【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

実はスライス防止の特効薬は柔らかいシャフト?

2019年03月23日 20時10分24秒 | ゴルフ
全員ではありませんが、
ハミングバードのお客様は
市販のクラブの代わり映えのなさに疲れてしまったり、
一般的なスイング理論に限界を感じたり、
ヘッドが重く、シャフトの柔らかいものに
何かの希望を抱いて
お買い求めて頂いたお客様です。

クラブをこう使いたい
ヘッドの重さをうまく利用したい
シャフトをこう使ってみたい
スイングを変えてみよう
 など少々漠然としていますが、そんな感覚で
クラブを買い求めて頂いています。



ハミングバードの旅は
約20年前、市販のシャフトよりも柔らかいシャフトと出会い
そこから始まっています。
20年前 44インチから45インチに移行するころ ですが
その当時も 市販のシャフトの硬さの平均値(SR)は
250cpm(一分回に250回・サイクルの運動)でした。
   ・・・・なんか今も変わってないですねぇ…。

その頃、振動数240 ⇒ 230 ⇒ 220cpm
 へと徐々に移行し
あの『ブラックスピーダー』と言うシャフトに出会い
特注スペックのブラックスピーダー経て
45インチではありましたが、振動数200の壁を破りました。

ブラックスピーダーでは限界を感じ、
問屋さん、シャフトメーカーさん、繊維メーカーさんの
協力を得て、今のオリジナルシャフト(MDシリーズ)の原型
を作るに至っています。

余談ではありますが、シャフトスペックの MD-〇〇
という数字、スペック番号は ブラックスピーダーの番号が
基準になっており、その流れでフレックス毎に
数字が増えてくるという感じです。

 ブラックスピーダー F3 215(45インチ)
           F4 205
           F5 195
 MDー06        190(44インチ)
 MD-07        180
 MD-08        170
 MD-09        160(43.5インチ)
 MD-10        150
 MD-11        140
 MD-12        130
 MD-14        120

 こんな感じですね。
ちなみに MD-06~09までは同じ芯金(マンドレル)
★MD-10
★MD-11
★MD-12
★MD-14
はそれぞれ 新たな別な芯金(マンドレル)を採用しています。



本題にもどりますけれど、
シャフトの硬さ…ハミングバードの場合は柔らかさが
進行するに伴って、
お客様の球筋にどんどん変化が生まれてきています。

それは、スライスを打つのがとても難しくなる
スライスを打てなくなる という事です。
それを当初のクラブ購入の主目的にしている方は
多くはないのですが、結果的に多くのお客様が
特に意識しなくとも スライスと決別出来る ように
なっているようです。

まあ それはそうでしょう。
一般のゴルファーは
 硬い・しならないシャフトをしならせて使う
 捩じって使って ゴルフをします。
ゴルフクラブはその形状上、
シャフトをしならせる、曲げるという事は
シャフトが捩じれてしまいますから
ロフトやフェースの向きと開いて、閉じる
と言う使い方になります。
特にドライバーではそれが顕著になるでしょう。
ですので 一般的なゴルファーの中では
「スライスが出るのはシャフトが柔らかいからだ!」
と言う大間違いのセオリーが蔓延していますよね。

ドラ恨ホールで飛ばすぞ とした時に
テークバックまで勢いを増しますでしょう?
テークバックなど クラブがボールを打つ前の段階では
その捻じれによって
ヘッドはイメージよりもより一層開いた状態になります。
意識はしていなくとも
クラブやシャフトのその機能によって
グリップは押されてしまいますから
より開いた状態が持続されるという事だけでなく
クラブヘッドが右にあって、開いた状態であると
グリップには上へ 上への加圧がかかります。

体は上を向き、体の開きはより助長されることになります。

しならせて しなり戻して打つ という事は
 ⇒右に高く飛び出て、右回転の弾道か
 ⇒左に低く飛び出て、左回転の弾道か
そのどちらかになると考えてよく、
なんとな~くの感覚では
よほど練習量や運動性能で補わない限り
6割は前者の球、3割は後者の球
どんぴしゃりになるのは1割程度
の感じではないでしょうか。

それを もともと というか 放っておいてもしなるクラブ
柔らかいシャフトに変えれば
 しならないシャフトをしならせて使う から
 しなるシャフトをしならせないで使う
ということになっていきます。

硬いシャフトをしならせて、
しなり戻す と言う動作は
その動作工程中に大きな体の動きは
ほとんど入っておらず
すべてが 腕、手作業です。
ボールを打つ以前の段階から
そのイメージ「手打ち」が理想なのです。

