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ヤークトパンテル製作記 その8.ようやく完成です!~

2012-04-29 17:25:54 | 模型について

いやぁ~。。。久しぶりの更新です。

この2週間、頭が変になりそうな位に神経をすり減らすトラブル処理が続いた上に、休日は冠婚葬祭のラッシュ。。。

オマケに昨日は午前中までクレーム処理で、昼過ぎに家に帰った途端、“バタンキュ~”でした。

GWは、昨日を除けばカレンダー通りのお休みが貰えるようですが、本当に怖いのはGWが明けてから。。。

もう既に、まめ八のスケジュール表は赤ペンでぎっしりスケジュールが入っています。

6月まで体と心がもつかなぁ。。。

 

さて、何時までも愚痴っていても仕方がないので本題に入ります。

前回の記事にて塗り分けとデカール貼りまで終わっていたドラゴンのヤークトパンテルの製作もいよいよ最終工程のウォッシングとチッピング、ウェザリングに入ります。

 

いつものようにウォッシングは油彩絵具のバーントアンバー&セピアブラックを混色した物をターペンタインで薄く溶いた物で施しました。

今回は、車体表面にコーティングが施してある事から拭き取りが完全に出来ない(ウォッシングの色が残ってしまう)のでいつもより薄めにしてみました。

 

次はチッピングの工程に入るのですが今回、この工程で新しい試みにチャレンジしてみました。

コレまでチッピング(車体に付いた細かい傷の再現)は、エナメル塗料と6B鉛筆を使って行っていました。

ところが、前回の記事で、このブログに良くコメントを入れて頂くTSMさんから“私の模型仲間にWWⅠ機のペラの木目を色鉛筆で超リアルに描く人がいますよ。”というコメントを頂戴しました。

早速、ネットで検索をかけてみると航空機モデラーの間では色鉛筆で木目やチッピングを描き込む事が行われている事が解りました。

そこで今回は色鉛筆でチッピングに挑戦してみることにしました。

 

ただし、普通に売られている色鉛筆ではプラスチックに色が付かないので油性色鉛筆を使用することにしました。

まめ八は、油性色鉛筆の存在自体を知りませんでしたが、ちょっと大きな文房具店に行けば普通に売ってありました。

国内外併せて3社位の商品が置いてあり、色も驚くほど沢山揃っています。値段は1本180~300円位ですが、模型のチッピングに使う程度なら1本買えば一生使えるでしょう。

 

さて、今回使用した油性色鉛筆がコレ。。。

Faber-Castellのポリクロモス油性色鉛筆のPAYNES GREYです。

後から知ったのですが、ドイツ製なんだそうです。

模型製作にはちょっと勿体なかったかな?

 

 

実際使ってみると、しっかりプラに色が載るだけでなく、コレまで小筆でチマチマと時間をかけてやっていたチッピングの作業が簡単に出来てしまいます。特に細いひっかき傷や小さなキズを入れるのにはうってつけです。

しかも間違えたらプラスチック消しゴムを使って綺麗に消すことも出来ます。

その出来栄えは後程ご披露させて頂きます。

 

“TMSさん、良い情報を教えて頂き有難うございました!この場を借りて御礼申し上げます” 

 

さて、チッピングが終わった後はドライブラシを行うのですが、いつもならばエナメルのバフで一回施してお仕舞にしていました。

今回は、新しい試みとしてエナメルのダークイエローで一度ドライブラシした後、エナメルのバフで再度ドライブラシを行う事によってドライブラシによるグラデーション効果を狙ってみることにしました。

ところが、コレは殆ど効果なし。。。

時間と手間の無駄でした。

 

ココまでの作業が終わったのが下の画像です。

 

 

ウォッシングとドライブラシによって各部のディテールやモールド、そしてコーティングがハッキリしてきました。

未塗装のフィギュアは、タミヤのキングタイガー・ポルシェターレットに付属している物とジャンクパーツを使って小改造したものです。

手前に転がっているキット付属の金属製ワイヤーも工作と塗装を済ませておきます。

コレからウェザリングの作業をやらなければならないので最後に車体に取り付ける事にしました。

 

 

油彩のバーントシエナで錆の表現を行った後、いつもののようにパステル粉をアクリル溶剤で溶かして作った泥を手足回りに塗り付けました。

パステルの泥が乾燥するのを待って、全体のバランスを見ながら綿棒を使って余分な泥を落としてしまいます。

この後、ツヤの統一とパステルを定着させるためにつや消しクリアを全体に吹き付けます。

その後、タミヤのペイントマーカーのフラットシルバーの塗料を筆を使って金属部分にドライブラシをかけ、起動輪や覆帯の歯や、覆帯の設置部分、タイヤに擦れる部分などに6B鉛筆を擦り付け鈍く光る金属表現を行います。

パンテル系列の転輪は千鳥足型の配列になっていますが、当時の写真を見ると、第一、第三、第五、第七転輪(奥に引っ込んでいる転輪)は覆帯の歯と擦れた事により塗装が剥げて金属地がむき出しになっていたようです。

今回は、6B鉛筆を使ってコレも表現してみました。

ただ、鉛筆は細い部分を描くのには適していますが広い面積を塗るのはちょっと無理があります。ソコで6B鉛筆で大まかに塗りつぶした後、乾いた綺麗な綿棒で擦ってやると鉛筆の芯の粉が全体に広がってイイ感じになります。

 

後は、フィギュアをチョチョット塗って完成です。

EP82-SW20さん、随分とお待たせしました。。。

リクエスト頂いていたヤークトパンテルの完成です。

 

 

リアパネルの形状です。

写真左側の3本が束になったマフラーは中央の一番太い物が排気用、その両サイドの細い物は冷却気を吸気する為のものです。

従って、排気用マフラーはエンジンから出る排気によって真っ赤に焼ける程高温になるので塗装が直ぐに焼け落ち、その結果として錆びてボロボロになります。

しかし、吸気用のマフラー?は高温にならないために塗装が比較的長持ちして錆び難かったそうです。

 このタイプのマフラーを装備したパンテル系列を塗装する場合には、この点注意が必要です。(考証派という、手を動かさずに口だけやかましい方々もおらますので。。。

もっとも、どちらも薄い鉄板で出来ていますからいずれは錆びてしまったでしょうが。。。

今回は、その部分にも拘って塗装してみました。

 

 

マフラー部分のアップ。

錆はパステル粉と油彩のバーントシエナで塗装した後に、アクリルのフラットブラックとペイントマーカーのフラットシルバーの塗料だけを使ってドライブラシしてあります。

 

あ゛~。。。開口部の削り込み忘れとったぁ~

 

 

油性色鉛筆を使ったチッピングの成果。

イイ感じでしょ?

