THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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2012-09-16 | 北極圏旅行2012秋
Kautokeinoは緯度のわりに温暖なノルウェーの中で、冬の寒さで有名だ。今日は9月の16日だが、早朝は氷点下だったのだろう、霜が降りて地面は真白に・・・
昨夜は晴れ渡っていたので、放射冷却で冷え込んだのだろう。
今日も昨日に引き続き晴天で、気持ちのよい朝だ。しかし寒い・・・
今日の移動先はフィンランドのLeppajarviの宿だ。ここから1時間ほどで着く。ノルウェーともお別れとなるし、ここからLeppajarviの間には、店などなさそうだ、食料を買い出しに行かなければ。
今の季節、この地方を旅する物好きも何組か入るようだ。我々以外のコテージにも1軒、車が止めてあったり、他の1軒は自転車が置いてあったり・・・旅行なのだろうか?仕事で来たのだろうか?
トイレの前で1人中年の男性にあった。シャワー、トイレ付のコテージにいる人だ。彼はエストニアから来て、近くの建設現場で働いているということだ。昨日はフィンランドまでビールとウォッカ、タバコを買いに行った、値段はノルウェーの半額だという。半額にまではならないような気がするが・・・
ノルウェーはEUのメンバーではないが、簡単に労働許可を得れるのだろうか?彼はノルウェー語は出来なさそうだが・・・そこまで突っ込んだ話はせず、先を急ぐことにした。
チェックアウトし、近くのスーパーに車を走らせる。スーパーの駐車場に駐車しようと思ったが、なぜか他の車がまったく駐車してない。スーパーの入り口に近づいてみると、案の定、休みのようだ。今まで他の町ではスーパーは日曜も営業していたような気がしたが・・・町の中心にあるCOOPにも寄ってみる。やはり休みのようだ。この村は人口も2000人ぐらい。日曜はみんなで休みということになっているんだろう・・・
国境に車を走らす。空は徐々に曇ってきた。周りの風景はもう黄葉の見頃を過ぎて寂しい感じ。雨でも降ったら、もっと陰鬱な感じだろう。



ノルウェー、フィンランドの国境 フィンランド側から撮影

次の宿は、国境を越えて最初のキャンプ場だ。ガソリンスタンドと、カフェ、売店を兼ねている。ガソリンの値段の表示もノルウェークローナとユーロで表示してある。先ほどのエストニア人のように、ノルウェーからの買い出し客なのか、これからノルウェーに向かうので、安いガソリンと買いだめ用のビールを購入する客なのか、この周りに何もない僻地にしてはかなり大勢の客で賑わっている。
予約も何もしていなかったが、コテージに空きがあるかどうか聞くと、あるとの返事。まあ今の季節、空きがあるかどうかが問題ではなく、キャンプ場として営業しているかどうかが問題で、営業していればコテージもあるということだ。
値段も、前もってウェブで調べていた通り、4人用コテージが45ユーロと安い。コテージもログハウスで内装もおしゃれだ。
湖に面してサウナがあり、サウナから湖まで木道が延びている。サウナで発汗したあとは、そのまま湖へどぼん、という寸法だ。
湖の水は、地面より温かいせいか、湖の周りは、まだ黄葉もいい感じで残っている。天気も次第によくなってきて、湖面が青い空を映す。ラップランドのありふれた、典型的な風景だが、本当に美しい。



今夜の予報では、この地方は晴れでオーロラがまた拝めそうだ。2日続けて晴れで、オーロラが見れるなんて、超ラッキー。
日が暮れ、夕食を摂っていると早くもオーロラが北西の空に出没。こんな時間から気が早いな・・・
宿の前の道路を横切り、周りが真暗な場所に行くと北の方角に帯状に緑の帯が見える。ちょっと薄いし動きもないが確かにオーロラだ。時間が経つにつれてだんだん天頂部分に移動し雄大なオーロラが眺められるに違いない・・・
しばらく眺めているうちに薄くなって消えていった。また出てくるだろうと一旦コテージに戻り、間隔を置いて観察することにする。
しかし夜遅くまで空を観察したにもかかわらず、オーロラは、北の空にまた薄く見えたかと思うと消え、今夜は大きく明るく見えることはなかった。
気象条件がよく、周りが真暗で遮る物のほとんどない見渡しの効く最高の場所なんだが・・・世の中うまく行かないものだ・・・

今日の宿 Fell Center Galdotieva

2人用コテージ36EUR、4人用コテージ45EUR。
とてもいい雰囲気のキャンプ場だが、2人用コテージは外観がボロい感じだ・・・
4人用コテージに2連泊したが、なぜか2泊目は36EURだった。

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