45インチドライバーであれば、
120センチの長さの物体
その先端には クラブの総重量の6割が偏重して
取り付けられています。
ボールに当たるヘッド部分は
野球のバットやテニスのラケットとは異なり
握り部分の延長線上に打点がなく
シャフトよりも後方に重さが偏重している構造です。

それを「手さばき」だけで打とうとしているのですから
上手く扱えるはずがありません。

放っておいてもしなる、柔らかいシャフト
それに市販のクラブのヘッド重量30%増しのものが
付いていたとしたら
そうやって振る訳には行きません。

シャフトをしならせて、しなり戻して使う
ということは 年中クラブの長さを変えているのと同じ。
しなりやすいクラブで振れば、その長さの変化に
苦労することになります。

それをうまくこなしていくのに
徐々に手作業を辞め、体で動かすことを
厳しい言い方ですが「強要」してしまうクラブ…
それがハミングバードのクラブです。
ゴルフクラブは
『普通に正しく扱えば』左回転にしかなりません。
それはパターまで同じです。

そうこうしているうちに
 体の回転でクラブを動かすことを憶え
いつのまにか スライスとはお別れする
こんな感じなんだと思います。

 柔らかいシャフト&重たいヘッドのクラブで
シャフトをしならせて・しなり戻して打つ「手打ち」
この方法では 当たらない…空振りまであるでしょう。
偶然やタイミングを含め、高運動性能のなどで補わない限り
逆に ボールに当たれば スライスにはならないのです。



シャフトが柔らかく、ヘッドが重たいため
それを力やスピード、技で制しようとしても
そう簡単には行きませんし、
悪い意味でも柔らかいシャフト・重いヘッドのクラブは
その作り出す不可抗力が人間の動きを大きく左右してしまうので
服従させるのは困難・・・
共存する道を探すしかないのでしょう…ね。
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anika Slomo

2019年03月22日 21時15分36秒 | ゴルフ
anika Slomo
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ゴルフクラブ◆ドライバーの長尺化について

2019年03月22日 20時32分17秒 | ゴルフ
続き です。

ドライバーを長尺化する ことが イコール
距離の増大 と考えられています。

決して 間違いではありません。

しかし、条件があります。

003

当たり前ですが、正しくクラブを扱っていることです。

まず 断っておきますが
クラブが長くなることによって、ヘッドスピードが上がる
故に 飛距離が伸びる というのは 根本的に間違いです。

だいたいですが、2インチ、約5センチ長くして
上がるのは たかだか 1ms です。
44インチのクラブを46インチにして
 ヘッドスピードは 1ms強程度変わるだけです。

ところが、一般的には
44インチ のそのクラブのフィーリングを大きく変えず
46インチにするのには、20g程度ヘッド軽くする必要があります。
クラブの破壊力の単純な計算では
 5gはヘッドスピード1msに相当する破壊力です。
つまり ヘッドスピード4ms分の破壊力は失ったけれど
計測値での ヘッドスピードが1ms上がった と言うことです。
ヘッド重量そのままで 2インチ長くすれば
そりゃ 破壊力は増します。
しかし、パターを除く13本のクラブの中で
飛びぬけて重い ヘッドの効いたクラブになってしまいます。
2インチ分 ですから スイングウエイトで言うところの
12ポイント前後重たいクラブになる訳で、
 E-2 のドライバーを打った後で
12ポイント軽い D-0 のアイアンを打つんですから
ハチャメチャなセットになってしまいます。

では、なぜ 長尺化すると
ドライバーが飛ぶ と言われるのでしょうか・・・

その答えは 昨日の記事 に沿ったものですが
長さとロフトの関係にあります。



ドライバーを長尺化した時
従来よりも 小さなロフトを使える可能性が増えます。
(正しくクラブを扱えば…ですが)
長尺化されていることにより、入射角度が緩くなり
打ち出し角度が取れる可能性が高まるからです。

これも 正しくクラブが扱える と言う条件と
欲に駆られて 自分でそれをしない と言う条件が
満たせれば、ロフトの少ない 重心の深いドライバーヘッドを
使えば、ナチュラるに。。。意識しないアッパースイングを
インパクトに持ってこれる可能性が増えるので
より 高打ち出し~低スピン という 飛距離増大の
カードを手にすることが可能です。

そう考えると 昨今のドライバー長尺化事情は
ますます クラブの基礎構造とは逆行しており
スピンを減らすため 浅い重心の長尺化 などと言う
正直、理解に苦しむところに進んでいるメーカーもあります。
勿論、それぞれの人の弾道タイプにもよりますが
長尺化して、浅い重心にする意図が全く見えません。