いつもなら小筆で一つ一つ入れていたのが、色鉛筆で簡単に出来るとは。。。

画期的な技術革新?です。

TSMさん、重ねてお礼申し上げます。

 

 

 

乗員が出入りするハッチ周辺には多めにキズを入れます。

何せ、ドイツ兵が履いていた軍靴の底には鉄製の鋲が打ってあったそうですから。。。

このように、製作している車輛についてアレコレと物語を考えながら作業を進めていく事も楽しい事なんです。

 

 

“ザウコップ(豚の鼻)”と呼ばれた鋳造製防楯と、その鋳造製カラーは角の部分を中心にチッピングを入れてみました。

 

 

パステル粉の泥と6B鉛筆による金属表現。

ヘラヘラのベルト式覆帯でも塗装によっては堅い金属感と重量感が表現できます。

 

 

戦車長は、タミヤのキングタイガー・ポルシェターレットの付属しているフィギュアの左腕をジャンクパーツと交換して車輛にフィットするように小改造しました。

右手に手袋をしている事を塗装中に気が付きましたが、この期に及んで左手に手袋をパテで再現してやる気力と集中力が無くなっていたのでそのまま仕上げています。

 

 

フィギュアのアップ。。。

今回は手抜きしてま~す。

言い訳になりますが、このキットが発売された頃のタミヤ製フィギュアは人間離れした顔が多くて塗装しにくいんです。

 

まぁ、今回はあくまで“らしく・・・”ってことで。。。

 

ただ、罪滅ぼし的にヘッドフォンはドラゴンのジャンクパーツから、0.3㎜真鍮線でコードを付けてやりました。

 

 

実物を人間が見た場合はコレ位の視点になります。

ねっ、“らしく”見えるでしょう?

えっ!見えないって。。。

 

 

車体右側面の車外装備品。

 

 

コチラは、車体左側の車外装備品。

 

 

アップの画像です。

次回は木目を油性色鉛筆で描いてみたいと思います。

 

 

 

前からのショット。。。(もういいって。。。

 

あっ、そう言えば以前、EP82-SW20さんからヤクパンとパンテルの操縦席の高さの相違について質問を受けていた事を思い出しました。(いやぁ~すっかり忘れておったワイ。。。)

“ヤクパンとパンテルの操縦席、無線手席の位置は全く同一でございます。”

 

 

一昨年から始めたヤークトパンテルの製作。。。

3年越しでやっと完成しました。

次は、コチラも2年越しになっているナースホルンの仕上げですが。。。

そろそろ塗装ばかりじゃ飽きが。。。

 

次回はひょっとしたら浮気しちゃうかも。。。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

ヴェル24 [2012年4月29日 18:09]
こんにちは。

ココまで拘られると気持ち良いですね。(笑)

記事を読んでいるだけで、まめ八さんが私に熱く語りかけて下さっているような錯覚を覚えます。

で、最後に気分転換に新しい作品に手を出すよ!って宣言された気分です。ズバリ!?間違いなく浮気するでしょう~(笑)
宮ちゃんNO1 [2012年4月30日 15:24]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

油性鉛筆の登場で飛躍的に作業が楽に成りましたね~
しかも仕上がりもイイようですネ!

マフラーと吸気の拘り・・・よりリアルさを感じますネ~
それにしても足掛け3年ですか~(笑)
お仕事の忙しい中ですから・・・致しかないデスね!
次回は・・・浮気しそうな雰囲気ですが・・・(爆)

TSM [2012年4月30日 22:44]
色鉛筆、お役に立ちましたか、良かったですね。私は素組みがやっとのレベルですから色鉛筆はまだ必要ありません(笑)。ベルト式覆帯の塗装表現は重厚ですね。“私の模型仲間”は最近、模型誌で作例デビューしましたよ。まめ八さんもそろそろ…。
まめ八 [2012年5月1日 18:02]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

長々とした文章を最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
ついつい力が入ってしまいました。(^_^;)
浮気ですか~。。。
もう既に浮気してしまいました。(^_^;)
まめ八 [2012年5月1日 18:07]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

足掛3年と言ってもそのウチ2年半以上は熟成期間でしたから。。。(^_^;)
忙しいとはいえ世のモデラーの大部分は私と同世代。。。
甘ったれた事言っていると怒られてしまいます。
模型製作において新しい試みが上手くいった時は嬉しいものです。しかも、それで楽が出来るならばその他の部分で手間暇かけられますからね。
コレからも日々勉強と修行の日々です。!(^O^)

まめ八 [2012年5月1日 18:20]
TSMさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

いやぁ~。。。色鉛筆の件は良い事教えて頂きました!
せっかくですからTSMさんも是非チッピングにチャレンジしてみて下さいヨ。最初は足回りなど目立たない所から始めて見られると良いと思いますヨ。それに失敗しても消しゴムで消せばイイだけですから。。。!(^O^)

模型雑誌の方は、まだまだ私のレヴェルでは無理ですよ。
例えば、ココ→http://www5b.biglobe.ne.jp/~puce_00/kansei_milytaly/97chihaE/97chihaE.htmなんか凄い作品を見ることが出来ますよ。
ビックなトトロ [2012年5月2日 7:11]
おはようございます。
遅コメ失礼いたします。

Upで撮ってもすばらしい出来栄えですね。
私なら・・・(って作ってもいないですが・・・)Up撮影絶対にム~リ~です。
まめ八様の根気&集中力がとても凄いですね。
楽しくて気づけば何時の間にか時間が・・・(笑)
完成すると疲れが飛んでいって・・・
次も期待しちゃいま~~す(爆)
EP82-SW20 [2012年5月2日 14:23]
こんにちは。

