今日は待ちに待った棟上げの日。
思えば、4月末に住宅展示場巡りから始まった家づくり。。。
半年にしてようやくココまでたどり着くことが出来ました。
その間の様々な苦労(正直、楽しさよりも苦労の方が多かったような気がします)を乗り越えてココまでたどり着けたことは、感慨無量というか達成感みたいなものがあります。
でも、どうしても空けられない仕事が入っていたので午前中は出勤。。。
片付けなければならない仕事を何とか午前中に片付け、現場に駆けつけようとしたところ、この期に及んでトラブル発生。。。
その処理を一通り終えて現場に駆け付けた時には、現場は午後の作業に入っていました。
こんな事もあろうかと、奥さんに写真撮影だけはお願いしていたのでまずは午前中の現場の様子から。。。
朝、7時に大工さんたちが現場に集合。
打ち合わせの後、午前8時頃から作業開始。
あっという間に、1階のビックコラムが立ち上がりました。
この画像をご覧になると“梁勝ち”構造(全ての柱が梁下になる。つまり基礎から伸びる柱が2階部分にまで伸びない構造)がお判りになると思います。
現場見学会以来、夢に見た光景です。(残念ながら自分の目で見ることは出来ませんでしたが。。。)
1階部分の柱が建つとビックフレームの梁が渡されます。
クレーンで吊下げられた太い梁が大工さんたちによってビックコラムの柱と繋がれていきます。
住友林業の現場担当者さんが見守る中、慎重に、そして手際よく梁が載せられていきます。
この日、集まった大工さん達は、住友林業の提携工務店(下請け)の棟梁さんばかりで、14名で作業されていました。
あっけない程、あっという間に一階部分の構造が出来上がってしまいました。
住友林業の現場担当者さんと大工さんたちによって接合部の点検が行われています。
後から現場担当者さんから聞いた話では、ビックフレーム構法ではボルトの締め圧まで決められていて、メタルタッチ部分とアンカーボルトについては、住友林業の現場担当者によって二重のチェックが行われたそうです。
1階部分の作業が終わると2階部分のビックコラムが建てられました。
こうしてみるとビックコラムって本当に頑丈そうです。
午前中の作業はココまで。。。
昼休みになったので、ささやかながらコチラで準備したお弁当とお茶を出しました。
現場の昼休みが終わり、午後の作業が始まった頃にようやくまめ八が現場に到着。。。
大工さん達にご挨拶して作業を見守ります。
青空に林立する柱。。。
イイですねェ~
まめ八の見守る中、見る見るうちに2階部分のビックコラムと梁が出来上がってしまいました。
こうした物づくりの作業を見ていると、凄く楽しい気分にさせられます。
クレーンによって次々と資材が運び上げられます。
小さな個人住宅の工事とはとても思えません。
子どもの頃に見た家の建築方法(屈強な大工さんたちが数人がかりで柱や梁を運び上げていた・・・)との余りの違いにちょっとビックリしました。
大工さん達の迅速かつ正確な作業にも感心しましたが、このクレーンの運転手さんの技術にも舌を巻きました。
ご覧の通り、我が家のすぐ脇には電線と電話線が蜘蛛の巣のように通っているのですが(おまけにこの日は北風が結構強く吹いていました。)、巧みにその間を潜り抜けて、一度もそれに引っかけることなく資材を運び上げていました。
将に職人技です!
現場での作業が行われている間にも次々にトラックで新しい資材が運び込まれてきます。
屋根の工事も始まりました。
2階部分と1階玄関部分の垂木があっという間に組まれていきました。
垂木が渡されると休む間もなく野地板(屋根下地)が貼られていきます。
ココでハプニングが発生!
コレまでご機嫌に動いていたクレーン車が突然の故障。。。
クレーンの運転手さんと、住友林業の現場担当者さんは真っ青。
クレーンの修理業者さんを慌てて呼んで現場で修理開始。。。
お蔭で、コチラはめったに見ることが出来ないクレーン車の修理まで観察する機会を得ました。
そんなのんびりとした事言っていられないのは現場で作業にあたる大工さん達。。。
仕方がないので手作業で野地板を運び上げていました。
作業の合間に現場担当者が中を見せてくれるというので喜び勇んで我が家の中へ。。。
“お邪魔しま~す”
大工さんに挨拶しながら中へ。。。
でも自分の家に入るのに“お邪魔します”はちょっとおかしかったかな?
中に入ると、木の香りが鼻をくすぐります。
林立する温かみのある褐色の柱。。。いやぁ~ホント、綺麗です。
“木の家にして本当に良かった。。。”
正直、そう思いました。
そして、目に飛び込んできたのがビックフレームの太い柱。。。
地鎮祭の時よりも感動しました。
それにしても、柱に比べて家自体が何と小さな事。。。
ハウスメーカー選びから、打ち合わせの間、何度も写真で見てきたビックコラム。。。
やっと我が家のビックコラムとのご対面することが出来ました。
コイツがコレから数十年間(恐らくまめ八がこの世を去るまで・・・)我が家を支え続けてくれることになると思うと感慨ひとしおです。
ビックコラムのアップ。。。
コレでもか!と言わんばかりに『住友林業』の文字が柱の一本一本に印刷されています。。。
そのビックコラムと基礎の接合部分のアップです。
前回の記事でご紹介した基礎パッキンのアップ。
土台となる材木とコンクリート基礎との間に例のパッキングが挟み込まれています。
クレーンの故障というハプニングもあって、工事は6時近くまでかかりました。
最後に養生用のシートをかけて今日の作業は終わりました。
今日の棟上げに携わって頂いた全ての方々に、お礼を言って、奥さんの実家が準備してくれた紅白餅とチョットしたお土産(中身は内緒!)をお渡しして無事、棟上げを終えることが出来ました。
ようやく我が家にも“きこりん”がやって来ました!
