11月17日(土)。。。
いつもなら棟梁さんが一人でコツコツ工事をやっている我が家の現場ですが、この日は電気工事の方が2人来られていました。
いよいよ電気配線工事が始まりました。
これから数日間かけて、コンセントと照明スイッチの基部の取り付けを行うのだそうです。
コレが照明スイッチ基部です。
住友林業の標準では、床から照明スイッチカバー下端までの高さが110cmになっています。(勿論、施主からの要望があれば高さは変えられます)
そしてコチラがコンセント基部。。。
このコンセントは早くも通電されているみたいで、工事用の電源として使われていました。
住友林業の標準では、床からコンセントカバー下端までの高さは24cmになっているようです。(コチラの方も施主からの要望があれば高さを変えることが出来ます)
洗面室兼ランドリースペースに取り付けられていた器具です。
左は洗濯機に接続する専用水栓。
洗濯機に注水するための専用の水栓が標準で装備されています。
この専用水栓はなかなかの優れモノで、もし万が一、洗濯機のホースが外れた場合には自動で水が止まるようになっているそうです。
右は洗濯機用のコンセント。
グレーの太い配管には屋外から電気を引き込むケーブル(黒色)が通っています。
“コンセントはどれだけ付けてもお値段の方はサービスさせて頂きます”
・・・という、設計士さんの有難いお言葉に甘えて我が家では、“ココまで付けるか?”という程、沢山のコンセントを付けてしまいました。
“コンセントはなるべく沢山付けておいた方がいいよ”
という、同僚の家づくりの先達からの有り難いアドバイスを尊重しました。
ちなみに住友林業の場合、コンセントは三個口が標準になります。
左から、エアコンダクト、エアコン用コンセント基部、24時間換気システムのダクトです。
エアコンダクトと24時間換気システムのダクトは、透湿防水防風シートとの隙間が生じないようにパテでしっかりと隙間埋めされていました。
電気工事屋さんの手によって着々と配線工事が行われていきます。
施工ミスを防止するために、住友林業では配線系統ごとにケーブル被膜の色を変えてあります。
青のケーブルが照明スイッチ用。
黄色のケーブルが照明用。
赤が回路の電源用。
グレーがコンセント用
オレンジ色が電話・テレビ・LANなどのマルチメディアケーブルになるそうです。
このように複雑な配線作業でも間違えが無いようにするため、それぞれのケーブルには色分けだけでなく、種類や回路番号などが刻印されてあります。
少し手ブレていますが、コレは回路のジョイントボックスです。
配電盤が設置される洗面室兼ランドリースペースには色とりどりのケーブルがぶら下がっていました。
太陽光発電モニター、エネファーム発電モニター、ドアホンのモニター、給湯機の手動スイッチ、それに照明スイッチが集中するキッチン横壁の配線状況。
まるで蜘蛛の巣状態です。
ビックフレーム構法の利点であり、そして最大の欠点は内壁が少ない事です。
この欠点のために、モニター類やコンセント、照明スイッチが、このように使い勝手の良い壁に集中配置されてしまう事になります。
左上から、ドアホンモニターパネル基部、廊下の床暖のスイッチ基部、右上から、エネファームモニターパネル基部、下二つが床暖スイッチ基部になります。
この他、右のエネファームモニターの上には太陽光発電のモニターパネルが付く事になります。
最近の家は、コストダウンの為にケーブル類は最短距離で張られていきます。
電気工事屋さんに支給されるケーブルも0.1m単位の長さで決められていますから、少しの無駄も許されません。
その結果、配線はご覧のように蜘蛛の巣状態となる訳です。
まめ八個人としては、昔の家のようにキチンと梁や柱の沿わせて整然と配線して頂いた方が嬉しいのですが。。。
ただ、工事担当者さんの説明では、梁や柱に沿って配線するとケーブルを固定しなければならなくなり、その結果、断線などが生じた場合の修理が大変になるので、最近の家は、このように蜘蛛の巣状態で配線するのが主流なんだそうです。
まぁ、コチラとしては、最終的には天井板で見えなくなってしまうワケですから、そう拘る必要も無いのですが。。。
11月25日(日)には、コンセントと照明スイッチ、そして配電盤等の位置検分が行われました。
調子にのって取り付けて貰ったコンセントと照明スイッチの余りの多さに、検分は2時間30分もかかってしまいました。
無いよりはあった方が何かと便利なコンセントですが、余りに多いと位置確認の検分が大変ですから、コレから家を建てられる方は打ち合わせの段階で設計士さんとじっくり相談されて決めた方が良いと思います。
また、コンセントや照明スイッチの横方向の場所決めについては、打ち合わせ段階で設計士さんによる確認がありますが、縦位置(高さ)については確認がありません。(ひょっとしたらあったのかもしれませんが、まめ八は覚えていません)
そのため、黙っていると、そのまま住友林業の標準位置に決まってしまうので、コンセントや照明スイッチの位置に拘りがある方(例えば、小さなお子さんがいる家庭)は、施主の方から積極的に意見を出していった方が良いと思います。
コメント
- 宮ちゃんNO1 [2012年11月30日 22:40]
- こんばんは~ 宮ちゃんで~す!