おお、ついに完成w
お待ちしておりましたw

アップの写真で、金属のテカテカ感が良く出てますねぇ(^^)
鉛筆がこのような効果に使えるなんて、かなり意外でしたw
履帯に泥が詰まった感じも良く出ているし、「ジオラマにしてみたい」という気持ちが起きませんか?
というか、コンテストに出してみてはいかがかとw

ヤクパンとパンテルとの座席の位置は同じとすると、前方機銃手は立ち上がって銃を撃っていたような気がしますが、いかがでしょう。
パンテルでいうドライバーの潜望鏡ペリスコープの位置が、ヤクパンのペリスコープの位置と同じ高さだとすると、前方機銃の位置については、パンテルより高い気がしますけど。
まめ八 [2012年6月10日 9:35]
ビックなトトロさん、おはようございます。
こちらにもコメントを頂き有難うございます。

今回のヤクパンは、フィギュア以外は全てキットの箱の中に入っているパーツなんですよ。つまり、今の模型はアップに耐えられるだけのクオリティーになっているという事なんです。子どもの頃に作っていた模型とは雲泥の差です。
その分、お値段の方もしっかりと大人価格。。。(T△T)
でも、大人の趣味としては安価な部類なのかな?!(^O^)
これからちょっと家がゴタゴタする予定なので暫らくは模型が作れなくなるかもしれません。(T△T)
まめ八 [2012年6月10日 9:44]
EP82-SW20さん、おはようございます。
やっと完成しました。完成まで随分お待たせした上にリコメまで遅くなりまして申し訳ございません。

ところで、調べてみた所確かにヤクパンのボールマウントの位置はパンテルのそれに比べて高い位置になりますね。
恐らく、無線手が車体前方機銃を操作する際には中腰の姿勢、もしくは座席をアップ(パンテルの座席は上下に高さ調整が可能でした)した状態で使用していたものと思われます。こうした例はブルムベア後期型にも見られますから十分考えられる事です。
ジオラマの件は、過程の都合で今年一杯は難しくなってしまいました。ただ、そのうち一度くらいは挑戦してみたいと思っています。!(^O^)
EP82-SW20 [2012年7月22日 14:32]
こんにちは。

レスありがとうございますw

ここのところ毎週末出勤してるので、ネタをアップする気力が失せてきてます(><)
まめ八 [2012年8月21日 18:00]
EP82-SW20さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
またリコメが随分遅くなってしまいました。
スミマセン。<(_ _)>
EP82-SW20さんもお忙しいご様子ですネ。
私のように体調を壊さないようにご自愛下さい。

ヤークトパンテル製作記 ~その7.塗り分け&デカール貼り終了~

2012-04-14 14:02:04 | 模型について

90式戦車が完成したので、既に迷彩塗装まで終わっていたヤークトパンテルの製作を再開しました。

4月に入ってもまとまった製作時間がなかなかとることが出来ないので、仕事から帰宅して30分~1時間程度ずつ作業を進めていきました。

ヤークトパンテルは転輪の数が多いので、ゴムラバーの修正だけで大変な手間です。

足回りの塗り分けが終了したところで覆帯を履かせました。

このヤークトパンテル初期型のキットには出来の良いベルト式覆帯が付属しています。

ベルト式覆帯はタダ巻き付けるだけなので工作的には楽なのですが、ディテールの面では連結式の覆帯に劣ります。

ところがこのキットの覆帯は、ベルト式なのにセンターガイドの穴まできちんと開いている等、ディテールの面でも連結式に全くヒケを取らない出来である事に驚きました。

最近のドラゴンの成型技術は完全にタミヤを凌駕してしまった感があります。

 

 

ただ、いざ取り付けてみると起動輪の歯と覆帯の合いがイマイチで起動輪から覆帯が浮いてしまうというハプニングが。。。

流し込み接着剤と瞬間接着剤を使って無理やりどうにか修正しましたが、ドラゴンのキットって素晴らしい技術を持ちながらこんなトコロがダメなんですよネ。

足回りの後は車外装備品などの塗り分けをアクリル塗料で行っていきます。

ハンマーの柄の部分のアップ。

アクリルのデッキタンで下地を塗り、ガンダムマーカーの0.5㎜で木目を描きます。その後、アクリルのクリアオレンジを被せて仕上げます。

文章にするとハードルの高いテクのように思われるかもしれませんが、実際にやってみると案外簡単に出来てしまいます。

ココまでアップしてしまうとちょっとワザとらしく見えますが離れてみればそれらしく見えます。

 

 

塗り分け完了です。

 

 

・・・と思いきや、ここでフロントフェンダーの抑え(赤丸の部分)を取り付けていない事が発覚!

しかもこのパーツにはツィンメリットコーティングがモールドされていない。。。

慌ててランナーからパーツを探しだし、ポリパテでツィンメリットコーティングのパターンを刻んでそれらしく仕上げ、筆塗りで塗装をする羽目に。。。

組立説明書はしっかりとチェックしないといけませんね。(反省

 

今度こそ本当に塗り分け完了!

 

 

この後、まめ八が苦手としているデカール貼りの工程に入ります。

毎回、毎回、この工程で痛い目に遭っているので、今回は強力な助っ人に登場して貰う事にしました。

Mr.マークセッターです。

左の青色がマークセッター、右のグリーンがコレまで使ってきたマークソフターです。

 

 

この二つのアイテムを使ってデカール貼りを行ったところ、アッサリと上手くいきました。

まぁ、上手くいったのは最近のドラゴン製キットのデカールが質の良いカルトグラフ製であるお蔭かもしれませんが。。。

でも、こんなことだったらもっと早く使っておけば良かった!

 

・・・という訳で、デカール貼りも終了!

