卒業式シーズンである今の時期の過去を思い返してみると…
それまでの厳しい秋田の冬は終わりを迎え、春らしく穏やかで暖かな風とまぶしい太陽が顔を出しているように思います。
しかし今年に限っては違うようです。
明日の3月1日から高校卒業式がスタートしますが、冷たくて強い風と雨、ところによっては雪も予想されています。
例年とは違う”卒業式の景色”になるかもしれません。
卒業式を翌日に控えた、本日2月29日(月)、サッカー部3年生(52期生)を対象に
「サッカー部OB会」への入会式を執り行ってまいりました。
「秋田南高校サッカー部OB会 平成27年度52期生入会式」
日時:平成27年2月28日(金曜)16時~
会場:秋田県立秋田南高等学校 2階会議室
卒業式の前日である今日は、卒業式予行練習、同窓会(南翔)入会式もおこなわれました。
それら行事を終えた3年生(卒業生)は16時に続々と会議室へ入室。
21名の卒業生が揃いました。
3年生が2年前、1年生として入学して間もなくの6月に、南高サッカー部は秋田県高校総体で見事に初優勝を飾りました。
2年生になった翌年も、2連覇を達成。
南高サッカー部の輝かしい歴史を作ってきました。
3年生になって最終学年では優勝を果たすことはできませんでしたが、敗れた準々決勝(秋田南VS新屋)でした。
リードされた状況下での試合終了直前の同点ゴール。
N岡は一生忘れないでしょう。
「勝つ」「諦めない」
を選手全員が体現した姿を目撃した試合でした。
最後はPK合戦で敗れ3連覇を達成することはできませんでした。
試合終了後のベンチで泣き崩れる3年生。うなだれる控え選手。
「あの日の試合」は記憶から消えることのない試合になるでしょう。
あの選手たち、すなわち3年生はユニフォーム姿ではなく、ジャージ姿でもなく、学生服で臨んだ今日の入会式。
1年生だった頃から3年間見続けてきた、3年生たちとは今日でお別れになります。
今日の入会式を終えると、明日からは『OB会の同志』として仲間になるわけです。
今日の入会式の冒頭、我々OB会からのご卒業を祝うお花を贈呈しました。
そしてOB会からの挨拶。
卒業の祝辞と入会のお祝いを、当会副会長の篠田大祐さん(26期卒)から頂きました。
篠田副会長からは、
学校教育の一環としての部活動はこれで終わるが、生涯続けることのできる「趣味としてのサッカー」はこれから始めることができるということ、OB会へは”若い人ならではの知恵とアイデア”を提案して欲しい、というお話などを頂きました。
特に篠田副会長は、OB会に参加することによって生まれる「社会上のつながりと結びつき」の大切さを強調されておりました。
篠田副会長からのご挨拶の後は、事務局N岡からの入会説明。
そして最後は、サッカー部監督の内海さんからのご挨拶。
3年生(卒業生)は3年間ご指導を受けた恩師からの「最後のお言葉」。
じっくりと耳を傾け、聞き入り心に留めるその姿が印象的でありました。
「OB会入会式」の最後は今年も記念撮影。卒業生と恩師と。そして卒業生と在校生と。
平成28年3月1日。3年間学び過ごした「学校」を卒業します。
3月2日からは「母校」となります。
そして「サッカー部現役生」から「サッカー部OB会員」となります。
524名のOB会員に卒業生21名を加えて、総数535名の会員数となりました。
我が「秋田南高校サッカー部OB会」は新しい”仲間”と新しい”息吹”を加えることができました。
明日卒業を控える52期生は、いよいよ4月から新たなスタートラインに立ちます。
私たち秋田南高校サッカー部OB会は、
新しい仲間の新たな旅立ちにエールを送り、そして新しい仲間と共にOB会発展を目指し続けていきます。