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秋の日の小旅行 その1~清和天文台・七里田温泉~

2012-10-08 13:44:58 | 温泉紀行

日に日に季節が良くなってきましたね。

今回の3連休はまめ八も久しぶりにフルにお休みが取れたので、秋を満喫しようと急きょ“安・近・短”の小旅行に出かけてきました。

 

目的地は2年前に訪れた事がある熊本県山都町にある清和天文台です。【過去記事

この清和天文台はリーズナブルな料金設定と本格的な天体望遠鏡で一般の方でも星空観測が出来るという事で隠れた人気スポットになっています。

ただ、現在、大型天体望遠鏡をリニューアルしているために、中型望遠鏡(それでも一般向けの望遠鏡より遥かに高性能です)と固定式の大型双眼鏡での観測だけなので通常よりはお客さんが少なかったみたいで、秋の3連休で、しかも直前の問い合わせであったにも関わらず簡単に予約が取れました。

 

星空観測以外にも、この清和天文台を訪れた理由はもう一つありました。

それは、【過去記事】をご覧頂くと事情をご理解頂けると思うのですが、息子が雑誌の“似顔絵コンテスト”で入賞し、漫画「ケロロ軍曹」の作者である吉崎観音先生のサイン入り色紙を貰える事になったのですが、待てど暮らせど送って来なくて、息子もガッカリしておりました。

ところが、前回ココを訪れた際にコチラの職員の方が「ケロロ軍曹」の製作スタッフの方とお知り合いである事が解り、息子から事情を聴いたその方が連絡を付けて下さったのです。その後、暫らく時間はかかったものの吉崎先生のサイン入り色紙が、無事息子の手に届きました。【その過去記事

それ以降、息子は「ケロロのおじちゃんのトコロにお礼に行かないと・・・」と言い続けていたのです。

2年目にしてようやく「ケロロのおじちゃん」との約束を果たすことが出来そうです。

 

しかぁ~し。。。

世の中、そんなに甘くはありませんでした。

前日まで抜けるような青空が広がって、天気予報も『曇りのち晴れ』。。。降水確率も20%→0%だったのに・・・

 

清和天文台のある井無田高原まで、今回は南阿蘇経由のルートを取ったのですが、阿蘇の山々も、蕎麦畑や金色に色付いた稲穂の田んぼも曇天の下。。。

 

 

雨こそ降りませんでしたが、結局この天気は夜まで続き、夜8時から行われる予定だった星空観測は中止になってしまいました。

しかも、「ケロロのおじちゃん」はこの日は非番だったそうで、とうとうお礼を申し上げる事も出来ませんでした。

 

・・・ところが天の悪戯か?はたまた、あわれに思った神様のお情けか?

9時ごろから急に雲が切れ初め、やがて満天の星空が頭上に広がったのです。

時間外だったので天体望遠鏡での観測こそ出来ませんでしたが、天文台のウッドデッキに腰かけて肉眼で見渡す星空の美しい事。。。

“天の川”を見たのはもう何年ぶりになるでしょうか?

ちょっと冷たさを感じるようになった高原の秋風に吹かれながら、眺める星空。。。余りに多い星の数にスマホの“グーグルスカイマップ”も殆ど意味を為さず、ただ木星、シリウス、プレアデス星団(俗に言う昴)などを確認することが出来ただけでした。

それでも、文字通り夜空に撒き散らかされた宝石のような星々を眺めていると心洗われるような気分になりました。

何時までも眺めていたくなる星空でしたが、流石に寒さと首が痛くなってきたので流れ星を4つ数えた所でロッジに撤収。。。

早めにベッドにもぐりこみました。

 

翌朝、6時半頃に起きて天文台周辺を散策しました。

この日は、昨日の天気が恨めしくなる位にイイお天気でした。

ひんやりとした空気に包まれて、鳥の声、虫の音の中、天文台は朝を迎えます。

 

 

色付いた桜と枯れかけた芝生が朝露に朝日を受けてキラキラと輝いています。

 

 

ススキの向こうには九州山脈の山並みが続いています。

 

 

文字通り、高原の朝って感じでしょう?

清々しい空気までお伝えできないことが残念!