 

 

 

 

コレから最終工程に入ります。

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年4月14日 17:05]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

毎回驚かされる・・・まめ八さんの拘り
でも・・・組み立て作業が細かいだけに
見落としも有るんですネ!(笑)
エッ~・・・まだ最終工程が有るんデスね~

ヴェル24 [2012年4月14日 20:33]
こんばんは。

ハンマーの柄の部分のガラなどはまめ八さんのセンスですよね。普段から細部にまで注意して観察されているのが解りますね。
プラモデルって奥が深いなァ・・・。(汗)
TSM [2012年4月14日 23:15]
>ベルト式なのにセンターガイドの穴まできちんと開いている等、ディテールの面でも連結式に全くヒケを取らない…恐るべしドラゴン!!日本の金型技術が流出してるんでしょうかね?。
>ガンダムマーカーの0.5㎜で木目を描きます。…私の模型仲間にWWⅠ機のペラの木目を色鉛筆で超リアルに描く人がいますよ。参考までに(私は出来ませんけど・笑)。


EP82-SW20 [2012年4月14日 23:48]
こんばんは。

おお、この履帯、連結式と見間違えますよ(・o・)
でも、おっしゃるように、ベルトらしい不自然なたわみが出ちゃうのですよね(^^;)
上から4枚目の軌道輪の下がとても不自然で、最後にきちんと修正されているのがさすがw
ハンマーの柄も木に見えます(^^)
ビックなトトロ [2012年4月15日 7:13]
おはようございます。

職人技ですね~。
まめ八様だったら米粒に絵がかけるのでは・・・(^_^)
こだわりがよく出てます。
私には到底マネ出来ませんねσ(^_^;)
でもこれ程 細かな作業でしたら、また温泉いかないと(^_-)-☆
まめ八 [2012年4月16日 8:57]
宮ちゃん、お早うございます。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

パーツの付け忘れ。。。
いやぁ~。。。言い訳のしようのない初歩的ミスです(^_^;)
ただ、敢えて言い訳させて頂ければドラゴンの組み立て説明書ってゴチャゴチャしていてとても分かりにくいんですよ。
おまけに誤植、誤記、ヌケなんて当たり前。。。
せっかく高い射出成型技術を持ちながらドラゴンがタミヤに勝てない理由はこうしたトコロにあるのかもしれません。
まめ八 [2012年4月16日 9:03]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

模型を作る際のヒントって意外と身近な所にどれだけでも転がっているものです。運転中でもバスやトラックの汚れ方、錆や泥の付き方等々。。。
実物の戦車は、見たくてもそうは簡単に見ることが出来ませんが、戦車と言えどもパーツの寄り集まりですから日常生活の中でそうしたパーツ単位を探していけば参考となるものが意外と身近に存在するものなんです。(^0^*
まめ八 [2012年4月16日 9:12]
TSMさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

日本の金型技術が中国の模型メーカーに流れてしまった事は間違えないでしょうね。。。
トラぺなどはあからさまにタミヤのコピー商品作って自社ブランドで販売していた位ですから。。。(^_^;)
ただ、最近の中国メーカーの射出成型技術は、完全に日本のメーカーのそれを凌駕してしまっています。
例えば、スライド金具を使って機銃口を開けたり、靴裏のモールドや極限まで薄い防弾版等々。。。
これで組み立て説明書とか、アフターサービスの体制が整えば日本のメーカーもヤバイでしょうね。

油性色鉛筆。。。知りませんでした!
早速、次の製作の際に試してみたいと思います。

まめ八 [2012年4月17日 18:39]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

凄いディテールでしょう?
縦方向だけでなく横方向のディテールまでこのようにカチッと再現できるのですからドラゴンの金型技術って凄いと思います。
ご指摘の箇所は、例えベルト式でもタミヤのように精度が高い物は巻き付けの際にも自然なたわみになってくれるのですが、このキットの覆帯がスプロケットホイールの歯と合わず、食い込みが浅かった事から生じた現象です。
ココの箇所は力技で乗り切りました。(^_^)
まめ八 [2012年4月17日 18:43]
ビックなトトロさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

う~ん、米粒かちょっとキツイかなぁ。。。
でも、1/35フィギュアの顔の大きさから考えると小豆位だったら何とかいけるかも。。。(;^_^A
まぁ、好きでやっている事なので仕事よりは肩こりも余程少ないですよ。ъ( ゚ー^)

90式戦車製作記 その10 完成です!

2012-04-01 08:00:00 | 模型について

1月~3月という最も忙しい時期に、ちょっとした時間を見つけてはコツコツと取り組んできた90式戦車製作記も今回で完結です。

 

製作期間約3か月。。。

やっと完成しました。

 

 

錆の表現、チッピング、ウェザリングはいつもよりかなり控えめにしてあります。

 

 

製作に苦労した機銃も、タミヤペイントマーカーのフラットアルミによるドライブラシを施すことによって金属感が出てきました。

ただ、実車では機銃は車体色と同職に塗られています。

でも、この部分に車体と同じ迷彩塗装を施すよりもコチラの方が模型的見栄えの上ではグッと引き締まって来ると思いませんか?

 

 

車長用キューポラのチッピングは、今回もⅡ号戦車で試した6B鉛筆で描き込んでみました。この部分も実車ではコレだけキズが付いている事は有り得ないでしょうね。あくまでも模型としての演出です。

 

 

工具のハンマーです。

コレも実車では車体と同色で塗られていますが、1/35の模型として見た場合、ソレでは余りにも見せ場が乏しくなってきます。そこでこうした小さな部分で演出を行うのです。

ちなみに、ハンマーの柄の部分はアクリルのデッキタンで下地を塗り、ガンダムマーカーのブラウンで木目を描き、ラッカー溶剤を含ませた小筆でボカシを入れた後にアクリルのクリアオレンジで仕上げています。

 

 

砲塔後部バスケット上に設置されているジェリー缶(予備燃料・水缶)にはダメージ表現を少し入れておきました。

エッチングによるベルトの質感が良いですネ~。

 

 

車体左側面のサイドスカート部分のアップ。

サイドスカートのチッピングや錆垂れ、転輪のボルト部周囲の錆、覆帯の歯の金属表現等、今回の製作によって得られた成果です。

 

 

車体後部。ワイヤーにもタミヤペイントマーカーの塗料をドライブラシしてあります。

 

 

このキットには2体の戦車兵のフィギュアが付属していますが、今回はそのウチ一体だけを乗せてみました。

まず、フィギュアをチョコチョコっと塗って。。。あっ!今の自衛隊は戦車兵も迷彩戦闘服着てる事すっかり忘れていました~

こりゃ、チョコチョコじゃ済みそうにありません。

 

でも、どうにか完成。。。

ヘッドセットには0.3㎜の真鍮線でコードを付けてやりました。

 

う~ん。それにしても目が細くって鼻が潰れていて・・・しっかり日本人の顔ですなぁ~

でも、タミヤのフィギュアって欧米人の顔は彫が深くて目鼻立ちがしっかりしたハンサムが多いのに、日本人は鬼瓦みたいな顔が多いんでしょ?

