すぷりんぐぶろぐ

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川の流れとJOB

2016年06月07日 | 読書
Volume4

A面「川の流れは同じ速さなのに、人間が元気な時には遅く見え、くたびれてくると速く感じる。」
 知の巨人と言っていいだろう渡部昇一が、著書の中でアレクシル・カレルの「内なる時間」の説明として紹介した。

 ああそういうことかと、ふと実感したことがあった。若い頃の時間と最近の時間では、どこか感覚が違っている。それはきっと自分の元気のバロメーターなのかもしれない。
 有限な時間の有効な活用を考えるうえでとても大切な視点である。

 無理をすることはないが、単に流されるだけでは、ますます時は速く見えてくるだろう。



B面「It’s my JOB!」

 タレントのイモト・アヤコが、インタビューで「最後の落としどころ」として言い聞かせている言葉に挙げていた。

 身体をはった「お笑い芸人」としては、かなり高レベルの、危険度の高いことをしている彼女の、その受け止め方は「JOB」と大文字で表したい気持ちに通じる気がする。

 単なる「仕事」の意味ではなく、きっと自分に課せられた「役目・役割」の自覚なのだと思う。