 

 

天文台の敷地内にあるロッジ。全部で10棟あります。

宿泊客の皆さんは、まだお休みされている様子です。

 

 

東の空から朝日が顔を覗かせました。

 

 

清和天文台の建物も朝日に輝いています。

 

 

前回、訪れた時と看板は変わっていませんした。

 

 

敷地内に植えられた桜はもうすっかり紅葉し、時折吹き抜ける秋風にハラハラと葉っぱを落とし始めていました。

 

 

ようやく起きてきた家族が身支度を整えるのを待って朝食をとり、チェックアウトの時間までグランド・ゴルフをして遊びました。

10時にチェックアウトを済ませて清和天文台を後にしました。

 

 

次の目的地は、奥さんと子ども達のリクエストにより、大分県竹田市直入にある長湯温泉(ラムネ温泉)に向かいました。

清和天文台から長湯温泉までは80km以上離れているのですが、一部を除いて道路が整備されている上、車も少なく、そして何より、秋の阿蘇・九重の景色を楽しみながらのドライブですから、苦になる事はありません。

途中、当ブログではすっかりお馴染みになった阿蘇・高森の“月廻り公園”で小休止しました。

 

 

上の写真では解り辛いのですが、アップにしてみるとご覧の通り、7月の九州北部豪雨の爪痕が根子岳の山腹に残されています。(茶色の部分が土砂崩れの跡です)

 

 

高森から波野を抜け、産山へ。。。

その途中にあった“阿蘇望橋”です。

橋の形式は「屋根付き木造ラチストラス橋」。橋長41.6mあり、屋根付きの木造車道トラス橋としては日本一なのだそうです。

 

以前見た事がある映画『マディソン郡の橋』を思わせる姿です。

 

 

 

 

ここから大分県に入り、九重山麓から直入へ向かいます。

清和天文台を出てから約2時間で長湯温泉に到着しました。

ところが。。。目的地の“ラムネ温泉”に着いてみると観光客でごった返しています。

車を停める場所すらない。。。

この温泉はそんなに大きな施設ではないので、コレだけのお客さんが入っているとするならば、中は芋の子を洗うような状態である事は間違いありません。

それでは却って疲れに行くようなモノ。。。

さっさと諦めることにしました。

 

さて、それでは何処に行こうか?

そこで閃いたのが、この長湯温泉から8㎞ほど離れた場所にある同じ炭酸泉の『七里田温泉』でした。

早速、元来た道を戻りナビを頼りに『七里田温泉』に向かう事になりました。

 

辿り着いた場所が“七里田温泉館「木乃葉の湯」”です。

山里の田園風景の中、九重の山並みが間近に望める場所にあります。

 

 

長湯温泉のラムネ温泉ほどではありませんが、コチラの方もお客さんが結構来られていました。

 

 

この“七里田温泉館「木乃葉の湯」”は一風変わった施設で、温泉施設が、上の写真にある「木乃葉の湯」とココから50m程離れた場所にある「下湯」の2ヶ所に分かれていて、入湯料もそれぞれ別になっています。

入湯料は、「木乃葉の湯」が大人300円、子ども(中学生以下)200円。「下湯」が大人300円、子ども(中学生以下)200円、それに鍵の保証料が1000円(コレは入湯後、受付でカギを返却した際に戻ってきます)となっています。

 

「木乃葉の湯」も「下湯」も、ともに泉質は炭酸マグネシウム泉ですが、“ラムネ温泉”として名高いのは「下湯」の方なのだそうです。

どうせココまで来たのだから。。。という事で、まめ八は両方の温泉を試してみることにしました。

 

まず向かったのが、「下湯」です。

受付の人の案内に従って50m位歩くと集落の中の小川沿いに「下湯」がありました。

 

 

鍵を使ってドアを開け、中に入ると右が女湯、左が男湯になります。

 