クラブヘッドの重心そのものが直接的にボールに与える影響
が重心の働きではなく、その重心によって
使い手がどのようにクラブを動かすことになるか
が 本当の重心の役割です。
昔に比べると 重心位置 など 専門用語っぽい
感じがするものも、非常に中途半端な理解と言うか
啓蒙で終わってしまっているのがとても残念に感じます。
やはり プロや作り手も含め
多くの人が クラブとスイングの関係と言うのを
ぶつ切りに、別なものと考えている節が見受けられますね><
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クラブのスペック:長尺

2019年03月22日 18時02分18秒 | ゴルフ




ゴルフクラブのカタログや宣伝文句を見ていると
当たり前のように使われている言葉が
沢山ありますが、使う側は勿論のコト
最近では売る側、作る側も理解していないのでは
と思うコトが少なくありません。

当たり前のように使われる「重心位置」とか
「慣性モーメント」と言っても
そのメカニズムを簡単にでも知っておかないと
ほぼ全く意味が無くなってしまうばかりか
真意が分からず、表層の言葉だけを
追いかけるようになってしまいます。

例えば 今の主流…長尺クラブ
正しく自分で考えてみましょう…
44インチの時に 200g
45インチの時に 193g
45インチの時に 186g
それぞれの 長さに対し 平均的な
市販のクラブに装着されているヘッド重量を
サンプルにしてみます。



打たれるボールは当然ですが 無機質です。
今からボールを打つゴルファーが
どの方向に ナンノクラブを使って打つか
当然 知りません。(もちろん無機質ですから)

毎日 100回素振りし続けているコトも
昨日 練習場で300球の特打したことも
なんら 関係がありません。

ですから 当然 46インチで打とうが
44インチで打とうが 多少の入射角度の違いを
除けば ヘッドの重量×スピード を基準とした
破壊力と その加わるベクトル や ロフト角度
クラブの姿勢等の違いによって 弾道として表れ
長さの違い というのは ボールには認識出来ません。

平均的なゴルファーの 44インチと46インチの
ヘッドスピードの違いは 長さの分 1ms前後。
この差は 夏にポロシャツ一枚でスウィングするのと
冬の小雨の日にシャツ、セーター、雨具を着て
スウィングするヘッドスピードの差の半分以下 です。
その程度の差で有れば、体調によっても
クラブの姿勢による負荷の差によっても
変わってしまいます。
ヘッド重量も一緒に、反比例のような形で
変ってしまっているのですから
実は、作り出している破壊力は変わらない
イエ、少なくなっている とも言えます。

長くさえなれば 飛ぶ

速くさえ振れば 飛ぶ

と言うたった一つの認識の誤り が
他のコトにも色々と影響をもたらします。

勿論、スピードも ヘッドスピードを増加させる
働きがありますから、無視することは出来ませんが
飛距を重さ重視、もしくは伝達効率アップ(ロス軽減)
なのと スピード重視 なのでは
クラブ全般に 扱い方が変わってしまうと思います。

スピード重視にすれば スウィングを無闇に
大きくしようとしがちですし、どうしても
横の動きも多くなると思います。
また、スピードを上げる行為には
クラブの負荷以上に 肉体の負荷を掛けますので
その充実感(筋肉の張り等)が一つの目安となる
可能性も否めません。

また 自分の体を消しゴムのようなイメージを持ち
巻いたねじをゴムの弾力によって ブルッと戻すような
非人間的な動きになり易いと思います。

骨盤を固定して、左腕だけを動かし
体の限界まで 左肩を動かす…
全てを置き去りにして 体を回し
体が止まる反動で クラブを振る・・・
そんなイメージになり易いと思います。

クラブを大きく動かす為に
両腕の捩じりを使って クラブをテークバックで
体の右側へ送り 横から背中へ
それが刀 であれば コチラが切りつける前に
斬られてしまう程、出してくるのに時間が
掛かってしまうでしょう。

それを補う為 ヘッドを必要以上に軽くしたり
遅れを発生させないようシャフトを締めたり
重心距離を短くしたり
重心角度を必要以上に強くしたり、
アップライトにすれば
一時的には スライスボールを防ぐことは出来ても
クラブの使い方を 悪い方へ 悪い方へ
誘ってしまいます。
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ゴルフクラブ◆ロフトと長さの関係

2019年03月22日 17時14分27秒 | ゴルフ

ゴルフクラブは

✪ロフトの小さなもの(例えばドライバー)
 ⇒ロフトの大きなもの(例えばウエッヂ)

