THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

核の島に北極グマ保護区

2009-03-20 | 北極圏ニュース


あの悪名高い核実験島、ノヴァヤゼムリャがシロクマの楽園になる?

 3月17日から19日にノルウェートロムソで開かれた「北極グマ合意における国際会議」で、ノヴァヤゼムリャ島の最北部に北極グマ保護区を設置することがロシアにより提案された。

 今回ノルウェーは、前回の1981年のオスロでの会議以来初めて、北極グマ合意の当事国(アメリカ、カナダ、デンマーク/グリーンランド、ノルウェー、ロシア)を招待した。

 1973年の国際北極グマ条約によって、北極グマが生息する地域の国はこの個体群の研究と管理に協力することが義務付けられている。しかし国や州によって、例えば巣の保護、あるいは雌や小熊の保護などの北極グマの保護のレベルは違っている。

 今現存するシロクマ2-2万5千頭の3分の2が、地球温暖化のため今後50年で消滅する、という予測もある。