茨城の中小企業診断士による「知恵の経営」

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そこそこ上手くいっている会社の難しさ

2014年10月13日 | インポート
社員のモチベーションをあげるのは本当に難しいと思います。
一番難しいのは、「そこそこ」上手くいっている会社ではないでしょうか?
すなわち、そんなに一生懸命やらなくても、ある程度もうかる、そうすると、「そこそこ」やるようになってしまう。

ちょっと例えは悪いかもしれませんが、我が茨城県の農産物がブランド化されていないことと似ているような気がします。
茨城県以外の方はご存知ないかもしれませんが、メロンの生産高日本一は、茨城県です。栗の生産高日本一も茨城県です。
しかしながら、ブランドでいうと、茨城県の名前はでてきません。
それでは、ブランド力をつけるように本気で努力をしているでしょうか?その大半は、そうでは無いと思います。
なぜなら、現状のままでも「そこそこ」売れてしまうからです。

そうです、この「そこそこ」が曲者なんです。

会社経営でも、「そこそこ」できてしまっていると、社員のモチベーションアップが非常に難しい。
そこに、動機づけを図り、社員をより高い目標へ向かって動かす、まさに、知恵の絞りどころです。

将来のストーリーを描き、みんなで知恵を出し合うとこんなにもっとよくなる、そうすると、こんないいことがある、ということを魅せることが必要です。
そのために、社長自身が、「そこそこ」に満足せず、「成功した瞬間から陳腐化がはじまっている」ということを肝に銘じていただき、それを社員と共有していくことが大事です。

こんなことから、「知的資産」を「そこそこ」上手くいっている会社でも、有効活用していくことができるよう工夫をしていきたいと思っています。