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929 苦肉 狗肉 招き猫

2012-09-29 08:58:35 | 雑記

 苦肉の策(くにくのさく)

「苦肉」は敵を欺くため手段として自分の身(肉)や味方を苦しめることを意味する。

人は自らを傷つけることはなく、他人に傷つけられるものなので、傷つけられた人を信用してし

まうといった心理を逆手にとった考えである。

『兵法三十六計』の第三十四計の戦術には、この心理を使った「苦肉計」があり、その代表的

な例は『三国志演義』の赤壁の戦いで描かれている偽計ぎけい)で、これが「苦肉の策」の語

源ともいわれる。赤壁(せきへき)の戦いにおいて黄蓋(こうがい:呉の宿将)は周瑜(しゅうゆ:

呉の武将)との確執を演じ周瑜により棒たたきの刑を受ける。その後曹操(そうそう:魏の丞相)

へ投降の意思を伝える。始め曹操は疑心を抱くが、魏より呉へ偽りの投降をしていた蔡和・蔡

中や黄蓋と周瑜の確執に関する報告があり、黄蓋を歓迎する。黄蓋は曹操の陣営に潜入する

と火を放ち、呉軍は大勝利をおさめた。

自身や味方を苦しめて敵を欺くことをいった「苦肉」だが、「苦」という語の連想から、苦し紛れに
 
考え出した手段、切羽詰った状態から逃れる手段をいうようになった。

 羊頭狗肉(ようとうくにく)

(1)語源

「羊頭狗肉」は「羊頭を掲げて狗肉を売る」を略した四字熟語。出典:禅書『無関門』

店頭の看板には「羊頭(羊の頭)」を掲げ、実際には「狗肉(犬の肉」を売る意味が転じて、見せ

かけは立派だが、実物は違うといった意味になり、ごまかしの喩えとして使われるようになっ

た。

(2)意味

見かけや表面と、実際・実質が一致しないたとえ。良品に見せかけたり、宣伝は立派だが、実

際には粗悪品を売るたとえ。

(3)類句・・・「牛首(ぎゅうしゅ)を掲げて馬肉を売る」『晏子春秋』

     「羊質虎皮(ようしつこひ)」:羊が虎の皮をかぶる。見掛け倒し。

     「羊頭馬脯(ようとうばほ)」*馬脯・・・乾燥馬肉

(4)用例

*「政府の取り組む姿勢を見ると、羊頭狗肉の感が否めない」

*「このお店、外観と宣伝文句の割には味がイマイチ。羊頭狗肉だ」

 招き猫

招き猫は前あしで人を招く形をした、猫の置物。猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するた

め古くは養蚕縁起物であったが、養蚕が衰退してからは商売繁盛縁起物とされている。

「くる(9)ふ(2)く(9)」の語呂合わせで「招き猫の日」を制定(日本招き猫協会)

(1)由来・・・全国各地に色々な説がある。 

●豪徳寺(東京都世田谷区)説

豪徳寺の門前にいた猫に招かれて、侍が立ち寄ったところ、突然天候が悪くなり雷雨となっ

た。雷を避けることができた侍は寺に感謝し、当時さびれていた寺を復興させた。当時、世田

谷郡は彦根井伊家の江戸領地で、その侍こそ彦根藩第2代藩主井伊直孝だった。その後、

豪徳寺は井伊家の江戸菩提所に指定され栄えた。この猫の死後、寺の和尚は猫の墓を建

て、そして後世この猫の姿を「招福猫児(まねきねこ)」と称した。豪徳寺正面左側に「招猫堂

」があり「招猫観音」が祀られている。 

(2)招き猫の手の違い

 招き猫が手を挙げるているのは、猫の毛繕いの動作ではないかという説がある。その手が

右か左でご利益の意味が違っている。一般には、右手を挙げているものは幸運、金運を呼び

、左手を挙げているものはお客さんを呼ぶと言われるが、その逆の場合もあり、両手を挙げて

いるものもある。両手を挙げているものは、欲張りすぎるとか、「降参」を意味するからいけな

いとする説と、一挙両得、全ての福を招くという説など色々ある。

右手を挙げた猫・・・幸運運を招く

左手を挙げた猫・・・お客さんを招く

*高く手を挙げた猫・・・遠くのお客さんを招く

*低く手を挙げた猫・・・近くのお客さんを招く

(3)招き猫の色の違い

一般的に三毛猫が多く、白地に黄色と黒の模様が多い。招き猫は90年代にブームとなり、色

とりどりでたくさんのバリエイションが生まれた。例えば黒の招き猫といえば成田山新勝寺のも

のが有名。さて色の意味は、の招き猫は幸運を呼ぶと言うこと以外特別な意味付けはされ

ていない。黒は魔除けの意味が、赤は厄除けあるいは疫病よけの意味があるといわれてい

る。今では、黄色と金色は金運、紫色は学業、ピンクは恋愛、緑色は才能・能力の開花、オレ

ンジは仕事運など、色々なご利益の意味が増えている。

 猫が顔を洗うと雨が降る?

(1)猫はどうして顔を洗うのか

猫は自分の唾液を前足につけて顔をこすって洗う。顔をこすっては前足についた汚れを舐め

て、また前足に唾液をつけて顔をこすることを何度も何度も繰り返すので、顔を洗うと言われ

るようになった。 

 ●顔を洗うわけ

*口の周りについた食べ物臭いや汚れを消し、獲物に気づかれないようにするため。

*レーダーであるひげをピンと張っておくため

*猫がいつもより念入りに顔や体を洗うときは、ストレスを感じているためで、ストレスを発散

 するために念入りに顔や顔を洗う。

(2)猫が顔を洗うと雨が降るのか?

湿気を敏感に感じとることができる猫は、湿り気を嫌がり顔を洗うとされている。

雨が近づいて湿気が多くなると、大切なヒゲの張りがなくなり、狩の成功率が低くなるのでヒ

ゲを整えるために念入りに顔を洗う。また、湿気が多くなると猫の毛が伸びて、それが筋肉に

刺激を与え、体がムズムズして顔を洗い出すともいいます。

個体差はあるが、湿度が高い日や低気圧が近づいているとき、猫は耳の後ろまで何度も何

度も前足で顔をこすりながら顔を洗って気分を整えようとする。90パーセントの確率で、

*「猫が耳の後ろまで顔を洗う」と雨が降る(間もなくかその日のうち)

*「猫が耳の前で顔を洗う」と曇りでも雨は降らない。

*ただし、猫が顔を洗うと雨が降るかというとそうではない。他の理由で顔を洗う場合もある。

 観天望気 (かんてんぼうき)

 自然現象や生物の行動の様子などから天気を予測すること。

●「夕焼けの次の日は晴れ」・・・地球上の多くの場所では、天気は西から東へ移動するため

●「太陽や月に輪(暈)がかかると雨か曇り」・・・温暖前線の接近に伴う巻層雲のため

●生物

*「ハチが低く飛ぶと雷雨」・・・湿度が高いと昆虫は低く飛ぶとされる

*「ツバメが低く飛ぶと雨」・・・湿度が高いとエサとなる昆虫が低く飛ぶためだと説明される

*「猫が顔を洗うと雨」・・・湿度が高い時、顔やヒゲに水滴がつき易くなる。 

*「蜂の巣が低い所に作られると台風が多い」

 

 

 

 


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