この戦車兵の顔もまるでトミーズの雅ですねぇ~。

 

 

さっそく乗っけてみました。

おおっ。。。なかなかいい感じ 

 

 

トミーズ雅戦車長もご満悦のご様子。

 

 

 

最後に、ガズ友のビックなトトロさんからのリクエスト。。。

製作過程の写真との比較です。

最初からもう一台作る気力は今のトコロないので写真で勘弁してください。

 

これは基本塗装が終了した段階。ほぼ同じアングルから撮った上から2番目の写真と比較して頂くとその変化が解りやすいかと思います。

 

 

コレがウォッシングが終わった状態です。

 

 

そして最後が完成状態。。。

余り上の写真と変わらないような。。。

でも、細部をよ~く見て欲しいなぁ~。。。

 

 

さて、90式戦車が完成したので、お次はヤークトパンテルとナースホルンの仕上げに入ります。

 

でも。。。

このところ塗装ばかりで工作の方がしてみたいという浮気の虫が。。。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

ヴェル24 [2012年4月1日 9:00]
おはようございます。

単純に実車と同じにすれば良い訳ではなく、モデルとしての見せ方も意識した塗装が必要ってことですね!
トミーズの雅って判る人居るのかなァ?(笑)
その戦車長の制服も細かく迷彩柄が表現されてますね。

宮ちゃんNO1 [2012年4月1日 9:06]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

完成した作品を見ると・・・とても同じ材質とは思えない位に
それぞれ質感が出てマスね~
機銃も素晴らしいデスが・・・妙にハンマーのリアルさが良い!

う~ん・・・トミーズの雅?確かに似てるかも(笑)

今日は天気が良いので・・・コレからチャリ漕ぎに出ます
って・・・今回も目的は・・・(爆)

まめ八 [2012年4月2日 8:36]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

エ~ッ!!トミーズ雅って、皆さんもうお忘れなんですかねぇ~。。。
お笑いタレントの浮沈って激しいのですがそんなに簡単に忘れ去られてしまうなら彼らも大変ですネ。
トミーズ雅で解らないなら、川村名古屋市長なんてどうでしょう?(^0^*
う~ん!ますます解らんか。。。(;^_^A
まめ八 [2012年4月2日 8:45]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

材質の違いによる質感表現が解って頂いてホント嬉しいです。
模型の場合、実物をスケールダウンしてあるので、どんなに手を加えても全体としてみればやはり模型に見えてしまうのは仕方がない事です。
そこでハンマーや機銃など、見る人たちの目を引き付ける見せ場的な部分を作っておくわけなんですよ。
それによって全体がリアルに感じてもらえる訳なんです。
ハンマー部分は留め具にエッチングパーツ使った効果が出ていると思います。

チャリ漕ぎといえばラーメンですか?
今度はどんなお店に行かれるのか。。。
記事を楽しみにしております。(^0^*
ビックなトトロ [2012年4月3日 18:24]
こんばんは~~

やはりクオリティー高いですね。
私の為に無理言って済みません m(_ _)m
やはり手間かけている方が良い味でてますね。
2台並べると解りやすい(笑)

私はトミーズ雅より亀田兄弟にヘルメット被せたらこうなるかな~~と思っちゃいました(爆)
まめ八 [2012年4月4日 18:14]
ビックなトトロさん、こんにちわ。
3連続コメ、有難うございます。

いえいえ。。。取り立てて面倒な事vではありませんのでお気にならないで下さい。
亀田兄弟ですか?
う~ん、あそこまで凶悪な顔に見えますか。。。(;^_^A
でも、言われてみれば見えないこともないですネ~。
EP82-SW20 [2012年4月8日 19:13]
こんばんは。

写真の被写体深度が深ければ、これはかなり「本物」的に取れると思いますよ。
見事です(^^)
おぺ [2012年4月9日 1:00]
すげ~っ
と、思わず声にだしてしまいました。模型を趣味としている身としても、既出コメントの皆さんと同じコメントになってしまいます。このような写真のアップに耐えられる精密感と塗装はそうそうできません。いいもん見させていただきました。
まめ八 [2012年4月9日 19:36]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
3連続コメ、有難うございます。

完成写真は、実車解説とともに後日アップする予定です。
今年は、ダイオラマまでやってみようかな?なんて密かな目標も持っています。(;^_^A
ココに掲載した写真は、コンデジのマクロモードで撮影したのですがややピントが甘かったですネ。(;^_^A
ただ、被写界深度を深く取る為には絞りを絞り込むために照明を余程明るくするか、シャッター速度を落とさなければならないのでチョット厳しいかな~
90式戦車が完成したので、今はヤクパンの仕上げに取り組んでいます。ようやくお約束を果たせる日が近づいてきました。!(^O^)
まめ八 [2012年4月9日 19:40]
おぺさん、こんばんわ。
連コメ、有難うございます。

私など、毎回おぺさんの記事を拝見して“スゲ~ッ!”を連発していますよ。!(^O^)
自分のイメージに近い形で完成させることが出来たらホント嬉しいですよネ。その瞬間にエッチングで苦しんだことや、忍耐を要する転輪の整形作業など全て忘れてしまいます。
やっぱり模型って良いですネ。(*^-^)