う~ん・・・色分けによる電気配線
コレは確かにイイですね~
そう・・・大断面構造で一番大変なのは電気屋さん
配線をどう廻すか?苦労するみたいデス!
確かに・・・コンセントは多いに越した事は有りませんが
家具や部屋の配置を考えた位置決定が重要かと? - 一年生 [2012年11月30日 23:10]
- こんばんは
コンセントは多い方が何かと便利とアドバイスしようと思ったら、もう聞いていたんですねー
特にリビングダイニングキッチンは多いに越したことありません。
廊下や階段なども掃除の時など多い方が
必要以上に付ける必要ははありませんが結構いるもんです。
しかし電線って結構多いもんですねー。 - ビックなトトロ [2012年12月1日 9:00]
- おはようございます。
屋内配線というか配線は出来るだけ短い方がいいですよ。
出来れば、プラス20cm~50cmいないがいいですよ。
あまり変わりないと言えばそうかも知れませんが線の電送ロスや間のトラブルを考えると短いにこした事有りません。
逆に長いのはそれだけの尺寸が曖昧なのか出来合いを使っているかです。
その場での作っている配線ならほぼ丁度で作ります(^_^)
屋内配線見ると良く出来た工事だと思いますよ(^_^)
一応、第1種電気施工管理技術者の資格持ってますので、この施工なら安心出来ますね。
職人技を感じます(^_-)-☆
しかしもう少し軽く束ねてもとは思いますけど・・・
これからですかね(^_^) - ヴェル24 [2012年12月1日 10:09]
- おはようございます。
色とりどりの配線ですネ。コンセントは多い方が良いと私も思います。後は場所が問題になるでしょうね。エアコン用のコンセントなど微妙に届かなくて延長ケーブルが必要になったりしますので・・・。 - まめ八 [2012年12月2日 18:08]
- 宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
今の家は廊下を作らない設計が多く、その結果壁も短くなってしまうのだそうです。
ただ、もう少し間取りに余裕があったのなら壁を少し増やして、住林お得意のスリットでも入れて・・・なんてできたのでしょうが、いかんせんショボリンなので。。。(;^_^A
私もコンセントを増やすよりも、配置をしっかり考えた方が見た目もスッキリして良いかな?なんて考えていましたが、設計士さんや現場担当者さんの話では、コレから先、部屋の模様替え等を行う場合にコンセント位置が制約となってしまうから一つの壁に二つ位(要するに部屋の対角線上に一つずつ)はつけておいた方が良いと言われてコンセントの数が増えてしまった次第です。(^0^* - まめ八 [2012年12月2日 18:15]
- 一年生さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
ハイ。。。40年前に建てられた旧宅はコンセントが少なくてパソコン周りやテレビ周辺は危険な位のタコ足になっていたので、設計の段階でコンセントの数と配置には結構気を遣ったつもりです。(^0^*
ただ、旧宅と比べてみて、40年前に比べて如何に今の生活がエネルギーを大量消費しているのかが実感として解りました。便利で快適な家電製品が増えた事は有難いのですが、ホント、コレで良いのかな?って思います。
究極のエコ・・・それは使わない事ですから。。。(;^_^A - まめ八 [2012年12月2日 18:56]
- ビックなトトロさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
おぉ~っと!トトロさん、お詳しいですネ~。
電気関係のお仕事をされているのでしょうか?
とても参考になります。
さて、我が家の場合、間取りの打ち合わせでコンセントとスイッチ類の配置が決まった後、配電図は設計士さんがいつの間にか作成されていました。
また、コード類はその配電図に基づいて、「スイッチ~リビングのダウンライト用〇〇m」とか「玄関横屋外コンセント~ジョイントボックス用〇〇m」という具合に、0.1m単位で既にカットされたモノが梱包されて現場に送られてきて、電気工事屋さんはそれを繋いでいくだけなんだそうです。(;^_^A
その徹底した無駄削減には脱帽します。
それにしても第1種電気施工管理技術者のトトロさんから“この施工なら安心・・・”というお墨付きを頂いて安心しました。コレからもアドバイス、宜しくお願い致します! - まめ八 [2012年12月2日 19:10]
- ヴェル24さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
天井からぶら下がったコード類・・・パッと見た目、本当にカラフルですよね~。
ただ現場がいきなりゴチャゴチャしてきたような印象を受けてしまいます。(;^_^A
なるべくタコ足配線はしたくないので、コンセントは大目につけておきました。
施主支給するエアコンは、外寸等の仕様データを設計士さんに既に連絡してありますので、それに合わせてコンセント位置も決められていると思います。(あくまで設計士さん任せです。(;^_^A)
あなたのブログにコメント投稿されたものです。