建物の外観も古いのですが、内部も相当古く、以前は地元の方の共同浴場として使用されていたそうで、脱衣場、浴場とも10人も入ればすし詰めになる位の狭さでした。

このように浴場が狭いので、鍵を貸し出すことによって入湯者数を制限している事に後から気が付きました。

脱衣場から浴場を除くと、狭い湯船には先客が8名入っていてまめ八と息子が入る余地がありません。。。

どうしたモノかと思案していると、静岡から来たという男性2人が新たに脱衣場に入ってきました。

脱衣場で、服を着たまま途方に暮れるまめ八親子を見て、不思議に思ったのか、「どうですか?」とそのウチの一人の方が尋ねてきました。

「いやぁ~。。。お客が多くては入れないですよ~」

まめ八がそう答えると、「私たち、静岡から来たんですよ。だから試しにチョット浸かればいいと思って。。。」と言ってサッサと服を脱ぎ始めました。

 

ええ~ぃ!ママよ。

 

まめ八も服を脱いで浴場へ。。。

すると先客が3名、上がって場所を譲ってくれました。

そこで脱衣場でまだもたもたしていた息子に入るように促して、無事、入浴を果たしました!

 

ここのラムネ温泉。。。本当に凄いかったです。

まめ八は、コレまで幾つかの炭酸泉(ラムネ温泉)に入った事がありますが、間違いなく、炭酸濃度はココが一番濃いと感じました。

あっという間に体中に炭酸ガスの気泡が付着して、何とも言えない心地よさに包まれます。

湯温もコレまで入った長湯温泉やえびの高原の湯之元温泉【過去記事】よりもやや暖かく感じました。ちょっと温めの温泉って感じで、いつまでも入っていられます。

 

ただ。。。裸のオッサンが4人ずつ向かい合わせの状態で合計8人、狭い湯船に浸かっている場面を想像してみて下さい。。。

そのオッサンの間に一人挟まれた息子は酷く居心地が悪そうで、ずっと黙り込んでいました。

10分位ゆったりと浸かっていると、4人組のお客さんが新たに脱衣場に入ってきました。

そこで、息子も居心地悪そうにしている事だし、譲り合いの心でまめ八親子が先に上がる事にしました。

 

温泉から上がるとさらにビックリ。。。

炭酸泉の効能なのでしょうか?

体を洗っていないのに体中がサラサラしてとても気持ちがいいのです。

先に上がったまめ八は、壁越しに女湯にいる奥さんに先に出る事を伝えて外で待つこと20分(・・・「神田川」の逆ヴァージョンです。まめ八世代以上の人にしか解んないだろうなぁ?)

まめ八のイライラが限界に達する直前にやっと上がってきました。

何でも女湯の方は男湯ほど混雑していなかったそうで、ゆっくりと入る事が出来たのだそうです。。。まぁ、イイか?

 

その後、上の写真でご紹介した「木乃葉の湯」にも入ってみましたが、コチラは「下湯」に比べて湯温が高いので同じ炭酸泉でも気泡が体に付着する事はありません。でも、そこは炭酸泉ですから体の芯から温まります。

源泉かけ流しで、長湯温泉同様ちょっと濁りのある温泉水は飲む事も出来るそうです。

特に、露天風呂からは九重の山並みを間近に眺めることが出来てとても気持ちが良かったですよ~

しかも、コチラは浴場も広く、お客もそんなに多くはなく、しかも休憩所も無料という良心的な設定ですから、ゆっくりのんびり温泉を楽しみたいという方にはコチラの方がお奨めかも知れません。

 

さて、七里田温泉を楽しんだ後、昨年に続いて性懲りもなくコスモス畑を求めて、今回の小旅行の最後の目的地である「くじゅう花高原」に向かいました。

昨年は、満開のコスモスを求めて、10月の初めに「くじゅう花高原」を訪れて見事、フライングしてしまったまめ八でしたが、今年は如何に。。。

その結果は、次回に。。。

 

(・・・つづく)


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年10月8日 17:43]
こんばんは~ 宮ちゃんで~す!

