THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

黄葉とトナカイと・・・

2012-09-13 | 北極圏旅行2012秋
朝、相変わらずどんより曇っている。外にでるとぱらぱらと雨が降っているのが分かった。予報では昼から晴れるというのだが、そんな気配はまったく感じられない。



しかし12時宿を出る頃に確認すると、どうやら雨は止まっているようだ。曇ってはいるが、空は明るくなってきた。
とりあえず空港に向かい、WiFiで天気予報をチェック。天気がよさそうなLakselvを目指して、進むことにする。
空港を出発し、しばらく行くと雲の間から陽が射してきた。トナカイの群れを横目に海底トンネルを目指す。ヨーロッパ本土に渡り、南下していくうちに雲が徐々に消えていき、晴れ間の広がる気持ちのいい天気に。
ノルウェーの北極圏沿岸部はフィンランドより暖かいからか、黄葉もちょうど見頃だ。永遠に続きそうな輝く黄葉の木々の森と、入り組んで変化に富んだ地形が、とんでもなく美しい。トナカイもこの道沿いは特に多く、危なっかしかったりもするが、かわいくて憎めない。



いつも思うが、ノルウェーは普通にある風景が日本だったら一級の観光地になりそうなぐらいダイナミックだったりする。ラップランドは畑もほとんどないし、人家も見渡す限り一軒もなかったりする。たまに牧場やキャンプ場があるくらいだ。



Lakselvに到着。雲はだいぶ出ているが、許容範囲内だろう。インフォメーションに寄るが、閉まっている。もう遅すぎたか。しかしインフォメーションの外の玄関付近でWiFiでネット接続可だったので、天気の最終チェックを行う。
COOPでショッピングを済まし、ここからさらに南下して今日の宿のあるSkoganvarreへ車を走らす。
前もって連絡していたので、レセプションで受付の男性が待っていた。4人部屋コテージは暖房も入れてくれていた。
今の季節、前もって連絡しなかった場合、営業してるけど客が来ないとみて、受付がもう家に帰っちゃった・・・みたいなことが起こる・・・

午後10時前、西の空から薄いオーロラらしきものが・・・よく見ると空の天辺にまで雲の向こうに続いている。明らかにオーロラなんだが、動きも少ないし色もよく見ると緑っぽいような・・・
湖の桟橋の方に行ってみる。ここならかなり暗いので分かりやすい。案の定、木でさえぎられていた西の地平線から延びている部分がはっきり見える。しばらくするとオーロラも明るくなってきて、湖面に映し出されて神秘的な光景に・・・しかし、自分の見てきたオーロラより、動きは少ないし、色も薄い。しかし、4年ぶりのオーロラらしいオーロラに、寒さも忘れて立ちすくんだ。
だんだんと明るくなっていき、いつの間にか大きく西の空に渦を巻いている。よくみると淵が細かく振動するように動いていることが分かる。
しかし、徐々に薄くなっていき、よく見ないと雲か何か分からないぐらいになってしまった・・・まだ11時前なのだが、もうShowは終わりという雰囲気。
満天の星空の下、このあともずっと細く薄く、余韻が残るようにオーロラが西の空から伸びていたが、これ以上激しく動く気配はなかった。

今日の宿 Skoganvarre Turist og Camping

4人部屋コテージ600NOK。シャワーは別料金で10クローナのコインが必要。
湖に面していて、なかなかの環境。コテージ内でWiFi接続できて便利だった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