✪クラブ(シャフト)が長い
 ⇒クラブ(シャフト)が短い

という ある一定の規則性を持っています。
 ロフトの少ない クラブの長いドライバーは
 スピンが少なく 打ち出し角度は高め(そのロフトに対し)

 ロフトが大きく クラブの長いウエッヂは
 スピンが多く  打ち出し角度は低め(そのロフトに対し)

と言う風に出来ています。 

しかし、これは クラブというか
ヘッドを体の回転そのもので動かしたとき
ヘッドの円を描くその源が体の回転の時のみで
腕さばきなどで クラブを丸く振った時には
上記の 角度と回転の関係は成り立たなくなります。

多くのアマチュアの場合

 ドライバー 打ち出し角度は高く スピンは少な目
   が理想であるにも関わらず
 ドライバー 打ち出し角度は高く スピンは多め
  (ティーアップをしていなければ 打ち出し角度は低い)
   になってしまっていて
 ウエッヂの場合は 打ち出し角度は低め スピンは多め
   が理想であるにも関わらず
 ウエッヂ 打ち出し角度は高め スピンは少な目
   になってしまっています。

それは 何故か・・・?

クラブの長さとは イコール 前傾姿勢 を作り出し
その前傾姿勢が クラブのボールへのアプローチする
要するに 入射角度を作ります。
bd169146-s
ロフト角度とクラブの長さによって
クラブの持っている破壊力を
ボールの速度、角度、回転 に分散させる訳ですが

 クラブヘッドを「腕さばき」で丸く振った場合
同じように振っていても、直接的なクラブの長さのせいと
その長さによる前傾姿勢との絡みで
長いシャフトのドライバーは 前傾も起きていますから
腕さばきでクラブヘッドをローテーションした時に
シャフトを軸とした ヘッドの開閉のような状態になります。
ところが 前傾が深いウエッヂの場合
同じようなヘッドを捌きをしても
伝わりにくい、イメージしにくいかも知れませんが
ヘッドがシャフト軸の回転ではなく
ロフト方向への縦の回転と言うか、急激なロフト姿勢変化
の方に動いてしまいます。



この打撃方法… ある意味 一般的ですが…
では、ドライバーは高く上がり、スピンが多く
風に弱い 飛ばない弾道になりがちです。
ドライバーなど 長めのクラブはスピンが多いので
ウエッヂはスピンが多いかと言うと
そうではなく、今度はスピンが低め。。。
スピンが多ければ、スピンが効く とは一概に言えませんが
ウエッヂショットの低スピンにあまり良いことはありません。
なぜならば ある程度スピンの量が多めであるからこそ
そこそこ 微妙な距離コントロールが可能になるので
少ないスピンでは あまりに繊細な距離コントロールが
必要になりますし、スピンが多ければ止まる とは
言えませんが、やはり 少ないスピンでは
条件が整わないと なかなか ブレーキはかかりません。
ある程度、上げるショットである訳ですが
上がって、その落ちる角度だけで グリーン上でボールを
止めるのは 限られた条件になってしまいます。
少なくしたいはずの ドライバーはスピンが多め
多くしたいはずの ウエッヂがスピンが少な目
ロフトと長さから考えると 当たり前のようなことが
成り立っていない と言うことは
その ロフトと長さの使い方が間違っている
と言うことが考えられます。


ゴルフクラブの ロフトと長さの関係は
クラブの構造、約束事の中でも 大切であり
非常に基礎の部分でもあります。

物理的な そのロフトと長さによる入射角度を蔑ろにし
自分でロフトと入射角度を作ってしまうのであれば
当然、クラブの機種による違いなど出て来ようがありません。


ま、これも 長年、クラブに機能のない、機能の薄い
硬いシャフト、軽いヘッドを使ってきた
終着点と言うことではあるのですが、
体力、運動神経、練習頻度 でカバー出来るうちに
クラブの基礎機能を使えるスイングに移行して置くために
信賞必罰ではありますが、重いヘッド、柔らかいシャフトに
移行しておくことをお勧めします。

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ドライバーとアイアンのセッティング◆互換性

2019年03月21日 20時06分00秒 | ゴルフ



ハミングバードも変態ゴルフクラブばかり作っている訳ではなく
普通にグリップ交換なんかもしたりします…。

ご近所の お父さんゴルファーがグリップ交換に
いらっしゃいました。
その時の様子です。

「グリップ交換お願いしたいんですけど…。」
「は~~い。有難うございます。」

「あれ、このクラブ 結構新しくありませんか?」
「そうなんだよ。去年買ったばかりで
 以前のクラブはこんなにグリップが痛まなかったのに
 なんでなんだろね?
 グリップの素材が悪くなったとか あるの?」
「う~ん。。。 いま装着されてある奴は
 昔からほとんど変わらないタイプですねぇ。」


