銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

睦湯(川崎・矢向)

2021-11-23 08:29:00 | 銭湯
#睦湯







JR南武線
#矢向駅

JR南武線の矢向駅


▲のどかな風景の駅だ






▲改札口に向かって


▲改札口


▲改札口をでるとちょっとしたターミナルになっている。素朴で昭和らしい雰囲気が漂う場所だ


▲今回むかうのは、踏切がある方面


▲近くの地図を見ると今ここで


▲地図下の幼稚園近くにある




▲ひだりの踏切まですすみ


▲踏切


▲踏切を渡ったらすぐひだり


▲養老乃瀧がみえるが、この道を右折する


▲まがったところ


▲そのまま真っ直ぐ進む








▲クリニック関係がまとめて入ったテナントビルがみえてくる


▲そこを横切ってまだ真っ直ぐ進む




▲ここで立ち止まると


▲左折する


▲曲がったところ






▲すると右手に睦湯がみえてくる








▲マンション銭湯だ






▲裏側にまわってみると


▲立派な煙突がみえる


▲到着


中に入ると、いかにも昔ながらの銭湯ということで、足下をみるとすっかり固くなった絨毯が敷かれてある。
最初は左に進むと小さなロビーになっていて、その左手に受付のフロントがあった。座るのは70代半ばぐらいの女性。
なにやら台紙にシールを貼っている最中で、こちらには目もくれず話し掛けていいのか少し戸惑う。
「こんにちは、貸しタオルありますか?」と訊ねると、「どんなタオル?」と聞かれてたので「フェイスタオルでお願いします」と言うと、女性店主は手探りでタオルを探しながら、「あれ、さっき貸したのに戻ってこない」とひとりごちながら、「下駄箱の鍵出してくれる?」と言われた。どうやら先客に貸したタオルがそのまま行方不明らしい。
「もう、どんどんなくなって困るのよねぇ」と不満そうだった。
タオルはたぶん有料だったと思うが、お釣りがいくらだったか確認し忘れたので、料金は分からなかった。


女湯は左側で、男湯が右側。
のれんをくぐって中に入ると、脱衣場は少しばかり広めに感じられるスペースで、無駄をそぎ落とした空間だ
手前にマッサージチェアと間仕切り壁に鏡台がある。真ん中に小さな長いすが並び、右壁のところにロッカー。
ロッカーは比較的新しい印象だったが鍵が古かったので、こちらも昔ながらのロッカーかもしれない。
トイレは今では珍しい和式。ここにも歴史を感じさせる。


扉を開けて中に入ると、最初に目に入るのは湯船で、関東ではめずらしく真ん中に鎮座してある。左右の壁には奥までカランが並ぶ。
真ん中にもカランがあるが、こちらは3つほどしかない。
手前には立ちシャワーがあり、ハンドシャワー仕様。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


カランのシャワーは使ってみると、古い割にはかなりしっかりしてて、勢いがあって使いやすい。ただし、温度がやたらと高く、そのうちにシャワーだけでのぼせ気味になってしまった。


湯船に入ってみると、シャワーが熱かった割にはふつうの温度で、42℃ほど。
広さはそんなにないが、いろんな設備をコンパクトに納めている。
手前左側に電気風呂があり、右奥にはミクロンバイブラ。すごく泡立っていて、いわゆる赤外線があるが、色が赤ではなくピンクや黄色。はじめてみる色だ。
湯船の左側は深浴槽となって、ボディジェットとハイパージェットがある。どちらも機能はしっかりしている。


天井を仰ぎ見るとブドウの房のような形をした大きな照明が吊されていたが、光は灯っていなかった。
ここはマンション銭湯でありながら、露天風呂もそろえている。
入り口から右に進むと、その手前(右側)にはサウナがある。ただ、入場料が300円と書いてあり、この手の銭湯にしてはちょっと高いと感じた。


