記念日・年中行事
☆夏至[げし](Summer solstice)
二十四節季の一つで、北半球では太陽が最も高く、昼間の時間も最も長くなる日。
天文学的には、太陽が黄経90度の点を通過する時。
菖蒲が咲き始め、半夏(ハンゲ、烏柄杓[カラスビシャク])が生えて来る頃である。
・カラスビシャク(烏柄杓)
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○冷蔵庫の日
日本電機工業会冷蔵庫専門委員会が1985(昭和60)年から「夏至の日」を「冷蔵庫の日」として
いる。梅雨の時期は食中毒が多いので、冷蔵庫の中の整理を呼びかける日。
○マカロンデー
国際的な洋菓子職人の協会「ルレ・デセール」の日本メンバーが実施。
フランスでは3月20日に「マカロンデー」を実施し難病に苦しむ子供達のための募金を行ってい
る。日本でもこれに倣って夏至の日をマカロンデーとした。
○がん支えあいの日
がんに罹患した人が自分らしく心地よい生活を送れるように、お互いに思いあい、支えあう環境づく
りを目指して活動している特定非営利活動法人キャンサーリボンズが制定。がんとの関わりを見つ
め、支えあう日。日付はこの日が日本が位置する北半球でもっとも昼の時間の長い夏至に当たる
ことが多いことから。
○スナックの日
かつて夏至に「歯固め」と称して正月の餅を固くして食べる習慣があったことから。 全日本菓子協
会が制定。
○酒風呂の日
季節の節目である春分、夏至、秋分、冬至に酒風呂に入り、健康増進を図ろうと長野県信濃町で
銘酒「松尾」の蔵元を営む株式会社高橋助作酒造店の高橋邦芳氏が制定。
○AGEについて考える日
老化の進行の原因物質であり、さまざまな病気にも関係するAGE(Advanced Glycation End
Product:終末糖化産物)について考え、AGE値を測定することを広めることを目的に、医師やエ
イジングケアに関連する取り組みを展開している企業・団体などで構成するAGE測定推進協会が
制定。日付は1年で最も昼の長い夏至の日に、若々しく、長く、健康的に生きることをAGEを通じて
考えてもらいたいとの思いから、夏至当たることの多いこの日にした。
○太陽光発電の日
地球環境の悪化やいかにCO2を削減するかが社会問題となっている近年、太陽光発電への期待
が高まっている。太陽光発電を生み出す太陽の恵みへの感謝を表し、太陽光発電のさらなる普及
を目指す日にと、神奈川県横浜市に本社を置き、太陽光発電システムの施工を手がける株式会社
横浜環境デザインが制定。日付は北半球で一年の中で日照時間が一番長く、太陽の恩恵を一番
受ける夏至の日とした。
○キャンドルナイトの日
2001年、アメリカのブッシュ政権のエネルギー政策に抗議してカナダで始まった自主停電運動。
この運動に呼応して2002年に日本で行われたのが「キャドルナイト」。以来参加者が「キャンドル
の灯りの下、豊かな時間を過ごそう」と、いっせいに電気を消す日としてさまざまなイベントが開か
れている。日付を北半球では昼の時間が最も長く、夜が最も短い日との意識から。制定者は「100
万人のキャンドルナイト事務局」。
○ソープカービングの日
石鹸に彫刻をするソープカービング。その記念日には暑さに向かうこの時期に美しさと香りで爽や
かさを表現するイメージから、夏至となることの多いこの日が相応しいと、愛知県名古屋市の日本
フルーツ&ソープカービング協会理事長の高阪範子氏が制定。
○フルーツカービングの日
果物などに彫刻をするフルーツカービング。素の記念日には太陽の恵みを果物のイメージから、夏
至となることの多い6月21日が相応しいと、愛知県名古屋市のフルーツ&ソープカービング協会
理事長の高阪範子氏が制定。
○えびフライの日
愛媛県三豊市に本社を置き、各種の冷凍食品の製造販売を手がけ、全国の量販店、コンビニ、外
食産業などに流通させている株式会社「味のちぬや」が制定。多くの人が大好きなえびフライの記
念日をきっかけにしておいしいえびフライをもっと食べてもらいたいのが目的。日付は曲がったえび
