令和6年度高体連中央支部新人大会サッカー競技 準決勝 秋田南1-3秋田商業

準決勝秋田商業戦は残念ながら敗戦。この後の3位決定戦(13時キックオフ)に臨みます!

「第67回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技」~1回戦~ 秋田南VS大館国際情報学院 結果速報!

2021年05月31日 22時52分41秒 | ダイアリー
 まさに「薄氷(はくひょう)を踏む想い」をした初戦でした。
 「初戦」の難しさ、全県総体の怖さを感じた試合でもありました。

 29日(金)に開幕した標記大会は、本日31日(月)が2回戦。
 平日開催ではございましたが、母校・秋田南高校サッカー部は本日の初戦に挑んでまいりました!
 では、秋田南高校サッカー部の初戦試合結果速報です!


 ※ ※ 第67回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技 2回戦 ※ ※
 2021年5月31日(土曜)14:00キックオフ 
 会場/男鹿市 男鹿市総合運動公園球技場(人工芝)

  秋田南 3-2 大館国際情報学院(前半1-2)(後半2-0)
 得点者:前半28分秋田南10番君 ヘディングシュート(1-0)
     前半30分大館国際7番君 ペナ外ミドルシュート(1-1)
     前半33分大館国際2番君 (1-2)
     後半32分秋田南 8番君 ゴール前のセカンドボール押し込み(2-2)
     後半35分+2分秋田南10番君 中央突破からの右隅へのシュート(3-2)


 大館国際情報学院(以下、国際情報)はテクニックのある選手が多く強敵ですよ、とは戦前から評判を伺っておりました。
 やはり本日の試合内容を見ても、まさにその通りでした。
 随所にスキルフルなプレーで自在に相手守備プレスを掻い潜りながら秋田南のゴールに迫る国際情報。
 終始、秋田南と一進一退の攻防を繰り広げました。


 キックオフ直後、マイボールをそのままゴール前に供給。いきなり開始数十秒で決定機を迎えるもシュートは枠の外へ。
 前半の中盤あたりにも、セットプレーの続きから決定機を迎えるもシュートは大きくゴールを外れ得点ならず。

 秋田南は何度か訪れたビックチャンスを生かすことが出来ませんでした。
 この2度3度の決定機を得点していたならば楽な展開になっていたのは言うまでもございません。


 一方の国際情報は、狭い局面では技術の高さを生かしたショートパスで守備プレスを回避しながら攻撃を組み立てたり、シンプルに秋田南DFの背後を突くスルーパスで速攻を仕掛けたりと自在に展開をしていきます。
 若干ながらセカンドボールの回収は秋田南が勝っていたこともあり、ボール支配は秋田南が勝っていたかもしれません。


 なお、この試合から(この大会から)秋田南は大きな戦術変更をしております。
 本来ならここで(「事務局ブログ」で)ご説明したいところですが・・・、
 4日に次戦を控えておることもあり、他チームの偵察の網に掛からないよう、この「事務局ブログ」でのご紹介は「本日は」控えさせていただきます。
 選手の個性にはめた良い戦術変更でもありましたが、また課題も見つかった戦術変更だったことだけはお伝えしておきましょう!


 膠着状態(こうちゃくじょうたい)が続いていましたが、先制は秋田南。
 セットプレーの流れから、ファーサイドに上がったクロスボールをキャプテン10番君がヘディングシュート。逆サイドのゴール隅に吸い込まれ待望の先制点。
 得点後、ベンチにいる控え選手の元に走り、喜びを共有する10番君。


 しかーーーーーし!国際情報はやはり強敵です。失点直後も決して気落ちせず、秋田南自陣で丁寧に展開し、最後は7番君がペナ外から豪快な右足シュート。
 秋田南キーパー1番君の必死のセーブも届かず、試合は同点に。
 
 そして!なんと!国際情報は同点後すぐの数分後、またもや猛攻を仕掛け、最後はDFの2番君が逆転ゴール。
 これで国際情報が逆転。そして前半終了のホイッスルが鳴りハーフタイムへ。

 ハーフタイムの秋田南ベンチは「お通夜状態」笑。先制後に立て続けの2失点で気落ちしたようすも見受けられます。
 ですが、キャプテン10番君を中心に、気持ちを盛り上げようと選手を勇気づけ、鼓舞(こぶ)しています。




 そして後半開始。はやり下を(足下を)見ている選手が多く、まだ逆転のショックを拭いきれていないようすが伺い知れます。


 後半は得点が欲しいがあまり、自陣で回収したマイボールをすぐさまFWまで縦パスを通そうとするも、ミスパスが目立ち攻撃が単調な形で途切れてしまっていました。
 「秋田南が良くない試合展開」の典型例のような状況が続き、試合時間は刻一刻と進んでいきます。