その左(奥側)には露天風呂の入り口。
中に入ると、2つの浴槽があり、手前が水風呂で手を入れてみると20℃前後ぐらいだろうか。ややぬるめだから初心者でも頑張れば入れるぐらいの水温だろう。


奥にあるのが岩風呂の薬湯で、この日は濃い色のバスクリン風薬湯だった。
温度は41℃ぐらいと、室内よりかは若干ぬるめ。夏の時期には最適だった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


客層は全員高齢者で、高齢者以外は見かけなかった。
それと人数も少なくて、常時3~4程度とかなり空いている。
設備はしっかりしてて人数も少ないから快適だ。


全体を見渡すと室内には飾りたてたものが一切なく白と灰色を基調とした派手さはないが、設備に関してはきちんと管理されてる印象をもった。
部分的には古さはあるが、安穏とした空気感と客数が少ないこととあいまって、心地よい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 矢向
経路 西南
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがあるが熱い
浴槽の種類 電気風呂、ミクロンバイブラ、ボディジェット、ハイパージェット、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ きれい
貸しタオル あり(値段は確認するのを忘れてしまった)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
212-0023 
川崎市幸区戸手本町2-206

電話
044-511-8412

営業時間
13:45〜23:00

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rose-tky)
2021-11-24 07:20:10
❤️ユーさーん❤️

おはようモンモン!

うわあ すごいクオリティですね!

💖電気風呂、ミクロンバイブラ、ボディジェット、ハイパージェット、水風呂、露天風呂💖

沢山ありますね!それでも 480円?!でしょうか? 地元から愛されている銭湯ですね♨️
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Unknown (山田成)
2021-11-24 07:47:47
@rose-tky モンモンさんへ

おはようございます!

そうなんですよ。住宅街のど真ん中にある銭湯でしたが、なかなか質の高いところでした。
こういう古いところだと大抵は設備がボロボロだったりするのですが、みんなきちんと機能してて好感がもてました。日頃からメンテナンスをしっかりしてる証拠だと思います。

川崎って東京に近いゆえにあまり注目されないのですが、個人的にはもっと評価されるべき場所だと思います。
穴場スポットも多くて、レベルの高い銭湯が多いところですね。
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Unknown (湯あそび)
2022-11-12 18:25:29
私が2022年10月、矢向の睦湯(女湯)に入った時、脱衣所はとにかく埃、埃、埃でした。
どれくらい凄いかと言うと、造花に埃が積もりすぎて花びらの色がわからないくらい。埃ががすごいと床と垂直のポスターにも積もることがわかりました。
特筆すべきは、脱衣場に監視カメラが設置されていたことです。ただそれも埃まみれだったので稼働していたかどうかは分かりません。もう服を脱いでしまっていたのであえて確認はしませんでした。
ちなみに、立て付けが悪いのかトイレの扉は開きませんでした。
浴場の椅子の裏側は汚れで真っ黒。
湯船につかっている最中に従業員扉が音もなく開き、受付の女性が「1人?」と聞いてきました。「お湯の温度がちょうどいいか気になって」と言いましたが、ご本人は湯船に手をつけるでもなくそのまま扉を閉めていきました。
いろんな意味で怖いところでした。
でも、お湯の温度はちょうど良かったです。
あの監視カメラは動いていたのかな……。
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Unknown (southandnorthface)
2022-11-12 19:12:09
湯あそびさんへ

コメントありがとうございます!

そんなに埃だらけだったんですね。それが本当だとかなり問題だと思います。
自分のときはそんなに汚い記憶はないので、さぼってしまったのかな?

古い銭湯だと、意外と監視カメラはよく見かけます。とくに受付がフロントだとそうですね。ただ古いとたぶん稼働してないんじゃないかなと思います。たいていは監視カメラの画面が埃だらけで、仮に使えてもほとんど見えてないでしょう。

お湯の温度を確認しないで去っていったのはたしかにちょっとアレ?とは思いますね笑
お客さんの状況を確認するのも兼ねていたのかもしれません。
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