三連休・・・深まる秋を満喫されたようですネ!
う~ん・・・ケロケロ軍曹からもう2年経ちますか~
ホント・・・月日の経つのが早いですね~
満天の星空・・・目に浮かぶようデス!
ラムネ温泉・・・やはり効能は噂だけないみたい(笑)

W650 [2012年10月8日 18:11]
こんばんわ!
超お久しぶりでございます。
ん~、相変わらず阿蘇の景色はいいですねぇ。
ちょうど、2年前の過去記事にもコメントしてましたね。
空が近いというか、山が近いというか・・・。
本当にいい場所で、秋を満喫されたようですね。
ラムネ温泉・・・。
非常に興味深いですね。

ヴェル24 [2012年10月8日 20:57]
こんばんは。

私は1年前の参戦なので、知らない話が結構有りましたが、ケロロ軍曹のお話は良い話ですネ。お礼は直接言えなくても伝言は残されて来たのでしょう?そうなら気持ちは伝わると思います。(微笑)

天の川初め、満天の星空を子供達に見せたいですネ。

下湯の男湯は想像したく有りません。ご子息はよく我慢されましたね。かなり勇気要っただろうなァ。炭酸泉を満喫する前に油汗でベタベタじゃないかな?最後に木乃葉の湯に入れて落着いただろうなァ(笑)
ビックなトトロ [2012年10月8日 23:25]
こんばんは~。

相変わらずの青空での景色いいですね~

そう言えば去年は私も数多くのフライングしてましたσ(^_^;)
今年はまと絞って行きたいです(^_^)

次回楽しみに待ってます\(^o^)/
まめ八 [2012年10月9日 12:12]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

予約がなかなか取れなくて昨年は行けず仕舞いだったのですが、一宿一飯の義理ですから今年再訪した次第です。(;^_^A
でもあれからもう2年。。。月日の経つのは早い物ですね。
次にココを訪れるのは何年後になる事やら。。。

まめ八 [2012年10月9日 12:16]
W650さん、お久しぶりです。
お元気でしたか?
私の方は6月頃からちょっと体調を崩して暫くブログの更新を止めておりました。(;^_^A
ご存知の通り、今年は家の建て替えをやっているので、このブログで阿蘇を取り上げる機会が少なくなっているのですが、何とか四季折々の姿位はご紹介できればと思います。
近いウチに其方にもまたお邪魔させていただくつもりなので、今後とも宜しくお願いしますネ~。!(^O^)
まめ八 [2012年10月9日 12:25]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

ハハハ・・・獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす。可愛い子こそ旅をさせろ。。。って言いますよね?
何事も経験です。(^_^;)
最初はビビッてなかなか湯船に降りて来なかった息子ですが、私が静岡から来られた方2人と世間話をしているのを黙って聞いていたようで、後から「言葉が違ったね」なんて言っていましたよ。まぁ、男の子ですから男の付き合いを垣間見るいい経験だったのでは。。。と思っています。!(^O^)
まぁ、入るまではちょっと勇気が要りますが入ってしまえば慣れてしまえば楽しい物でしたよ~!(^O^)
まめ八 [2012年10月9日 13:10]
ビックなトトロさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

う~ん。。。この青空が前日の夜ならば・・・って、言っても仕方がない事なんだけど、この写真を見る度に残念に思います。(T△T)
お互い忙しい身なので、フライングは痛いですよねェ~
元々、計画性のない家族なので。。。
でも、今年ばかりは時間がないのできちんと計画して行動していま~す。!(^O^)

夏休みの思い出 その2~筋湯温泉と八丁原地熱発電所(後編)

2012-09-15 08:00:00 | 温泉紀行

前回に引き続き、夏休みの小旅行についてのレポートです。

 

いつもならココで宿のお食事を紹介するところなんですが、この「旅館 白滝」さんは、古民家風の大広間での食事だったので、他のお客さんの目もあって写真撮影はパス。。。

でも写真でご紹介出来ない位、内容が充実してとても美味しかったですよ。お腹一杯頂きました。

 

温泉でリラックスした上にアルコールが入った事でまめ八は撃沈

数か月ぶりに深ぁ~い眠りにつくことが出来ました。

 

翌朝、目が覚めて部屋のテラスに出ると本当に綺麗な青空が広がっていました。

コレぞ、夏の空です。

 

 

朝風呂を楽しんだ後、朝食を頂き宿を出発。

向かう先は筋湯温泉からほど近い九州電力の八丁原地熱発電所です。

 