 後半の中盤までは、国際情報のボール奪取後の速攻がお見事で何度も決定機を創出していました。秋田南はヒヤリとする場面も何度か。
 しかし、後半の中盤あたりからは、極端に国際情報の運動量が落ちてきたような。。。。

 後半の中盤あたりからの秋田南の攻撃は「お世辞にも」良い展開、良い崩し方では無いものの、何度か決定機も作るも得点ならず。
 そして左腕にはめた腕時計の時間を見ると、試合終了まで残り5分。このままでは。。。。


 この時間帯の秋田南は、右サイドからの崩しが続きます。右サイドのポジションを取る8番君と4番君。この2人はスピードとテンポの良いドリブルで中央から右サイドを切り崩し決定機を作っていきます。
 残り5分あたりは「同点ゴールは近いのでは?」と感じさせるほど攻撃に厚みが加わり、得点の匂いがしてきました。




 そして試合終了3分前!4番君を起点に10番君、9番君がからみ、最後は8番君が起死回生の同点ゴール。
 下の画像がその8番君の同点ゴールフォト。土壇場で同点に!そして試合はアディショナルタイムへ。


 アディショナルタイム2分経過でした。ペナ外でボールを受けたチームの大黒柱、精神的支柱でありキャプテンの10番君がドリブルで中央を切り崩し、そのままゴール右隅へシュート。
 このシュートが土壇場で決まり、逆転。3-2。直後に試合終了のホイッスルが鳴りました。下のフォトがその逆転ゴールシーン。







 
 非常に苦しい時間帯が続き、内容も悪く、負けも覚悟した試合でしたが、土壇場の執念が実った格好となりました。
 死力を尽くした70分間のゲームは、「紙一重(かみひとえ)」と形容できよう好ゲームを展開した両校によって生み出された「至高の好ゲーム」となりました。

 苦しんで苦しんで、チーム全員で勝ち得た初戦勝利。
 難敵であり、1点勝負になるであろうことは戦前から想定しておりました。
 「俺たちが勝つんだ」という執念がこの紙一重の勝負の「勝敗」を分けたのでは無いでしょうか。


 課題・修正点は数々あります。しかし新戦術で方向性も定まったようにも思えます。
 次戦まで4日しかありませんが、「この4日間」で突き止められうる修正を克服し、「決戦」に挑んでいただきたいと思っております。

 では、4日(金)準々決勝のカードをご紹介いたしましょう。

 ※ ※ 第67回秋田県高等学校総合体育大会 サッカー競技 準々決勝 ※ ※
 2021年6月4日(金曜)14:00キックオフ 
 会場/由利本荘市 西目カントリーパーク(人工芝)

  秋田南 - 秋田商業


 本日、試合を観戦していたときのことです。
 後半のある時間帯でした。1点リードを許している時、秋田南の守備の大黒柱2番君が大声で

 「勝つのは俺たちなんだろ?」

 と大声で選手全員に問いかけるように叫び、気持ちを鼓舞していたのが印象的でした。

 
 秋田南の3年生にとっては、この大会が引退試合になる選手が大半です。
 これまでの2年と少しのあいだ、同級生たちとサッカーで共有してきた時間は、もしかしたらあと少しで終わりを迎えるのかもしれません。

 
 得点を喜び合い、劣勢の時は励まし合い、敗戦ではお互いを責めてケンカもしたり。。。 
 秋田南高校に入学して、共に部活動で過ごした仲間との日々。

 「あと少しでもこの仲間と一緒にサッカーがしたい。」
 今日の試合後半、2番君が叫んだ「あの言葉」にはこの想いが込められていたのかもしれません。そう感じたN岡でした。


 金曜日に対峙する相手は、これまで何度も跳ね返されてきた強敵です。
 3年生には、これまで同級生たちと共有してきた時間を全て凝縮させて「この1試合」に全て出し尽くしていただいたいですし、
 1年生と2年生には、3年生たちの想いを汲み、そして3年生を支えて、想いを共有していただきたい、と思っております。


 さあ、決戦は金曜日です。
 ぜひ母校・秋田南高校サッカー部が挑む準々決勝へのご支援ご声援をよろしくお願いいたします。

 なお、本日の「秋田南VS大館国際情報学院」の試合フォトはまだまだ撮り溜めて残しておりますので、近日中にあらためて試合フォトをご紹介いたします。
 どうぞお楽しみに~。





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