THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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タイミル(Taymyr)半島

2009-03-10 | ロシア北極圏&北極
ユーラシア大陸最北端、ツンドラの広がる巨大な半島タイミル(Taymyr)。北極線よりはるか北に位置するため夏は白夜、冬は極夜の典型的な北極の大地だ。夏、と言っても一瞬で終わってしまい暗く長い冬は頻繁に暴風雪が吹き荒れ極端に気温が下がる。

 西はカラ海に注ぐエニセイ川が河口で形成するエニセイ湾、東はラプテプ海に注ぐハタンガ川とハタンガ湾で区切られている。 海岸線は9月から6月まで氷によって閉ざされている。

 半島の最北端はChelyuskin岬(北緯77度43分、北極点から約1300KM)。つまりユーラシア大陸の最北端である。

 半島の中央部を高さ1000MほどのByrranga山脈が走り、山脈の南麓に東西に165KMの幅を持つタイミル湖がある。 タイミル湖は9月末から6月まで氷で覆われる。
 タイミル半島にはさまざまな湿地環境があり、そのなかでも特に重要な地域には国立自然保護区が設定されている。

 住民の数はわずかであり、ロシア人のほかに、Dolgan人、Nenets人、Nganasan人などがいる。

 拠点となる町はタイミル半島南部、ハタンガ川に面した北緯71度58分に位置する5000人ほどの村ハタンガ(Khatanga)。村から1KM南東にあるハタンガ空港は北極圏探検ツアーの基地としてよく利用される。ここから半島内部へのアクセスはフルスケールの遠征となる。


空  

ノリリスクからハタンガへの便あり。

 北極ギツネ