90式戦車製作記 ~その9 ウォッシング~

2012-03-31 09:05:38 | 模型について

1月に始めたタミヤの90式戦車の製作もいよいよ最終局面を迎えることになりました。

今回は、ウォッシングの工程です。

 

Ⅱ号戦車の製作で初めて試みた油彩絵具とターペンタインによるウォッシングの結果がとても満足のいくものだったので、今回もその組み合わせでウォッシングを行いました。

ただ、Ⅱ号戦車の場合、車体色がジャーマングレーだったために色調が暗くなり過ぎてしまう事を嫌って、茶系のバーントアンバーのみを使用しました。

90式戦車の場合、明るいグリーンと茶色の迷彩塗装なので今回はバーントアンバーにセピアを混ぜて黒味をちょっと強くしてみました。

 

 

 

バーントアンバーとセピアの比率は1:1としました。

 

 

 

これをターペンタインで溶いてやるとこのような色になります。

コレを戦車全体に筆で洗うようにシャブシャブと塗っていきます。

その後、ターペンタインを少量含ませた綿棒やティッシュなどで拭き取って行くのですが。今回はⅡ号戦車の反省を生かして正面、側面・・・等面ごとに拭き取っていきました。

90式戦車はⅡ号戦車より遥かに大きいので拭き取り作業が大変でした。

 

 

ウォッシングが完了しました。

 

 

色調が統一されて全体的に落ち着いた感じになってきました。

 

 

また、使い古された感じやスミ入れ効果によってモールドがクッキリとしてきたと思います。

 

 

この後、全体にエナメルのバフでドライブラシを軽く施し、錆の表現やチッピングを描き込んでいきました。

自衛隊におられた方から聞いた話では、自衛隊という組織は恐らく日本で一番物を大切にするトコロなんだそうです。しかも、戦火を潜り抜けている訳ではないので錆の表現やチッピング、そしてこの後のウェザリングはかなり控えめに行わないと不自然になってしまいます。

ただし、余りにも忠実にやってしまうと、完成後の模型としての見栄えが大人しくなってしまいますから、そういった事も考えながら作業を行ってみました。

 

薄い鉄板で構成され、使用頻度の高い120㎜戦車砲クリーニングロットを入れておく道具箱にはチョットきつめに錆やキズを入れてみました。

 

 

 

あっ!そうそう。。。ウォッシングを施す前にコレまでマスキングしておいたペリスコープや照準装置の透明パーツ(ガラス部分)をアクリルのクリアブルーで塗っておきました。この部分も本来はクリアグリーン、場所によってはクリアオレンジなんですが、コレも模型的見栄えってことで少し色を変えています。

 

 

この後、パステル粉末によってウェザリングを施し、薄く溶いたアクリルのバフを吹き付けた後、ツヤ消しクリアを全体に吹き付けました。

その後、機銃や予備覆帯、ハンマー、ジャッキ、レンチなどの道具類をタミヤペイントマーカーのフラットアルミでドライブラシして完成です。

 

完成した姿は次回にご披露したいと思います。

 

 

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

satoyamatukuri [2012年3月31日 10:09]
おおお スゲーです
 こんなに綺麗に塗れるとは。。
 暫く勉強させいて頂きます
ヴェル24 [2012年3月31日 10:29]
おはようございます。

モノっ凄い細部まで拘って道具箱の塗装には脱帽!

仕事から帰った後で、こんな細かい作業してるなんてスゴイ!私には真似出来ませんねェ(汗)
宮ちゃんNO1 [2012年3月31日 12:30]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

毎度同じコメントでスイマセン(^O^☆♪
ホント・・・仕上がりを考えながらの作業・・・経験と芸術的センスがないとムリですね~(^ー^)ノ

仕上がりの作品・・・楽しみにしてまーす(^O^)

ビックなトトロ [2012年3月31日 21:24]
こんばんは~~。

何かそのままの状態とウェザリングまでした完成系と2台並べてみてみたいですね。
もう一台どうですか??
それで新車と実用車どうですか?
なんて 此処までの苦労を考えると。。。
最終完成 楽しみにしてま~~す(笑)
まめ八 [2012年4月1日 22:59]
satoyamatukuriさん、こんばんわ。
初めまして!
この度は、コメントを頂きましてありがとうございます。

satoyamatukuriさんも模型がご趣味なのですか?
近々、そちらにも伺わせて頂きたいと思います。o(^▽^)o
まめ八 [2012年4月1日 23:02]
ヴェル24さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

イヤ、模型製作はあくまでも趣味ですから細かい作業をやったとしても仕事の疲れとはまた別物です。!(^O^)
でも、ホントに疲れている時には風呂入って飯食ってバタンキュ~です。(;^_^A
まめ八 [2012年4月1日 23:06]
宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

模型が趣味でない方にとって模型ネタってコメント付け難いんじゃないですか?!(^O^)
いつも同じで良いんですよ。
それよりも見て頂いているって事が次の製作へのモチベーションになりますから、気が付いた点があれば何なりとコメントに書いて下さい。
そうして貰った方がコチラとしても自己満足だけで終わりませんから。。。!(^O^)
まめ八 [2012年4月1日 23:09]
ビックなトトロさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

もう一台はちょっと。。。(;^_^A
後、ヤークトパンテルとナースホルンの仕上げをして、山と積まれたストックを一つずつ減らしていかないといけませんから。。。
その代わりと言っては何ですが、完成の記事に過去の写真を掲載させて頂きますのでご笑覧下さい。
EP82-SW20 [2012年4月8日 19:09]
こんばんは。

アップにしても、「模型と思えない」ような雰囲気出てますよw
実車見ましたけど、しいて言えば洗車した後のような「綺麗」な状態ですけどね、上手です(^^)
おぺ [2012年4月9日 0:55]
こんばんは。
すごいですね、ウォッシングってこうあるべきかと勉強になります。エッチングやモールドの精密さが際だって、一気に深みがでてきましたね。90式ということで比較的キレイな仕上げを狙っているとのことですが、狙い通りだと感じます。拭き取りは大変だったでしょうね、すごい綿棒の山ができたことでしょうw。
まめ八 [2012年4月9日 19:20]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
連続コメ、有難うございます。

