記念日・年中行事
▲環境の日、世界環境デー(World Environment Day)
1972年12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。
1972年のこの日、ストックホルムで開かれた国連人間環境会議で「人間環境宣言」が採択され、
国連環境計画(UNEP)が誕生した。
国連では、日本の提案によりこの日を「国際環境デー」として定め、日本では1993年に「環境基本
法」で(環境の日)と定められた。
事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の
保全に関する活動を行う意欲を高める日。世界各国でも、この日に環境保全の重要性を認識し、
行動の契機とする為様々な行事が行われている。
○落語の日
落語家の春風亭正朝が制定。6と5で「落語」と読む語呂合わせ。
○ろうごの日
神戸市老人福祉施設連盟が制定。超高齢化社会の中で、高齢者も若者も何を考え、何をなすかを
みんなで考え、共に支え、社会を発展させるための行動を起こすと日とした。キャッチコピーは「高
齢者の元気は、若者元気、社会の元気」。日付は6と5で「ろうご」と読む語呂合わせから。
○ロコモ予防の日
ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群・略称ロコモ)とは、骨や関節、筋肉など、体の運動器が
衰えて、寝たきりや要介護の危険が高い状態のこと。ロコモティブ・シンドロームの認知度を高め、
その予防に関する正しい理解を深めることを目的に、ロコモティブ・シンドローム予防推進委員会が
制定。日付は6と5で「ロコモ」と「老後」と読む語呂合わせから。
○ロゴマークの日
店舗、企業のロゴマークのデザインなどを中心に、ブランディング、マーケティングなどに関わる製
作を行っている株式会社ビズアップを制定。ロゴデザインの効果をアピールするのが目的。日付は
6と5で「ロゴ」と読む語呂合わせから。
○アペリティフの日
フランス農務省が2004年から提唱している日。日本ではフランス食品振興会が、食事の前にワイ
ンなどを飲みながらゆったりとくつろぐアペリティフな習慣を広めようと制定。「ハッピーアペリティフ」
をキャッチフレーズにさまざなイベントを行っている。日付はたそがれ時、戸外での楽しみが増える
ことから6月。その最初の週末の始まりの第1木曜日とした。
*(旧)海洋環境保全推進週間(6月5日~11日)
海上保安庁が制定。6月と11月の年2回実施していたが、2007年から6月の「海洋環境保全推
進月間」となった。
*(旧)環境週間(6月5日~11日)
環境庁(現在の環境省)が1973年に制定。「環境の日、世界環境デー」から1週間。1991(平成
3)ねんからは「環境月間」となった。
□大山犬祭り(山形県鶴岡市・大山地区)
大昔、大山の村人を苦しめていた椙尾[すぎのお]神社に棲むオオムジナを丹波の国の「メッケ犬」
が退治し地域の苦難を救った故事が起源の祭り。大名行列をはじめ奴振り、からぐり3台が町内を
くねる姿は壮観。
□粽祭[ちまきまつり](群馬県高崎市・榛名[はるな]神社)
毎年6月5日に行われる神事。氏子から奉納された粽を供え、祈願祭の後、参拝者に分かち与え
る。粽は米の粉で作った親指大の団子をかやの葉に包んだもの。昔はナガムシ(マムシ)除けに効
果があると信じられ、災厄除けとして家の門口や神棚に下げた。
○平家大祭(栃木県日光市・湯西川温泉、6月5日~6日)
湯西川温泉で再現される平安絵巻。鎧甲姿の平清盛や重盛をはじめとする武者行列が練り歩き、
平安装束の女人列が付き従う。5日に前夜祭、6日に武者行列が催される。
□県[あがた]まつり(京都府宇治市・県神社)
5日深夜から梵天渡御が行われ、暗闇の奇祭として有名。街には露店が出て賑わう。県神社の祭
神は木花開耶姫[このはなさくやひめ]で、平等院建立時の鎮守と伝えられている。
□開山忌舎利会[かいざんきしゃりえ](奈良県奈良市・唐招提寺御影堂、講堂、6月5日~6日)
御影堂の特別公開が6月5~8日に開催され、和上像を開扉し、東山魁夷画伯奉納の障壁画が公
開される。鑑真和上の御忌である6月6日を中心とした法要は、5日16時~、6日13時~。講演
会は6日。
ハマナス(浜茄子、浜梨、玫瑰)ramanas rose
【花言葉】「幸せの誓い」「明日への希望」「照り映える容色」
【概要】
ハマナス(浜茄子、浜梨、学名:Rosa rugosa)はバラ科バラ属の落葉低木。東アジア原産。日
本では北海道に多く、南は茨城県、島根県まで分布し、主に海岸の砂地に分布する。根は染料な
