すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「ここは」からスタート

2021年03月30日 | 絵本
 絵本というカテゴリーを作っておきながら、ほとんど投稿できていないのはどういうわけだ!と自分に発破をかけてみる。

 一昨年から自前で購読している本も多いので紹介をかねて、書き散らしてみる。

 昨年の夏に『ここは』という絵本を買った。
 これは雑誌等でちょくちょく目にする詩人最果タヒが書いた一冊。
 絵は及川賢治



ここは、
おかあさんの
ひざのうえです。


が始まりの文章で、そのあとは
「○○○○○ でもあります。」
「○○○○○ でもあるね。」

という形で、おしまいまで続けられていく。

 哲学的?に読めば、自分がいる場の捉え方の拡大や、自己という存在の身体性に働きかけたり、俯瞰的な見方を教えてくれたりする。

 これを読み聞かせれば、どんな感想がでるだろうか。

 興味はある。
 しかし、自分自身の予想の幅が拡がっていないので、ちょっと無理かなという気がして、買って半年以上になるけれど人前で読んではいない。


 しかし、改めて読み、凄い!アイデア(笑)を思い付いた。
 もし自分が現役教員なら、これを読み聞かせてから、詩を作らせる。

 つまり
「ここは
 教室の
 じぶんの席です」

といった一文を書き出しに指定し、その次を考える作業を課すという展開だ。

 4年以上なら可能だろう。
 どんな見方をし、どんな表現が出てくるか。ちょっとワクワクする。
 図工に絡ませても面白いか…叶わないけど妄想している時間はそれなりに楽しい。