の形が6に見えることと、21を「フライ」と読む語呂合わせから。
○夏の健康を守る運動(6月21日~7月20日)
厚生労働省が実施。夏は食中毒・伝染病等が発生しやすい時期に当たるため。この運動によっ
て、食品衛生の向上による食中毒の防止、生活環境の浄化による伝染病の防止等国民の健康づ
くりを積極的に推進している。
○奥津軽虫と火まつり(青森県五所川原市大町通り~岩木川河川敷)
五穀豊穣を祈願する祭りで、虫送り運行、火まつりが行われる。各々の土地に伝わる伝統芸能を
披露して、虫を曳く。奥津軽を代表する祭り。
○花菖蒲まつり(青森県十和田市・手作り村鯉艸郷[りそうきょう]、6月21日~7月21日)
6月上旬より7月中旬にかけて、園内では約20万株500種類の花菖蒲が次々と咲き誇り、ルピナ
スやシャクヤクなども楽しめる。
かやぶき民家「鯉艸亭」では名物の手打ち水車そばなどを味わうことができる。
□月潟まつり(角兵衛地蔵尊祭)/伝統芸能フェスティバル(新潟県新潟市・月潟・白山神社境
内、6月21日~22日)
角兵衛獅子の守護尊、角兵衛地蔵尊の例祭。江戸時代からの歴史を持つ郷土芸能・角兵衛獅子
の舞や民謡流し、子供山車行列などが行われる。縞のモンペに黒足袋、筒袖に襷をかけ、頭に小
さな獅子頭をのせて、可憐な舞いを披露する。
□小室山妙法寺あじさい祭り(山梨県富士川町・小室山妙法寺境内、6月21日~29日)
小室山妙法寺の境内、2万株のアジサイが咲き誇る。親子写生会や太鼓の演奏のほか、特産品
のゆずもち、ゆず菓子、ゆずうどんの販売や焼きそばなどの屋台が出る。
○栂池自然園水ばしょう祭り(長野県小谷村栂池[つがいけ]自然園、6月21日~29日)
ゴンドラとロープウェイを乗り継いでいく標高1900mの栂池自然園。6月下旬から7月上旬にかけ
て、白馬三山を背景に水芭蕉の大群落が広がる。一周約5.5kmの遊歩道が整備され、気軽にト
レッキングが楽しめる。期間中の土・日曜日には振舞物や特産品の販売などが行われる。
○第39回古九谷修古祭(石川県加賀市・芭蕉館、6月21日~22日)
世界に誇る古九谷の歴史的文化的意義を再評価して、全国の関心をためることを目的として、名
品展・地元作家による現代陶芸展などの催し物が行われる。
□桔梗を愛でる特別拝観(京都市東山区・東福寺塔頭[yたっちゅう]天徳院、6月21日~7月5日
、10:00~20:00、食事時間11:00~14:00)
毎年、キキョウの開く時期に合わせて特別拝観が行われる。特別寺宝展が開催されるほか、桔梗
膳(要予約)が堪能できる。日没後ライトアップされる。
○第23回神楽の里千代田神楽競演大会(広島県北広島町・千代田開発センター)
千代田地域の10神楽団の出演による競演。15時開場、16時開演。
○筥崎宮[はこざきぐう]あじさいラン(福岡県福岡市博多区・ジョグステーション博多口店、
10:00~13:00)ジョグステ年に1度のイベント。あじさいをランニングで見に行く。
オトメギキョウ(乙女桔梗) Dalmatian bellflower
【花言葉】「優美」「希望」「誠実」「感謝」
【概要】
オトメギキョウ(乙女桔梗、Campanula portenschlangiana)はキキョウ科ホタルブクロ属の多
年草。原産地はクロアチアのダルマチア地方。
和名のオトメギキョウ(乙女桔梗)の由来は、小輪でキキョウに似た花姿から。
属名のCampanulaはラテン語の「campana(鐘)」が語源で、「小さな鐘」の意味である。種小名
のportenschlangianaはオーストリアの植物学者「ポルテンシュログさん」の名から。
【特徴】
草丈10~15cm。葉は心経形で、長い柄があり、互生する。葉の縁には鋸歯がある。
開花期は4~7月。花径2cmくらいの濃い紫色をした鐘形の花を密生させ、上向きあるいは斜め
上向きに咲く。花冠は5裂する。
花後にできる実はさく果である。
・花
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http://www1.m.jcnnet.jp/hanazukan-mainn/hanaindex/daba/berufurawa-.jpg