こちらのお客様のセットを見ると
ドライバーは 8年位前のゼクシオ
 ✪45インチ スイングウエイトD-1
  (グリップが軽量タイプなので実質C-8位)
  振動数は236cpm
だから ドライバーとして普通と言うか
ハードでないごくごく一般的なもの

それに比べ、アイアンは あのスイング破壊兵器シリーズの
 軽量スチールシャフト・・・

⇒振動数は 5番アイアンで 288cpm

 これはきついですね。。。



「で、ドライバーどうなんですか?
 グリップは痛んでないの?」
「ドライバーはあんまり練習しないからなのか
 痛んではいないけど、調子悪いのよね…。」
「どんなふうにですか?」
「以前にも増して、ランがなくなっちゃって飛ばない…。」
「・・・・・。
 このアイアンを使い始めてから?」
「んん? そうかも…。」
「弾道もほのかに高くなったりした?
 当たり所もフェースの上側になったり?」
「そう言われれば・・・・。」
「ちょっとアイアンとドライバー、
 交互に打ってみてくれませんか?」

シャフトの硬さ ってどういう感覚か というと
柔らかいものほどヘッドを感じやすく・・・重く感じ
硬いものほどヘッドを感じにくい・・・軽く感じる。

この組み合わせだと、長いドライバーの方が
シャフトが柔らかいので、ヘッドを重く感じ
(もしくはクラブ自体を重く感じ)
アイアンの方がシャフトが硬いので軽く感じる…。

ティーアップして打つ長いクラブが重く感じ
地面から打つ短いクラブの方が軽く感じるのは
コースへ出たときに、失敗の原因になってしまう。


打って頂くと案の定。。。
ドライバーは厚く当たり天ぷら気味だし
重いので振ろうとしてしまっているので
極端に右サイドの下がったインパクトになっている。
失敗しても、成功しても 一球交互に打つと
アイアンは薄い当たりで引っかかって低めの球。。。
トップ気味なのでボールも低く、止まりにくい弾道に
なってしまっている

距離の欲しいドライバーが明治の大砲で
グリーンを狙いたいアイアンがトップ気味の球。。。
これではゴルフになりにくい・・・

「とりあえず、試験的にアイアンに鉛つけて
 今の症状を改善してみて^^」
「やってみる(=^・^=)」
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バッグの中に混在するクラブ同士の関係は…?

2019年03月21日 17時42分38秒 | ゴルフ


市販のゴルフクラブ
自称 アスリートと呼ばれるゴルファーの使う
例えば 5番アイアン・ヘッド重量は 240g程度です。
装着される スイング破壊兵器NS950 の
Sフレックスであれば、硬さの目安、
振動数では300cpm近くになります。
一方、同じモデルの女性用アイアンも
ヘッド重量には殆ど違いがありません。
グラファイトが装着されていれば
(最近では、女性やシニアであっても スイング破壊兵器が
 装着されています。まるで拷問と言うか
 ゴルフ業界自ら 体力弱者を排除しているとも言えます)
振動数は 260cpm位です。
女性用の方が短いことも考えると
女性用のクラブの方が「遥かにヘッドが効いている」
「ヘッドが重く感じられる」筈です。
言い方を変えれば、アスリートである筈の
若者男性ゴルファーの方が、「軽く感じる」クラブを
使っているのです。

長さにもよりますが
50歳くらいの平均的な男性ゴルファーが
動かせる 機能を発揮できる 5番アイアンシャフトの
上限(一番硬い) は 振動数210cpm 位
だと思います。

この硬さ(付近)になって来て 初めて
シャフトの運動性、きっきポイントの特性などが
発揮できるのですが、
フレックス(硬さ)の違いの基準は 10cpm で
発揮できるモノよりも 100cpm近く
10フレックスも硬いシャフトを使っていては
そのシャフトの キックポイントとか特性など
何も動かない ただの棒状の物体 でしかありません。

かなり細かく書いて
L⇒LA⇒A⇒AR⇒R⇒SR⇒S⇒SX⇒X⇒XX⇒XXX
10フレックスとはこの位の差です。
210cpmでも、十分硬いのに
それよりも 10フレックスも上の硬さを使っている。。。

例えて言うのなら、女性にトリプルエックスを
使わせるようなものです。
トリプルエックスを使っている女性に
そのシャフトの特性が発揮でき、利用できると思いますか?



