すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

雑な、かなり雑な雑感

2023年10月13日 | 雑記帳
 連休前からずっとアナログ日記も書き忘れていて、慌てて一週間ぐらいをメモっておいた。おすすめブックの審査会があった日からなので結構目まぐるしく働き、休みに入ったらとたんにノンベンダラリとしてしまったから、こうなったか。実は書き残しておきたいことは結構あったのだ。一つは独り視聴者委員会(笑)




 「二周目の『あまちゃん』」と題してBSで再放送した「あまちゃん」を書こうとした。とにかく思い出すのはあの年(2013)どんな気持ちで見続けていたかだ。最初はクドカン脚本にニヤリとしていたが、そのうち「どんな形で震災を迎えるのか」という不安めいた感情がわき上がり、緊張感が高まったことを覚えている。


 それを抜きに今回改めて観たら見所いっぱい。結果的にハイライト場面は最終回近くの薬師丸ひろ子の歌唱シーンだったな、と収めておく。もう一つ書きたかったのは「エマージェンシーコール 〜緊急通報指令室〜」の素晴らしさ。ドキュメンタリーとして秀逸。あれほど人間の生の声に引き付けられたのは久しぶりだ。


 雑誌『ちゃぶ台』(ミシマ社)を数冊読む。時々はっとさせられる内容に出会う。何度も読み直したのは「移住する生活」というインタビュー記事。発泡スチロールで作った「家」に入り旅して歩く美術家だ。重要な感覚は物の重さだ。「動く」という本質と絡めると非常に興味深い。金、水、家、風呂…その価値はどこに。


 将棋八冠の話題が新聞一面トップに…。一人の天才に多くの目が注がれるが、その熱はやはり将棋を愛する人々に敵わない。『蜜蜂と遠雷』という映画を観た。フィクションとはいえ、そこに現れた天才の輝きも眩しかった。それを感じさせてくれるのが凡人の存在であり、その光を真摯に受けとめるからこそ際立つのだ。


コメントを投稿