この八丁原地熱発電所は、日本で一番大きな地熱発電所です。

福島の原発事故以来、日本の電力政策が見直されつつある中、コレからのエネルギーという事を考えさせようと考えて、息子の「夏休みの自由研究」として見学させて貰う事にしました。

 

その入り口です。

 

 

この八丁原地熱発電所の敷地内には八丁原発電所展示館があり、年末年始と定期点検時、荒天時以外は毎日見学出来るそうです。

開館時間は9時~17時で、事前の申し込み等の必要はありませんが、見学者が多い場合には入館制限があるそうなので事前に確認をとっておいた方が良いと思われます。

ちなみに、まめ八達は比較的早い時間であったために事前予約なしですぐに見学が出来ましたが、その後大型バスが2台到着して沢山の見学者がやって来たので、まめ八達が見学を終えた時には入り口は見学待ちの人たちでかなり混雑していました。

 

 

館内には地熱発電に関係する実物やパネルが展示してあって、余り馴染みのない地熱発電についてとても解りやすく解説されていました。

コレは蒸気井を掘るために実際に使われた掘削機のヘッド部分です。

 

 

地熱発電の仕組みについて解説されたパネル。。。

 

 

ところで、ご存知の方も多いとは思いますがココで地熱発電について簡単に解説させて頂きたいと思います。

地熱発電とは、文字通り、地下水がマグマの熱によって蒸気化した高圧の水蒸気を利用してタービンを回し、その力で発電機を動かす発電方法です。

利点としては、

①発電に必要なウランや石油、石炭、天然ガスなどの1次エネルギーをほぼ100%海外からの輸入に依存している火力発電や原子力発電とは異なり、発電に必要な1次エネルギーを100%国産で賄うことが出来る。

②二酸化炭素や放射線などを出さない事から環境に優しい(但し、無公害ではない)

③原子力発電や水力発電に比べると建設費用やランニングコストが安く済む。

③火山が多い日本にあって、発電所の建設に適した場所が多い。

・・・等々。。。

 

反面、欠点としては、

①一ヶ所の発電所の発電能力が、他の発電方式に比べると低い。(発電効率が悪い)

②地下の水蒸気を利用するために、周辺地域の地盤沈下などを招きやすい。

③火力発電に比べると建設コストが高い。

④建設に適する場所が火山の傍になってしまうため、観光地になっている事が多く、景観上地元の理解を得にくい。

等々。。。

 

う~ん、息子だけではなくまめ八も勉強になりました。

地熱発電は一般に思われている程、期待が出来る発電方法ではないみたいですねぇ~。

 

 

展示館のお姉さんが施設内を案内してくれました。

発電所の施設はまるで化学工場みたいに色々な機械やパイプがありました。

ただ、硫黄の強い臭いがココが地熱発電所である事を主張していました。

 

 

地底から吹き出した高圧の水蒸気はタービンを回す動力として利用された後、冷却装置によって冷やされ、下の画像のように一旦水に戻されます。

その後、この水は再び地下に戻されて地熱によって水蒸気になるのだそうです。

何故、このような面倒な事をやっているのかというと、水蒸気(地下水)の組み上げ過ぎによる地盤沈下を防ぐためなんだそうで、環境を守りながら発電を行いという事が如何に難しくてコストがかかるのかという事を改めて知ることが出来ました。

 

 

屋外施設の後に発電所建屋内部も見学させてくれました。

発電所の制御室です。

この八丁原地熱発電所は、約2㎞離れた大岳地熱発電所によって遠隔操作・制御されているために、定期点検時以外は無人で運転されているそうです。

 

 

タービン部です。

三菱重工製でした。

ちなみにこの建屋は住友重工製です。

旧財閥系ばっかり。。。

 

 

子どもの「夏休みの自由研究」ための見学だった八丁原地熱発電所の見学でしたが、大人のまめ八の方が勉強になりましたよ。イヤ、ホントに。。。

 

実際、この日もまめ八が見学をしていた時間だけでも想像以上に漢学者が多いことには驚かされました。

福島の原発事故以降、多くの人たちがコレからの電力事業について関心を持っているかという事を目の当たりにした思い増します。

 

さて、昼前に八丁原地熱発電所の見学を終えたまめ八達は、九重山麓の原野を次の目的地に向けてドライブ。。。

 