では、今度はドライバーで考えてみます。
一般的なヘッドを振るスイング、
自分でクラブを動かし、シャフトを撓り戻して打つ打撃、
スイングを一切いじらないという前提です。

同じく 50歳くらいの平均的な体力の持つ主が
使える 動かせる シャフトの硬さの上限は
190cpm 位と考えて良いと思います。

190cpmの硬さであっても、十分なヘッド重量が
無ければ、しなりの量そのものはあっても
動きが速く(復元)、撓って感じないでしょう。

45インチ基準とすると 210g位のヘッド重量
は 欲しいところだと思います。 

それに比べ、市販の平均値は
190gのヘッド重量 振動数240cpm 位です。
軽量スチール スイング破壊兵器NS950に比べれば
幾分、まし とは言えますが、
使うべき スペックからすると 5フレックス以上硬く
ヘッド重量も明らかに足りません。

スペック的には軽量スチール装着に比べ まし ではありますが、
それは単品で有っての話で
ゴルフバッグの中で 共生していくのには
このギャップは少なくありませんし
ミスショットの主要因になります。

正直、シャフトは 自分の使うべきものよりも硬ければ
それが幾ら硬くても、動かないことに
シャフト単体としての役割の違いは出てきませんが、
スイングと言う 感覚のある人間が行う動作の場合
シャフトの硬さによって、同じ重たさのヘッドが
装着されていても、感じ方は異なります。
当然、硬いシャフトの装着されているものの方が
ヘッドは軽く感じます。

クラブ(シャフト)が長く
ヘッドが大きい(重心がシャフトから遠い)
ウッドほど、シャフトが柔らかく ヘッドが効いて感じ
クラブが短く、ヘッドが小さいアイアンほど
ヘッドが軽く感じるのです。

L⇒LA⇒A⇒AR⇒R⇒SR⇒S⇒SX⇒X⇒XX⇒XXX
女性を例にすると
SRシャフトのドライバーを打った後で
XXXシャフトのアイアンを交互に打ちます。
フェアウェイウッドやユーティリティなどが入った場合
それは より一層複雑になって行きます。

これで 上手くゴルフ出来るでしょうか?
SRシャフトのドライバーが上手く打てた その感じで
XXXシャフトのアイアンが上手く打てるでしょうか?

コースで出ているミスは
本当にそのショットのミスでしょうか?
コースに出る前に、そのミスは決まってしまっている
と言えないでしょうか?

交互に打つ そのクラブ間のギャップ
加齢による体力や運動性能の低下した場合ほど
顕著に表れてきます。

ラウンドの後半に、いつも決まって
同じ傾向のミスが出るのは
自分の練度のせいでしょうか?
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4種類のドライバー

2019年03月21日 12時04分21秒 | ゴルフ



ドライバー、とりあえず 44インチとしましょう

✪ドライバーヘッドに2種類のヘッド重量を用意します

ヘッド①ヘッド重量190g
ヘッド②ヘッド重量230g

✪シャフトにも二種類用意します。
(計測上 44インチで190gのヘッドを使い
 基準になる数値を設定します)

シャフト①振動数250cpm
シャフト②振動数165cpm



2種類のヘッド重量と2種類のシャフトの硬さで
単純に4本のドライバーが作れるのですが
この4種類のドライバー 相当毛色が違います。

市販のクラブの ちょっとした やれ反発係数の違いとか
キックポイントなどのシャフト特性の違い など
超越した 完全に毛色の異なる4本になります。

ドライバー①
 ヘッド①重量190g
 シャフト①振動数250cpm のもの

 市販の普通の RもしくはSR位のドライバーです。
 この手のドライバーだと、ゴルクラブそのものに
 ボールを遠くに飛ばす機能がほとんどありません。
 打つ人の運動性能の差が表れるクラブとも言えます。
 真っ直ぐに行かせるには飛ばすをあきらめるか
 飛ばすのには真っ直ぐ行くのをあきらめるか
 の典型的なドライバーになりがちです。

 ヘッド重量としても、シャフトの運動性としても
 ボールをどかす~移動させる能力が乏しいので
 人間の動きの素早さが重要で、
 ボールの質量を軽減する能力にも乏しいので
 インパクトの衝撃が体にもろに入るので
 手首やひじなどクラブ~ボールに近いところの関節に
 嫌な衝撃がぬぐえません。
 こりゃ、普通に打っても 冬は痛いでしょうね><


