物置の奥に眠っていたレコードのジャケットをご紹介するこのコーナーの第3弾は“山下達郎”さんの『MELODIES』です。
山下達郎さんと言えば、私たちの世代で知らない人はいない位メジャーなミュージシャンですね。
アメリカ西海岸のテイストたっぷりの数多くの名曲を数多く世に送り出しているだけでなく、奥さんの竹内まりやさんを初め多くのアーティストのアレンジも手掛けています。
また、ア・カペラでは、恐らく日本でこの人の右に出る人はいないだろう、と言われる程の実力を持っています。
まめ八が達郎さんの曲を聴いていたのは高校時代から20代前半にかけての頃でしたが、その“ビーチボーイズ”を思わせるような軽快なリズムとコーラスはドライブのBGMとして必需品でした。
ただ、達郎さんの曲は、その音楽に対する造詣の深さやオリジナリティを追求する余り、時として難解であったり、懲りすぎて一般ウケしないモノも多く(特に初期の作品にその傾向が強いと思います)、まめ八が所有していたアルバムも二枚だけでした。そして、そのアルバムの一枚がこの『MELODIES』でした。
この『MELODIES』は、1983年にリリースされた達郎さん、7作目のアルバムです。
達郎さんが最も脂がのった時期の作品で、CMソングにも使われた『高気圧ガール』や、未だにクリスマスの時期になると一度は耳にする『クリスマス・イヴ』など最も人気が高い曲が多く収録されており、山下達郎を初めて聴く方には是非お勧めのアルバムです。
ちなみに収録曲は
A面
1、悲しみのJODY (She Was Cring)
2、高気圧ガール
3、夜翔 (Night-Fly)
4、GUESS I'M DUMB
5、ひととき
B面
1、メリー・ゴー・ラウンド
2、BLUE MIDNIGHT
3、あしおと
4、黙想
5、クリスマス・イヴ
となっています。
まめ八は、この『MELODIES』以外にも、1984年にリリースされた達郎さん8作目のアルバム『BIG WAVE』も持っていたのですが、無くしてしまいました。
この『BIG WAVE』は、全曲英語で歌っているのですが達郎さん自身は殆ど英語は出来ないそうです。(但し、奥様の竹内まりやさんは学生時代に英語のスピーチコンテストで優勝する程の実力者だとか・・・)
ところで、山下達郎さんと言えば、そのビッグネームの割に映像メディアへの露出が極めて少ない事で有名です。(ただしラジオのパーソナリティやライブ活動では現役で大活躍されていますネ)
その理由は、口の悪いお笑いタレントから“ニューミュージック界のオバケ”と揶揄された風貌を気にされてのこととか。。。
でもこの『MELODIES』のジャケット裏面にはしっかりご本人の写真が、しかもかなり大きく入っております。
そう言えば、この頃、お笑いネタとして“五輪真弓”さんや“松任谷由美”さんの事を“妖怪人間ベラ”とか“実力派”等と意味深な言い回しをして、この方々が映像メディアに出演しなくなる一因を作った経緯がありましたっけ。。。
やっぱり、人をキズ付けてまで笑いをとろうというのは芸人の道から外れているような気がします。(今のイジメ問題にも共通するものがあるような気がします)
ただ、“男は(勿論、女も・・・)顔じゃない!”(達郎さん、ゴメンなさい。)
だって、達郎さんの奥さまは、才色兼備の竹内まりやさん
お二人の夫婦仲の良さは余りにも有名ですよね。
コメント
- ヴェル24 [2012年9月30日 14:01]
- こんにちは。
山下達郎さんの歌は結構知っていますが、アルバムは最近まで買ったことが無かったのです。奥さんが買って来てヤッパリ良いなァと実感しました。
松山千春さんの”残照”に人生幸朗さんが”西の空が溜息つくか!責任者出て来い!”ってネタにしてました。こう言うシャレが良いですネ。 - TSM [2012年9月30日 16:19]
- 2、高気圧ガール…全日空
5、クリスマス・イヴ…JR東海 当時TVCMでよく聞きましたね。ホンダ・インテグラのCMで「風の回廊」なんてのも。山下達郎はCMソングの王様だった記憶が…まめ八さんより人生ちょっと先を行ってますから(笑)。 - 宮ちゃんNO1 [2012年9月30日 18:18]
- こんばんは~ 宮ちゃんで~す!
山下達郎・・・CMソングで初めて聞いた時の衝撃?今でも覚えてますネ!
確かこの当時はニューミュージックの全盛時代(笑)
でも・・・実力が有るが故のバッシングも有り
一般ウケ?しなかったのも事実(爆)
彼の独特なトーク・・・今でも愛されてますからね~
やはり・・・時の流れは彼には関係ないのでしょう! - ビックなトトロ [2012年9月30日 19:35]
- こんばんは~。
私はやはりクリスマスイブが一番印象あります(^_^)
やはりCMのインパクト強いですね~
私ももう一度CD借りて聞こうかな~(^_^)
あの頃?を思い出すために(^_-)-☆ - まめ八 [2012年10月1日 18:39]
- ヴェル24さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
今後の記事のネタばらしになってしまいそうですが、私の場合、作曲家としても好きですが、アレンジャーとしての達郎さんが凄いと思います。特に奥様であるまりやさんの曲へのアレンジとかバックコーラスなんて最高だと思います。 - まめ八 [2012年10月1日 18:58]
- 宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
当時、洋楽が全盛期だった頃、初めて達郎さんの曲を聴いた時に、“日本人でコレほどセンスのいい曲を作る人がいたんた!”って驚いた事を今でも覚えています。
達郎さんの音楽に対する造詣の深さは大滝詠一さんと並んで称される程有名ですが、大滝さんがパクリ?の方向性だったのに対して達郎さんはあくまでもオリジナリティを追求する方向性だった事が、両者のセールス的な成否に繋がっているのかもしれませんね。
まぁ~、余りにマニアックな音楽談義でオールナイトニッポンのパーソナリティをクビになった位ですからね~(;^_^A - まめ八 [2012年10月1日 19:28]
- ビックなトトロさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
レンタルショップから借りて来ても良いので達郎さんのアルバム、是非トトロさんのクラウンのHDDに入れて夜に海沿いの道を奥様とドライブしてみて下さいよ。
“あの頃”に戻れること、間違いなしですよ。!(^O^) - まめ八 [2012年10月1日 19:31]
- TSMさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
リコメを再投稿したので順番が入れ替わってしまいました。
う~ん。。。コリャ一本取られましたね。!(^O^)
『風のコリドー』を忘れてはいけませんでした!
確かにアルファ・ムーン時代以降の達郎さんの曲はCMのBGMとしても良く使われていましたね。
そう言えば『踊ろよ、フィッシュ』『シャンプー』『アトムの子』も何かの主題歌やCMに使われていましたよね。 - EP82-SW20 [2012年10月8日 22:11]
- こんばんは。
「ラムネのような歌声」と形容した人がいて、思わず納得w
さわやかな感じの歌声ですよね、山下さんてw - まめ八 [2012年10月9日 14:07]
- EP82-SW20さん、こんにちわ。
コチラにまでコメントを頂き、有難うございます。
先日、達郎さんがご自身のラジオ番組で、「一応、今でも若い頃と同じ音階は出せる」と言われていましたよ。
達郎さんって私とちょうど10歳違うんですよ。
そう考えるとこの人の声って凄い。。。
オバケじゃなくて、良い意味でモンスターですよ!
あなたのブログにコメント投稿されたものです。