空の境界 終章

■今日の空の境界■

　終章のＤＶＤ版届きましたとさー。



　最近ブルーレイばっかりだったので画質にがっかりしたらどうしようとか思ってたんですが、十分にきれいでございました。

　そして３０分間、本当にもう、これでもか！というくらいに贅沢な映像をひたすら見ることができました。

　いや、ほんと凄いなぁと思うんです。なにがって、まずはこの終章がこうして映像化されたことに尽きますよね。普通、こんなに動きもなく、言ってることも良くわかんないシーンを映像化なんかしないですよ（笑） ファンからの要望もそれはもうあったのでしょうが、それ以上に儲かったのかなーと邪推してしまいます。
　また、映像としてただひたすらに綺麗なのに、その絵に真綾さんの声が乗ることでさらに倍化されて、言葉にできない雰囲気がありました。

　話としてはまぁ、これが付け加わったからなにがどうなるわけでもなく、特に大きな秘密が明かされるでもなく、淡々と両儀式と黒桐幹也の深い部分を語っていくというものに思えます。ファンと、政策に携わった方たちへのご褒美なのかなぁと。

　見終わった後、ふと思い立って、原作を手に取ったのですが、この３０分の映像、もとはたった１２，３ページのものなんですよね。ある程度は引き伸ばしたのでしょうが、違和感があるほど冗長でもなかったし、むしろあるべき「間」を取っていったらこうなった、と思うほうがしっくりくるくらいです。改めて贅沢な作品だな、と思うと同時に、他の章の構成の上手さを再認識させられました。だからまぁ、６章もきっとああするしかなかったのよ。

　とフォローを入れつつ、無理だとわかっていても期待してしまう未来福音のことも思い出しつつ、この辺で。