ドライバー②
 ヘッド②重量230g
 シャフト①振動数250cpm
 (このヘッド重量であれば 振動数⇒235)

ドライバー③
 ヘッド①重量190g
 シャフト②振動数165cpm

この二つのドライバーは微妙な存在ですね
軽くて振り回しやすいのは意外かもしれませんが
③のドライバーだと思います。
③のドライバーをあと1インチ程度切ると市販のシニア
2インチ程度切ると市販のレディスのドライバーの
出来上がりです。

体を一番痛めやすいのは ①のドライバーですが
③のドライバーも速く振り回せる分、危険度は高いです。
ちなみに 一般的なオンプレーンスイング信者にとって
振りやすいのは ③のドライバーです。
しかし、ヘッドを振りまわす人にとって
③のドライバーはどこに行くか分かりませんし、
②のドライバーは自分の欠点を晒しだすことになります。

ロフトを立てる、上から打つ、ボールを潰す
というコトの 本当に意味を知っていない限り
クラブの機能が「濃くなるほど」
そのクラブの機能は スイングをするのに弊害…
邪魔や負荷になってしまいます。

硬くする
軽くする
小さくする
という機能を減らしていく
機能をゼロに近づけていく

というコトは 機能に頼らないショット・スイングを
するという意味だとご理解下さい

②のドライバーは飛びます
間違いないですけど・・・
これと組み合わせるアイアンが巷には存在しないので
かなり苦しいゴルフ。。。
クラブのバランスの違いは
ボールの位置で補える範囲を超えているので
スイングは少なくとも二種類用意することになりそうです。



ドライバー④
 ヘッド②重量230g
 シャフト②振動数165cpm
 (実際にこの重さのヘッドを装着すると振動数⇒150)

弊社ではスペック8~9位のドライバーになりますね。
ここら辺のスペックになると
ヘッドの重量、シャフトの使い方を正しくしないと
悶絶製造機になってしまいます。
スイングを変えることに重きを置くのか、
クラブの機能の使い方に重きを置くのか
それとも 単に結果、距離などの出る球に重きを置くのか
クラブ選びの瀬戸際を超えた存在です
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パッティングの勘違い

2019年03月20日 21時18分56秒 | ゴルフ




パターのフェース面にインサートの入ったモノ、
パター本体の金属素材とは別のゴムとかシリコンとか
の異素材がフェース面にハマっている
そんなパターがあるけれど
僕の過去の経験から
アマチュアのパッティングの殆んどは
そのインサートの部分で打っていない

打っていないのだから そんなところに
打感を柔らかくするための 異素材が入っている理由は
全然 理解出来ない

過去の事だけれど 練習グリーンとかで
アマチュアがパッティングしている「音」を
聞いていると いったい全体 なにを打っているのか
ボールの素材がなんなのか 全く推測出来ない「音」がする

当たり前だけれど ボールはゴム質である
色々な配合や構造であっても ゴムに変わりはない
パターヘッドは 殆んどの場合 金属である
これも色々な素材があるけれど やはり金属である

物質には それぞれ ヤング率 と呼ばれるモノがある
簡単に言えば ひずみ とか ゆがみ の度合いの事で
ある一定の条件で計測すると
硬めのゴムが 0.1 前後 と言う数値
柔らかめの金属のアルミ合金が 69 前後と言う数値
ドライバー等に使われる配合素材チタン は 110 位

平均的な金属とゴムの違いは 500倍以上ある訳だから
例え スピードの遅い パッティングストロークでも
ゴム素材であるボールがゆがみ
パターヘッドはそれに比べると 殆んどゆがまない
 と考えて良い 筈 であるが
実際のパッティング音を聞いていると
まるで 硬いモノ同士の当たったような音がする

そう フェースと呼ばれる 平らな面で
ゴム素材のボールを打てば ボールの表面が潰れ
そして 復元しながら 転がっていく… 筈だから
カツッ とか ゴツッ とか ちょっと硬い
痛そうな音はしない筈で
無音とは言わないけれど ゴムが潰れるというか
ゴム系の独特の音色が聴こえる筈 なのに
殆んどのゴルファーのパッティングストロークは
決まって 硬質なインパクト音 である

このテーマは ショットともつながっていく重要な
話題なんだけど レッスン書や雑誌などを見ていると
駄目なストロークの代表こんな風な 振り子のストローク
生涯 パターが上手くなれないストロークを
一生懸命トライしている

このストロークの致命的な欠陥は
かなりの確率で ボールに対して パターの歯
フェース面ではなく エッヂの部分が 当たってしまうことである

まず パッティングは オーバースピンにする
と思っていることから始まる
そう オーバースピン ボールが地面を転がる限り
オーバースピンになるのは 当たり前で
それを 更に オーバースピンにすると どうなるか?
もっと オーバースピン量を加えようとするとどうなるか?