高い評価をして頂き、有難うございます。
ココに掲載してある写真は、ウォッシングを終えた状態でまだツヤ消しクリアを吹いていないので余計洗車した状態に見えますネ。この後、ツヤ消しクリアを吹いて汚し塗装を行えばこのツヤは消えてしまいます。
まめ八 [2012年4月9日 19:28]
おぺさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

ターペンタインを使ったウォッシング、コレかなり使えます。今回は部品の脱落は一つもありませんでした。(*^-゚)v
今度、ガンプラを製作される際に試してみて下さい。
オマケにタミヤのエナメル溶剤の石油臭さからも解放されますよ。!(^O^)
今回はエッチングをほぼフルに使い切りましたが、その効果を解って頂いて嬉しく思います。
この90式戦車の製作は、私の模型技術の上で新境地が開け田という意味で大きな転機となりました。
コレを今後の模型製作に生かしていきたいと思います。
ちなみに綿棒は30本以上は使ったかな?
綿棒自体は300本入りを百均で手に入れています。

Ⅱ号戦車製作記 ~ウェザリング&仕上げ、そして完成!~

2012-03-21 21:59:53 | 模型について

前回、何の前触れもなく唐突に始まったⅡ号戦車製作記ですが、今回で突然の最終回です。

しばらくお付き合い下さいませ。

 

ドライブラシが終わった後はAFV模型の一番の醍醐味、ウェザリング(汚し塗装)の工程になります。

 

ここでも新しい試みに挑戦してみました。

ウェザリングと言えば、過去記事でご紹介してきたように、コレまではパステル粉とエナメル&アクリル塗料を使い分けて行っていました。

今回、ウォッシングの工程で油彩絵具を使用して良い感触だったので調子に乗ってこのウェザリングの工程も油彩絵具で行ってみることにしました。

 

使用したのは、ウォッシングで使った物と同じホルべイン社の油絵具です。

今回はバーントシェンナという色を使ってみました。

 

 

コレをターペンタインで溶くとこんな色になります。

コイツを何処に使うのか?

そう、錆の色です。

 

 

Ⅳ号駆逐戦車ラングの製作でやり過ぎてしまった経験を生かして控えめに錆が浮いた部分に細筆で点付けした後、ターペンタインを含ませた小筆でボカシや錆が流れた様子を描いていきます。

 

その後、錆の部分とのバランスを取りながら、コレもかなり控えめにエナメル塗料のダークシーブルーで塗装表面の浅い傷を入れていきます。

この工程をチッピングといいます。

その際、描くというよりは点付して面積を広げていった方がそれらしく見えるようです。(この工程の写真はまたもや撮り忘れました。

 

その効果が下の画像です。

まず、車体後上面の吸気ルーバー付近。

 

 

車体前上面装甲です。油彩のバーントシエンナがいい仕事しているでしょう?

 

 

チッピングの仕上げにあたってもう一つ新しいアイテムを使ってみました。

 

それがコレ。。。

 

 

何の変哲もない6Bの鉛筆です。

コレで、先の工程でダークシーブルーで付けておいた塗装キズの部分を中心に金属地にまで達した深いキズを入れていくのです。

下の画像は、戦車兵が出入りする際にキズが付きやすいハッチ周辺の塗装の剥がれ(キズ)を描き込んでいることろです。

 

 

コレがその効果です。

先にバーントシエンナでボカして入れておいた錆と相まって、それなりの雰囲気が出ているんじゃないかと。。。

 

 

この鉛筆は後の工程でもう一度登場して貰う事になります。

 

次の工程はⅣ号駆逐戦車ラングの記事でもご紹介したパステル粉を使った泥の表現です。

Ⅳ号駆逐戦車ラングの時には調子に乗ってやり過ぎてしまったチッピングに合わせてちょっときつめに泥汚れを施しましたが、今回は90式戦車の予習として軽めに施してみることにしました。

きつめの泥汚れを再現する場合には、パステル粉に予めアクリル溶剤を混ぜて文字通り泥のような状態で塗りつけるのですが、この方法だとコントロールが非常に難しくなってしまうので今回は粉末のままのパステル粉を乾いた筆で車体下部を中心に擦り付けていきました。

 

 

泥を沢山付着させたい部分はパステル粉を置いていくようにします。

 

 

この状態ではパステル粉は定着していないので直ぐに落ちてしまいます。

そこで、ハンドピースをかなり離した距離からツヤ消しクリアを吹き付け、パステル粉を定着させてしまいます。

また、ツヤ消しクリアを全体に吹き付ける事によって塗膜の保護と全体のツヤを整えることも出来ます。この工程で前回の記事で指摘したデカールのテカりを消してしまう訳です。

 

ツヤ消しクリアが十分に乾燥するのを待ってスコップやジャッキなどの無塗装の金属部分の表現を行います。

ここでもまた新たなアイテムが登場!

それが、コイツ。。。

タミヤから発売されているタミヤPEINT MARKERです。

 

 

このPEINT MARKERのクロームシルバーの塗料を紙パレットに少量取り、予め塗り分けの際にアクリル塗料のフラットブラックで塗装していた部分にドライブラシしていくのです。

アクリル塗料にもエナメル塗料にもクロームシルバーがあるのに、何故わざわざこのタミヤPEINT MARKERの塗料を使ったのかというと、金属感が極めて優れているという評価を模型雑誌で読んだ事があったからです。

実際に使用してみると、なるほど評判に違わずとてもいい感じです。

塗料を紙パレットに落としてみたところ、まるで水銀のような感じです。

厚塗りすればメッキ部分の表現にも使えるかもしれません。

 

ココまでの工程が終わった段階で、殆ど色が付かない程度まで薄く溶いたアクリル塗料のバフを全体に吹き付けて埃が被った様子を再現してやります。

 

最後に、覆帯や起動輪、誘導輪が擦れて金属地が露わになっている部分を先に使った6B鉛筆を擦り付けて金属感を出していきます。

 

 

誘導輪のエッジの部分や覆帯の歯の部分に鉛筆を擦り付けています。

金属の鈍い光沢が鉛筆という身近なアイテムによって簡単に表現出来ました。

 

 

排気管付近は排気熱と排気ガスに含まれる酸化成分によって覆帯と並んで戦車の車体では最も錆びやすい部分なので、パステル粉、油彩絵具のバーントシエンナ&バーントアンバー、アクリル塗料のオレンジ、鉛筆を使用して先端部分だけが錆びてボロボロなっている状態を再現してみました。

 

ありゃ~拭き取りに使った綿棒の綿毛が付いてる!