・葉
http://suteki2.sakura.ne.jp/sblo_files/flower777/image/Campanula20portenschla
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:春~初夏の花が咲き終わるまでは、咲き終わった花は摘み取る。
夏越し:夏は雨に当てず、涼しい場所に置くが、ハダニが発生しやすくなるので夕方涼しくなったら
葉裏にも水をかける。うまく夏越しできたら秋に切り戻してから植え替えて肥培すれば、来年の春
にも花を咲かせる。
切り戻し:梅雨前でなら切り戻して返り咲きさせることも難しくない。
■栽培環境
基本的は日向で栽培する。出来れば午後は明るい日陰になる場所があれば最適である。暑い7月
上旬~9月上旬は30~40%遮光して日焼けや高温障害を防ぐ。冬は北風にさらされないような
場所に置く。庭植えにする場合はロックガーデンを築いて植え付ける。
■水遣り
鉢植えは表土が乾いたら十分与える。庭植えではよほど晴天が続いて乾燥しない限り必要ない。
鉢植えの場合、夏の間は二重鉢や砂床(発泡スチロール箱の側面の下方2~3cmのところに水
抜き用の穴を数か所あけ、その中に洗った軽石や鹿沼土の小粒を満たしたもの)に埋めておくと、
乾燥防止と鉢内温度の上昇抑制に効果的である。
■肥料
植え替えの際に元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を3号鉢相当程度の株で2
つまみ施す。3~9月には、週1回、草花用液体肥料を1500~2000倍に薄めて与える。夏の間
は3000倍に薄めて与えた方が無難。庭植えの場合も同様である。
■用土
軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂(または赤玉土)の各小粒を、等量または2:4:4の割
合で混ぜて使う。市販の山野草用培養土でもよい。いずれの場合も、水でよく洗って、微塵を完全
に抜いてから使う。赤玉土は篩でしっかりふるっておく。根と茎の境界線あたりから上は、花崗岩質
の粗い砂利で覆っておく。
■植え付け・植え替え
鉢植えは毎年植え替える。時期は芽の出る直前の2月~3月上旬で、その際太いゴボウ根は傷つ
けないように注意する。実生苗は時期を問わず、生長に合わせて一回り大きな鉢に植え替える。
■ふやし方
タネまき:5月下旬~6月にタネがとれたら冷蔵庫に保管し、翌年の2月~3月上旬にまく。発芽率
はよいので、密にまきすぎないように注意する。まいたタネは順調なら2年目に開花する。
株分け:植え替えと同時に行う。古くなった株を、自然に分かれる部分で分ける。繋がっている株
は芽に十分に根がついているなら、ナイフで分けても問題ない。その場合、切り口には癒合剤や殺
菌剤を塗って保護しておく。
■病気と害虫
病気:軟腐病、うどんこ病
軟腐病は梅雨から夏にかけて発生し、茎の根元が腐って抜ける。気づいた時には手遅れで、ほぼ
確実に枯れる。栽培場所の風通しをよくし、用土を水はけの良いものに替えて、茎の上の部分を粗
い砂利にするだけでかなり予防できる。うどんこ病は5~8月に発生し、葉の表面に白っぽい粉を
かけたようなカビが生える。あまり重症化しないが、見た目がよくはない。
害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
ヨトウムシは葉を暴食する。主に晩春~初夏と初秋の2回を中心に発生する。温暖な都市部では1
年中発生が見られることもある。ハダニは夏に葉裏を中心に、アブラムシは主に春に新芽や蕾に
つく。
■まとめ
秋~初夏は日向、夏は30~40%遮光
乾燥も過湿も苦手、夏は二重鉢や砂床に埋める
花が雨に弱いので、開花期は雨除けする
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