コメント
- おぺ [2012年11月1日 0:29]
- おお~。ついに棟あげですか!
通勤の行き帰りで家一軒建っているのに驚いたことがありますが、ユニット組合せでなくてもこんなふうにイッキに建ちあげるんですね。組みなれたいつものカタチではなくて一軒一軒違うのに大したものです。
夢がカタチになっていく過程も幸せや感動がありますね。 - 宮ちゃんNO1 [2012年11月1日 9:50]
- こんにちは~ 宮ちゃんで~す!
やはり・・・一旦仕事に出てしまうとなかなか思うようにいかないデスね~
う~ん・・・ビックフレーム工法初めて見させて頂きましが
通し柱が無いんですね~・・・木造在来工法かと思ったら
コレは壁工法デスね~
そう・・・コレは住林の特許デスね!
ホント・・・家造りは大変ですが
こうやって形に成って来ると嬉しいモノですね~
無事に棟上げが終わり・・・おめでとうございま~す! - TSM [2012年11月1日 19:33]
- 祝!!新築。
画像を見ていて我家も1日で家の形になったのを思い出しました。でも柱の構造は違いますね(かなり丈夫そう)。内装工事が始まると益々面白くなりますよ。 - ビックなトトロ [2012年11月1日 22:16]
- またまたこんばんは~。
おおお~
早いですね~
もう立ち上がっている~とびっくりです(^_^)
全景が見えてくるとやはり大きいですね~
しかし模型みたいですねσ(^_^;)
少しの調整とかでカンナや釘作業は無いのでしょうか?
最近の技術は凄いですね(^_^) - ヴェル24 [2012年11月2日 8:46]
- おはようございます。
棟上、おめでとうございます!
自分家に入るのに”お邪魔します”って?って気持ちは解る気がします。
クレーン運転手も含め、技術が集結した家ですネ。 - まめ八 [2012年11月3日 17:52]
- おぺさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
ハイ!今のハウスメーカーの家は工場で部材をプレカットしてあり、現場では細かい調整と組立だけになるので建方が始まると家の形になるのは早いみたいですネ~。
コレまで二次元の図面でしか見ることが出来なかった我が家がこうして目の前に実体として現れると嬉しいモノです。
模型と共通したところがありますよ。(^_^)
早く自分の模型部屋でプラモ作りを再開したいです。 - まめ八 [2012年11月3日 17:58]
- 宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
ハイ!BF構法は「梁勝ち」になるので通し柱はありません。
住林ではBF構法をラーメン構造と呼んでいるみたいですが、現場を見る限り壁工法に近いみたいですネ。
コレから屋根工事、外壁下地工事、システムバス工事、内部下地工事の順で進むみたいですが、取り敢えず屋根が上がってしまったので、少々の雨が降っても安心です。 - まめ八 [2012年11月3日 18:03]
- TSMさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
4月以降、紆余曲折ありましたが取り敢えず、無事棟上げまで漕ぎ着けました。!(^O^)
柱が太いのは、この家が柱と梁だけで家にかかる力を受け止めるラーメン構造だからなんだそうです。
今回の新築で、家の建て方にも色々ある事を勉強させて貰いました。(^0^* - まめ八 [2012年11月3日 18:13]
- ビックなトトロさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
9月から家の解体が始まり、10月初めから基礎工事、そして10月末から木工事始まりと、コレまでの流れを見ていると、たった一日で家の形が出来上がってしまう訳ですからホント、驚きですよね。
ハウスメーカーのが場合、建築部材を予め工場でプレカットしてきますから、現場で鋸ひきや鉋かけは殆ど行いません。
ただ、微調整やプレカットが困難な箇所については、ドリルでの穴あけ、鋸びきも行われるようです。
釘打ちに関しても、以前に比べれば少ないとはいえ、やはり当たり前にやっていますよ。(^0^*
釘については次の記事で取り上げたいと思います。 - まめ八 [2012年11月3日 18:17]
- ヴェル24さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
現場は職人さんの神聖な世界!ってイメージが何処かにあるのでしょうネ。職人さんが傍にいるとどうしても“お邪魔します”って言葉が出てしまいます。(;^_^A
棟上げの作業をかなり長時間眺めていましたが、いやぁ~ホント凄いですよ。
物づくりの技術。。。大したものです! - 一年生 [2012年11月12日 3:34]
- こんばんは
昨日北海道から無事帰ってきました。
棟上げはやっぱり感動ものですね。その工程を記録できたのはある意味羨ましいです。
自分は写真が全然残っていません。
これから段々家ができていく毎日はわくわくだと思います。
自分も一緒にわくわくしたいと思います。 - まめ八 [2012年11月12日 10:28]
- 一年生さん、こんにちわ。
お帰りなさい!
北海道の旅は如何でしたか?
一年生さんがお出かけされている間に、我が家の方も工事が随分進みましたよ。!(^O^)
インターネットやデジタル機器の発達によって、それまでは画像として残すことが難しかった事象を簡単に記録できるようになりました。良い時代になったものです。!(^O^)
あなたのブログにコメント投稿されたものです。