 

 

この後、キット付属の戦車兵のフィギュアを塗装して。。。

 

 

戦車に乗っけてやれば完成です。

 

 

ヘッドライトのガラス部分は、このキットでは今時珍しいベタなプラパーツです。

今回はガンダム用クリアパーツを切らしていたので塗装でごまかしてしまいました。

下地をタミヤPEINT MARKERのフラットアルミで塗装後、アクリルのクリアブルーを薄く溶いたものを塗り重ねて仕上げています。

でも、もう少し透明感があっても良かったかな?

 

 

実車解説と組立てについての感想は、後日、“戦車模型展示室”で述べたいと思います。

 

 

今回は色々と新しい技法やアイテムを使用したことによって技術的にかなり収穫を得る事が出来たと自己満足しております。

今回得られた技術を使用してコレから90式戦車の仕上げに入りたいと思います。

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

ヴェル24 [2012年3月21日 23:55]
こんばんは。

ここまで徹底されているとスゴイ!としか言いようが無い。飾られたところを見てみたいです。
宮ちゃんNO1 [2012年3月22日 6:38]
おはよ~ 宮ちゃんで~す!

うーん・・・唐突に始まった製作記
もう最終回⁈(^O^☆♪

細部のディテールに拘るまめ八さん
でも・・・再現する為には情報も必要ですよね~( ´ ▽ ` )ノ
ハッチ周り・・・マフラー部
ホント・・・リアル(^O^)

ビックなトトロ [2012年3月22日 21:49]
こんばんは~~。

すごいこだわりですね。
プロレベルじゃ~ないですか??
こだわりにビックリです。
質問です。
この撮影は単レンズでの撮影ですか?
いつも接写がうまく撮影できているなあ~と思っていましたので・・・
私はマクロレンズ持っていませんので接写が旨くいきません。
買わないと思いながらなぜか望遠買っちゃいました。(笑)



まめ八 [2012年3月23日 10:09]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
作品はここの後、記録用の写真撮影を行ってから本棚にでも置いておくつもりです。
時間さえあれば、地面などを簡単に作ってその上に飾りたいとも思うのですが、今の私のスケジュールではちょっと。。。(^_^;)
でも、時間が出来たらチャレンジしてみたい気もします。
まめ八 [2012年3月23日 10:14]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
仰る通り、ディテールアップを施す場合には実車についての知識や資料が欠かせません。従って、記録写真集などをそろえるのですが、残念な事に当時の写真の大部分がモノクロで、ディテールはともかく実際の色が解らないことが多いのです。
そうした部分については当時の兵士たちの証言、現存する実車の調査、そしてカラー見本などから推測したカラーイラストを参考にしています。
ただし、ウェザリングについては土木工事車両、トラックやバスなどを観察して参考にしています。(^0^*
まめ八 [2012年3月23日 10:38]
ビックなトトロさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

プロレヴェルとはちょっと褒め過ぎですよ。(^0^*
プロの方から怒られちゃいますよ。

これまでの模型製作過程の写真は、奥さんのコンデジを使っています。模型などの小さなものをアップで撮る場合には、マクロ撮影機能付きコンデジの方がデジ一よりも勝れているみたいですよ。
私はマクロレンズを所有していますが、被写界深度が極端に狭いため扱いが非常に難しく、安直さを求めてコンデジを使っています。

おぺ [2012年3月28日 0:20]
完成おめでとうございます。
ずいぶんとご多忙の様子ですが、そんななかでも(やっつけでなく)キッチリとした仕上げで、読んでるこちらまで満足感がありますよw。サビ浮きやチッピング表現って全体バランスをとるのが難しそうですね。良く知るモデラさんから伺った言葉に、「集中と分散の美」だとのこと。このⅡ号戦車にはそれを感じます。
まめ八 [2012年3月28日 17:31]
おぺさん、こんにちわ。
連コメ、有難うございます。

いやぁ~毎年のことながら商売柄、年度末は滅茶苦茶忙しいんですよ。(^_^;)
特に今年は色んなことがあってちょっとへばり気味です。
模型製作はあくまでも気分転換って事でやっています。

「集中と分散の美」ですか。。。
難しいですねぇ。
私の場合、そこまで深く考えずにエイヤって感じで済ませてしまっています。そんな事じゃいけないのかもしれませんが。。。(^_^;)
90式戦車も戦車自体は完成しましたが、フィギュアの塗装が終わっていないので記事としてはまだアップできていません。早くフィギュアの方を仕上げて、ヤクパンの仕上げに入りたいと思います。
EP82-SW20 [2012年3月31日 22:18]
こんばんは。

う~ん、まめ八さんの記事を見ていると「とりあえず作っちゃえ!」という気持ちがムラムラと…(苦笑)
いえ、後の塗装を考えると、作ろうか・もう少し準備してからにしようかと、かなりジレンマしている部分があります(^^;)

出来栄え、素敵ですw
まめ八 [2012年4月1日 23:15]
EP82-SW20さん、こんばんわ
いつもコメントを頂き、有難うございます。

作品に対してのお褒めの言葉、嬉しく思います。
有難うございます。
ところで、模型は迷わず作った方が良いかと思います。
準備なんてその都度行っていけば良い訳ですし、最初から上手く作ろうなんて考えてしまうと手が先に進まなくなってしまいます。
それよりも失敗しても良いから実際に作ってみて、その経験を次に生かして行った方が精神衛生上、良いかと思います。
模型って結局趣味ですから余り深く考えずにニッパや筆を握った方が楽しいと思いますよ。!(^O^)