日向の夢

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半分の月がのぼる空 第6話「僕たちの両手は」

2006年02月24日 16時06分22秒 | アニメ
おめでとう! おめでとう!

という気持ちと

これがもし、全13話だったら・・・ _| ̄|●

という気持ちが交互に浮かんでくるあてぎです、こんばんは。

今回は早くも最終回。原作の4巻をトップスピードで消化して25分に凝縮しました。濃いといえば濃く、味気ないといえば味気ない最終回でしたね。

見終わった後は、割と満足していたんです。夏目のエピソードはかなり短縮されてしまったけど、時間の都合上どうしても削るしかないし、選ぶべきシーンはちゃんと選んでいた・・・ような気がする。無理なく、自然に話が展開するようにシーンの挿入も考えられていたと感じたし、良かったかなーなんて。

エンディング後、1話のように砲台山にのぼったシーンで、里香の「おまえが来い」を聴けただけでも割と十分なのです。

うん、終わった直後はそう思ってたんだよ・・・。


でーもー
やっぱしプロレスネタがちげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

まぁ、プロレスネタだけに限らず、夏目先生のエピソードとか、本当にたくさん、削って欲しくなかったシーンがあった。というか、俺が映像として見たいシーンが一杯あった。(まぁ、5話は見逃したんですけどね! えへっ!)

全6話でここまでできた。でも、もしこれが13話だったら・・・と考えると、とても手放しで喜べない。終わってしまったものをアレコレ言うのはあんまりかっこいいことじゃないけど、好きだからこそ悔しい。
6話で詰め込むには、あまりにもこの作品は多くのことを抱えてると思う。でも、そこをどうにかして6話に詰め込まなくちゃいけない。自然、「スピード感」が出てしまう。この「スピード感」だって、割と良く言った場合の話。悪く言えばすっ飛ばしてるとか、説明不足とか、その類の批判になる。

でもまぁ、この「説明不足」という批判については、ある人の書いたテキストを読んで考え直しました。たしかに、視聴者が「想像する」余地があってもいいと思う。というわけで、「説明不足」だとか「原作知らないとわかんないじゃん!」的な批判はしない。

ただ、「スピード感」はマズイ。この「半分の月がのぼる空」にはスピード感なんてあっちゃいけない。この物語は、特に主人公の葛藤による「停滞感」が大切だと思う。それが作品の割と大きな部分を占めているし、雰囲気を作っている。
それなのに、6話を振り返ってみるとその雰囲気なんか微塵もないんじゃないだろうか。アニメにおいて言葉の無いモノローグを表現することは難しいのだろうけど、それが再現できないのならこのアニメ化は失敗だったのだろう。

あー、もったいない。

結局、この言葉で表すしかないのかな、いまの心境は。倍の話数があれば、一巻あたり3話費やせる。6話では入れることの叶わなかったエピソード、裕一の葛藤も、映像かできただろう。あーもったいない。13話あれば、この作品はアニメとしてもっともっと面白くなったはずだ。裕一のヘタレっぷりとか、里香のかわいさとか、夏目という人物とか、プロレスとか、そこらへんのが全部付け加えられていたはずだ。

あーくそぉ! もったいねーなちきしょー!!



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