→ボールは自分の自重で芝に少し沈んでいる
 いきなり オーバースピンが掛かると
 まず 自分の作ったくぼみの壁にぶつかってから
 転がり始めるから エネルギーロスする上に
 初っ端から ボールが跳ねるので ラインに乗らない

正しい オーバースピンとは
ボールが一周回転する 外周約13.5センチだけれど
一周する間に その13.5センチよりも 多く移動することで
沢山スピンを与えようとすればするほど
ホイルスピンするような現象になりがちで
パターの性能の酷さ もあるけれど
多くのアマチュアのパッティングは
出球は速いけれど 思ったより転がらない 移動しない
ことが 多いでしょ・・・  思い当たりますよね

しかも 肩周りの 振り子のストロークは
多くの場合 アッパーにインパクトが入る
パターには ある程度のロフトが付いているけれど
そのロフトよりも 多い角度のアッパー軌道で
インパクトすれば 球体である ボールには
まず パターの歯 が当たってしまう

歯が 角が入ってしまうと ボールは局所的に
凹む、歪む、潰れる、ので その復元にエネルギーを
取られてしまい ブレーキが掛かってしまうようになる
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ゴルフクラブ◆クラブは何を使っても同じ???

2019年03月19日 17時26分53秒 | ゴルフ


例えば シャフトの硬さを表す 振動数
と言うことで お話をします。

固有振動数 とは 一分間にどの位
シャフトが振動するか と言うのを測って
硬さの一つの目安とします。

数値が大きくなれば 硬い
数値が小さくなれば 柔らかい
と考えて下さい

一般的な 市販クラブの45インチのドライバー
R-シャフトの数値は 240cpm 位です。

ハミングバードのオリジナルシャフトで作る
セッティングの一例は 45インチ換算で
(通常 43~44インチしか作りませんので)
 振動数は 150cpm 位 です。

万人の意見ではないかも知れませんが
240 と 150 という数値は
かなり 極端に離れています。

ですので 240 が 245cpm であっても
258cpm であっても 
全部が 硬く どれも違いがある とは
言えない程の 差異・・・誤差 とも言えます。

また シャフトが硬い ということは
動きがない 動かない 撓らない と言うコトですから
その違いや性能を感じることは出来難くなります。

150cpm の硬さのドライバーを打てる人に
とって 90も100cpmも硬いドライバーは
ただ 硬いだけです。。。

どれも 同じ と言えます。



同じことが ヘッド重量にも言えます

市販の ドライバーヘッドの ヘッド重量
だいたい 190g 前後だと思います。
長尺化が進んでいますから
より 軽量化されたヘッドも少なくありません。

弊社の 平均的なドライバーのヘッド重量は
 235g 前後です。

約 50g 20%も重いのです。

50gも軽いドライバー。。。
確かに そこにも データ的な性能が色々ありますけど
結局 どれも 軽い(少ない) で終わってしまいます。
ハミングバードの経験値 と言う目で見ると
ドライバーヘッドの やれ重心位置とか
なんチャラカンチャラも 重さ というモノに
みんな喰われてしまい
例えば 素晴らしく性能の優れた 軽いヘッドは
性能の平均値をやや下回る 重いヘッドに
すべての分野において 勝つことが 出来ません。

重さはすべてを飲み込んでしまう とも言えます。


これは 一概には言い切れないのですが
その手の 軽くて 硬い ドライバーを
使っている 使えている ということは
本来のシャフトの使い方と違って
シャフトを捩じって使っている方が少なくないですし
本来のヘッドの使い方と違って
ヘッドを ローテーションさせて 使っている方も
少なくないですから クラブの違いを
感じ取るのは非常に難しい と言えると思います。



ゴルフクラブには 必ず 時間/未来 というものが
付いてきます。 どのクラブを使うか
によって 何年か後 何十年か後は 大きく
異なると言うことなのですが
異なるコトの出来るクラブと クラブによって
運命は一切変わらない と言うゴルフクラブが
あることも認識して貰いたい と思います。

どのようになるか は どのようになりたいか
によって 異なるのは確かですが
ハミングバードでは 使われる方の未来
未来の時間を 今までとは異なるゴルフに出来る
クラブをずっと ずっと 造り続けていきたいと
思っています。
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