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桜と絵本と豆乳と

休日のカメラ話、続き

2011年02月13日 | 雑記帳
 初めて買ったカシオのXV-3。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/xv-3.htm
 
 当時の300万画素は画期的だった。他に廉価なものはあったが、スタイルも気に入ったのでチョイ高級感を求めて購入したのだと思う。
 結局あまりいい印象がないのは、性能をどうのこうの言える腕はないので、見栄えとか使いやすさがポイントだったのだろう。いや、使いこなせるほどの知識もなかったのかもしれない。

 確かキタムラの店頭で買った。ほどなくレンズ周りに小さい傷があることが気になって仕方がなかった。それが妙に懐かなかった原因の一つと思えることは少し情けない。(実際は本体でなくカバーシールについた傷だったというオチがあった)

 その頃は、まだデジタル一眼は一般的ではなかった。
 けれどガツンとしたのが欲しいなあと思って、二代目として選んだのがフジのファインピクスS602だった。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/finepixs602.htm

 これはいわゆるハイエンドと言っていいモデルだった。かなり奮発して手に入れた記憶がある。
 ずいぶん活用したカメラだ。行事や諸活動を本当に撮りまくった。

 たまには、自分でもいいなあと思える景色や植物などをおさめることができた。
 ホームページの表紙にしてある写真もその一つで、保護者が学校の樹木の冬囲い作業している朝の風景である。

 私にとっては愛すべき相手だった。
 ただこのS602はどうも大きくて重いのが難点で、やむなく愛人(笑)として、コンパクトなA203というモデルも併用したのもこの頃だった。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/finepixa203.htm

 手軽に持ち歩け、パチパチできるというよさを十分に感ずることができた。
 しかし、ここでもまた浮気癖というか飽きっぽい性格が顔をだして、A203じゃあチープだからワンランク上の愛人を…と漁り始めて、決定したのがコンタックスTvsというモデル。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/contaxtvsdigital.htm

 CONTAXというブランド。500万画素、カールツァイスレンズ、そしてチタンのボディがなんともいい味を出していた。
 これは実にカメラらしいカメラで、今となってはかなり性能は落ちるが車の中に常時置いていて何かの時に使っている。
 
 なんといってもボディの触り心地がいい。シャッター音も気に入っている。ちょっと格好つけて言うと、カメラは撮るだけでなく、感ずることも大切と思わされたモデルである。
 京セラが発売していたのだが、間もなくこのブランドでは発売を止めた。価格も高かったし限られた購買層だったのだろう。もし継続したシリーズだったら、今でも選択候補に挙がるだろうと思う。

 EOSなどによってデジタル一眼が普及し始めていて、周囲でも持つ人が現れた。また画素数の進歩はまさに日進月歩。しかし自分としてはそこが関心の中心ではなく、ズームと画像モニターだった。
 もちろん価格のことは常に頭にあるわけで、フジからS602と使い心地が同様なモデル(基本性能の違いはあるが)が半値ほどで発売されたときはちょっとショックだった。

 それでも602を結構愛用できたのは、学校の仕事として使い込んでいることに満足感があったのだと思う。
 その満足感に陰りが見えてきたのは、やはり時の流れか。
 目移りしたのは、ソニーのサイバーショットH7だった。
 http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-H7/ 

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