6月5日。秋田市営八橋陸上競技場。「0-3」・・・。
2年ぶりの「全国の舞台」へ挑んだ秋田南高校サッカー部。
スコア以上に完膚無きまでに叩きのめされ、優勝への夢を打ち砕かれて、打ちひしがれことでしょう。
悔し涙をたくさん流したことでしょう。
あの日、そして「再起」を誓ってから4か月あまりが経過しました。
「大学受験」に挑むため、やむなくサッカー部を引退した3年生。
一方で「もう一つの夢の舞台」への挑戦を誓った6名の3年生。この高校選手権県予選まで「夢への挑戦」を続けることになりました。
大黒柱の3年生がごっそり引退しチームの主力として責任感を全うしなければならない立場になった2年生。
チームを鼓舞し、最前線で戦う決意を示さなくてはいけません。
秋田南高校に入学しておよそ半年の1年生。
わずかな在籍期間ながらチームの選手層を高め、チーム力を上げるためにレギュラー争いに割って入ってくれなくてはなりません。
各学年それぞれに「思うこと」「誓うこと」「果たさなくてはならないこと」は違えど・・・
『秋田南高校サッカー部のために』
を全員一致で共通意識を持ち、この険しく厳しい戦いに挑まなくてはなりません。
本日10月7日(土)。『もう一つの夢の舞台』への挑戦が始まりました!
秋田南高校サッカー部、本日の初戦(3回戦)試合結果速報です!
※ ※ 第96回全国高等学校サッカー選手権秋田県大会 3回戦 ※ ※
平成29年10月7日(土曜)13:30キックオフ
会場/県立中央公園球技場A
秋田南 1-0 男鹿工業 (前半0-0)(後半1-0)
得点者:後半26分 秋田南11番君
試合終了14分前、虎の子の1点を守り切った秋田南が辛くも初戦勝利。準々決勝に駒を進めました!
試合開始時は曇り空でありましたが、試合開始と共に小雨が降り、時に雨足が強まるあいにくのコンディションでした。
試合開始前のミーティング。監督・コーチの指示を真剣に聞いています。
そして選手入場セレモニーです。気合が高まります↑↑↑
試合開始序盤から一進一退の勝負が続きます。
秋田南は初戦の緊張からか、マイボールを大事にできずボールを失っては守勢に回る時間帯が続きます。
むしろ相手ゴールに迫る機会が多かったのは男鹿工業。
秋田南のプレッシャーを受けながらもマイボールをパスで展開し、縦への推進力で相手ゴールに迫ります。
開始5分頃、男鹿工業のシュートがゴールポストに当たり失点の危機を救われる場面も。
秋田南にとって危ないシーンも何度かありました。
時間の経過につれて、秋田南は左サイドを起点に攻撃を組み立てます。
左サイドハーフ1年生の9番君。同じく左サイドバックの”長身レフティー”5番君“が起点になります。
一方で反対側の右サイドでは攻撃の起点になれず、マイボールを失うことがしばしば。
秋田南はセンターバック2年生の2番君、3年生の3番君がキープすると右と左、両方のサイドバックとサイドハーフがタッチラインそばまでワイドに開き、横幅いっぱいを使った展開を何度も試みていきます。
また「南高の大黒柱エース」10番君(3年生)をポストプレーに使い、起点にした攻撃も少しずつ少しずつ増えていきます。
日本代表FW大迫選手を彷彿とさせるポストプレー、ボールキープからの独力でも突破は秋田南の攻撃をつかさどる、いわば「生命線」。
左サイド(5番君・9番君)と、FW10番君を起点に徐々にゲームを支配し相手ゴールに迫れるようになります。
しかし男鹿工業も試合開始から一貫して集中力を切らさず、素晴らしいディフェンスで決定機を作らせません。
さすがは3回戦まで勝ち進んだチーム。攻守にスキを見せない素晴らしい試合内容を見せてくれています。
秋田南の守備に関しては、3年生としてこの大会まで挑戦を続けてくれたGK1番君、センターバック3番君、右サイドバック4番君(キャプテン)。
彼ら3人はやはり素晴らしいプレー内容です。『大黒柱』にふさわしい堂々たるプレーを魅せてくれています。
試合の経過が進むにつれて、失点の気配を感じさせなくなり、安定感あふれるディフェンスになってきました。
そして試合終了までおよそ10分余りとなった頃でした。やはり起点となったのが左サイド。
その左サイドから相手ゴール前に上がった浮き球に反応したのが右サイドハーフ11番君。
その得点シーンがこちら↓↓↓
11番君が右足ダイレクトで綺麗にゴールネットを揺らし待望の先制!
右手を掲げて喜ぶ11番君。そして祝福する選手たち!
そして歓喜の南高応援スタンド!
南高の先制後は追いつきたい男鹿工業、必死のディフェンスの秋田南の攻守にわたる攻防が激しさを増します。
秋田南のDF陣は相手攻撃のカウンター(速攻)に備えリスクマネジメントを徹底させています。
試合はそのままのスコアで終えて試合終了。
虎の子の先制点を守り抜き、1-0のスコアで秋田南が勝利!
キャプテン4番君を中心に、歓喜の輪ができます。
マイボールをパスで展開できず、縦へのロングパス主体の攻撃が多い秋田南。それでは相手チームの守備対応もしやすくなり相手ペナルティーエリアまで進入することはできません。
球際の強さを見せるべき状況でもセカンドボールの拾え切れない、苦しい試合内容でした。
攻守の攻防もほぼ試合全般を通じて五分五分。
「南高らしさ」が発揮できず非常に苦戦しました。
しかし決して悲観するばかりではありません。チームの柱として引っ張っていくべき選手・・・。
GK1番君、センターバック3番君、右サイドバック4番君、左サイドハーフ9番君、そして「エース」FW10番君。
彼ら主力選手が、まだ大舞台の経験の足りないほかの選手たちを鼓舞し引っ張っていってくれれば、絶対にチーム力は上がり、もっと「南高らしさ」を前面に出したサッカーを見せてくれるでしょう。
期待しましょう!そして勝利を信じましょう!選手たちを後押しする声援をありったけ送りましょう!
では明日は準々決勝!その対戦カードと試合日程です!
※ ※ 第96回全国高等学校サッカー選手権秋田県大会 準々決勝 ※ ※
平成29年10月8日(日曜)13:30キックオフ
会場/西目カントリ―パークサッカー場
秋田南 - 秋田工業
明日は日曜日。しかも、天候は回復して『晴れ💮』の予報になっていますね!
ぜひ、明日は試合会場・西目カントリ―パークサッカー場へ足をお運びいただき、『もう一つの夢の舞台』へ挑む秋田南高校サッカー部を応援してください!
ちなみにですが、明日のN岡は試合開始から前半の途中までしか観戦できず、秋田市に戻らなくてはなりません。(=_=)
「秋田南が勝ったよ!」という報告を楽しみに待っていたいと思います!
どうぞ明日はよろしくお願いいたします!
では本日撮り溜めた「秋田南VS男鹿工業」の試合フォトをたっぷりとご紹介して、
本日の事務局ブログを終えたいと思います!