
‘ビオラケア’(Syringa vulgaris ‘Violacea’)
藤紫色の花をつける。
【仲間】
ヒメライラック(姫ライラック、チャボハシドイ[矮鶏丁香花]、Syringa microphylla)
中国原産。樹高1~1.5mほどで、花びらは4枚で、赤紫色か白い花が咲く。ライラックより葉も花
も小型である。
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【詳しい育て方】
■主な作業
萌芽力が弱いので、混み過ぎた枝や伸びすぎた枝など不要枝を休眠期に剪定する程度。温かい
地方ではほとんど剪定しない。
■栽培環境
日当たりを好むが、西日にはたいへん弱いので、植え場所には注意が必要である。水はけの良い
土壌を好む。
■水遣り
地植えの場合、ほとんど水遣りの必要はない。ただし、植栽の南限地域(関東地方~東海地方)で
は、真夏は朝に水遣りする。そのためにも水はけがよい土壌であることが必要。鉢植えの場合も同
様である。
■肥料
早春(3月頃)と6月に、株の周囲に溝を掘り、鶏糞、骨粉、油かすなどを施す。鉢植えの施肥は緩
効性の化成肥料を土に埋め込む。
■土壌
水はけの良い用土(赤玉土小粒6:腐葉土3:黒土1の配合土など)が適する。
■植え付け・植え替え
鉢植えは2~3年に1回植え替えをする。作業の適期は11~3月頃で、寒冷地では春または秋に
植え替える。庭植えをする際は、11~3月頃、事前に腐葉土などの有機物を植え穴によく混ぜて
から植え付ける。寒冷地では厳寒期を避け、春または秋に植え付ける。
■ふやし方
接ぎ木:イボタを台木にするか、または実生のライラック苗に接ぎ木する。
株分け:春または秋に行う。
取り木:環状剥皮をして枝の途中から根を出させる。
■病気と害虫
害虫:アブラムシ、カイガラムシ、テッポムシなど
新芽にアブラムシが発生する。また、風通しが悪かったり枝が混み合ったりするとカイガラムシが
発生する。テッポウムシは幹の内部を食い荒らすカミキリムシの幼虫で、暖地で被害が多く見られ
る。株元におがくずのような樹の粉が落ちていて、幹を観察して穴が開いている場合はテッポウム
シの可能性が高い。薬剤を使用して駆除する。
■まとめ
剪定は余計な枝を切る程度
日当たりの良い環境を好む、西日には弱い
暖地ではテッポウムシに注意