どに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になる。
和名の由来は、果実が甘酸っぱい梨に似た味がし、このことから「浜梨」と呼ばれてたものが訛って
「ハマナス」になったという。中国ではハマナスを玫瑰[メイグゥイ]と表す。
属名のRosaはケルト語の「rhodd(赤色)」から来ている。種小名のrugosaは「皺のある」という意
味である。
【特徴】
たかさ1~2m、葉は奇数羽状複葉(鶏の羽のように小葉がいくつか並び、さいき1枚の小葉がつい
て1枚の葉が構成される)で、互生する。小葉の形は長楕円形である。表面は艶があって毛が生え
ず、裏面は毛が密生する。
開花期は5~8月で、枝先に紅色の5弁花を1~3輪ずつつける。花の色は白いものもある。花径
は6~8cmくらいである。野生のバラの中では最も大きな花である。
花の後にできる実は直径2cmほどの偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で赤く熟
す。ハマナスの実は8月下旬~10月上旬に収穫できる。
・花
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・葉
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・果実
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・種子
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【種類】
シロバナハマナス(R.rugosa f.alba)白花一重咲き
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シロバナヤエハマナス(R.rugosa f.alboplena)白花八重咲き
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ヤエハマナス(R.rugosa f.plena)八重咲き
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コハナス(R.x iwara)ノイバラとハマナスの雑種、花が小さい
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【詳しい育て方】
■主な作業
株元からシュート(若くて勢いのある太い枝)が伸び、枝分かれしてその先に花を咲かせる。剪定を
行う時期は休眠期の1~2月。混み合った部分や枯れた枝、細い枝を切り落とす程度で、あまり短く
切り詰めない。数年経った枝は表面が木質化(木の表面のようにゴツゴツした感じ)して生長も衰え
るので、根元から切り落として若い枝に栄養がまわるようにする。果実を鑑賞、収穫するのであれ
ば、花後枝を切らない。
■栽培環境
1年を通し日がよく当たり、水はけのよい土であれば特に問題なく育つ。また、耐寒性はとても強い
が夏の高温多湿が多少苦手なので、できるだけ風通しのよい涼しい場所を選ぶ。
■水遣り
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり与える。地植えは水を与える必要はない。
■肥料
寒肥(2~3月)とお礼肥(7~8月)を1回ずつ施す。肥料は緩効性化成肥料を株元に適量与える。
■用土
砂地に自生しているが、意外なことに肥沃な土が適している。鉢植えの場合、赤玉土7:腐葉土3
の配合土を使う。バラ専用土用いても構わない。
■植え付け・植え替え
植え付けの適期は2~3月、10~11月。やや深めに穴を掘り、腐葉土や堆肥を多めに梳きこんで
保水性を増す。植え付けたら水をたっぷり与える。
鉢植えの場合、なるべく1年に1回12~2月に鉢替え(植え替え)をし、部分的もしくは全ての用土
を新しくする。
■ふやし方
3月に挿し木でふやす。前年伸びた枝を10cmほどの長さに切り、鹿沼土や赤玉土に挿す。
タネから育てる場合、秋に赤く熟した果実を採取してタネを取り出し、乾かないように湿らせた土に
混ぜてから冷蔵庫に保存する。4月に暖かくなったら、赤玉土を入れた育苗箱や平鉢にタネをまく。
冷蔵庫に保存するのは、3℃前後の低温に3か月あわないとタネが休眠から覚めないからである。
接ぎ木でもふやすことができる。
■病気と害虫
春~秋にアブラムシが発生する。見つけ次第殺虫剤を散布して駆除する。
■まとめ
肥料は冬と夏年2回
高温多湿が少し苦手
枝はあまり短く切り詰めない