写真右から、練りの仕上げ砥石、荒仕上げ砥石、立っているようなのは超仕上げ砥石に付けたセメントの台座を写しています。その上練りの並み仕上げ砥石。左超仕上げの砥石にセメントの台座を付けたもの。
セメントの台座は、風の吹き溜まりにある非常に細かい砂とセメントを混ぜたものを、砥石の裏側に型枠を作って、流し込んであります。
このセメントの台座は、1日ほどたったとき、セメントがまだ柔らかいうちに削ってきれいに修正してあります。底面はブロックなど平らな部分で、擦って凸凹が無いよう平らにしてあります。・・・・この底の部分は、3日ほどたちセメントが完全に硬化したら、砥石の修正砥石として使います。
このセメント台座で荒修正して平らにしたもを、だんだん砥石の粒子の細かい砥石に変えながら最終的には、修正済みの同種の砥石と擦り合わせて砥石面をととのえます
砥石は、刃物を研いだ後は、必ず、同種の砥石で軽くこすり合わせて、砥石面が平らを保つように心がけています。
良く見かける弓なりにくぼんだ砥石は、私は研ぎにくいので。砥石は平らを保つようにしています。
刃物は、断面がロケット型が良いと言われています。実際、日本刀はロケット型に研がれているようです。そういう意味では?弓なりにくぼんだ砥石の方が弓なりに研げて良いのかもしれません(笑)
刃物の切れ味は、いかに良い超仕上げ砥石を使い、いかに鏡みたいに刃面を仕上げるかにかかっているように思います。
練り砥石は、天然の砥石には及ばないように思います。理髪店の砥石を使ってみてしみじみそう感じました。
私は、ルーペで刃先を見ながら刃物を研ぎます。
超仕上げ砥石が手に入ったら、今度は、理髪店の方が使っている(今は替刃の剃刀を使っているのでほとんど見ませんが)皮のベルトみたいな砥石?砥皮?が欲しいです。