 

これぞ高原の夏

サイドウィンドウを全開にしてヒンヤリとした高原の風を感じながらの心地よいドライブが続きます。

 

 

柔らかな緑の稜線。

真っ青な夏空。

そして、ボリュームある雲が手が届きそうなトコロをゆっくりと流れていきます。

 

 

こんな景色を眺めていたら、ココ数ヶ月の仕事の疲れや対人関係(クレーム処理)にイライラなど吹っ飛んでしまいました。

そんなイライラや悩みなんて小さい、小さい。。。

 

 

以前、このブログでもご紹介した事のある阿蘇・九重山系に見られるヒゴタイが路肩の原野に自生していました。【過去記事

 

 

 

この画像をご覧頂ければ多くの言葉は必要ないでしょう。。。

車好きで運転が好きならば、きっとこの道を走ってみたくなるハズですよね?

 

 

コレが九重高原の夏です。

 

 

九重高原を後にしたまめ八の次の目的地は、ココ。。。

 

玉石を敷いた湯船の底から温泉が湧いているという大変珍しい“川底温泉”です。

この温泉、画像の看板にも書かれているように、都を追われた菅原道真が開いたという伝説が残る、平安時代から続く温泉なのだそうです。

しかも、この温泉は今時珍しい混浴 ・・・ って、オイオイ

 

この温泉には「旅館蛍川荘」という温泉宿が一件だけあるだけです。

この「蛍川荘」は江戸時代から続く老舗旅館で、件の大浴場はそのころにつくられた物なのだそうです。

 

混浴という事で変に胸が高ぶったまめ八(子ども連れの立場で不謹慎なオヤジ。。。)でしたが、残念ながら?温泉に浸かっていたのはオッサンばかり。。。

まぁ~老舗温泉宿だけあって若い女の子が足を運ぶにはチョイと勇気が必要な位くたびれていたので仕方ないけど。。。

ちなみに、件の大浴場から少し離れた所に女性専用風呂があり、女性のお客さんはそちらを利用されていたみたいです。

 

ああ・・・肝心の温泉はどうだったかって?

温泉がある建物自体はちょっと古くて昼間でも薄暗い感じでしたが、湯量が豊富で勿論源泉かけ流し。。。ちょっと鄙びた温泉に行ってみたい方にはピッタリくるシチュエーションです。

玉石が敷いてある湯船は足の裏がチョット痛かったのですが、湯船に浸かるとお尻の下からお湯が沸いてくるのが体感出来て凄く気持ちが良かったですよ~。。。

ただし。。。色々な意味で?女性がこの大浴場に入るにはかなりの勇気と覚悟が必要です。(キッパリ

 

 

由緒ある川底温泉を楽しんだまめ八達は、その後小国を抜けて家路に付きました。

その途中で珍しい光景と出くわしました。

コレがその画像。。。う~ん、解りにくいかな?

眼下に見える虹です。

 

カルデラに囲まれた阿蘇ならではの風景です。

 

 

典型的な“安近短”になった今年の夏休みの旅行でしたが、まめ八にとっては疲れ切った心と体を十分に癒してくれた、そして子どもたちにとっては「夏休みの自由研究」の見学が出来た有意義な旅となりました。

 

パソコンや書類と睨めっこばかりしているアナタ 

タマには大自然の中に出かけて心の洗濯をして下さいネ。

癒されますよぉ~

 

(完)


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年9月15日 8:25]
おはよ~ 宮ちゃんで~す!

お子さんの夏休み自由研究のテーマとして行かれた?
地熱発電所・・・やはり震災後・・・皆さん注目して居るんですネ!
でも・・・ブログに有りましたが・・・思っている程
原子力・火力発電には及ばないようで・・・少し残念な気がしますが
熱交換で発電?って出来ないのかな~何て思う宮ちゃんでした(笑)
やはり・・・阿蘇周辺には良い温泉が多いようデスね~
う~ん・・・自分も混浴気に成りますが(爆)
そこは大人のまめ八さん・・・偉いな~
ホント・・・残暑が厳しくて現在夏バテ気味
温泉にでも入りたい気分デス(笑々)

ビックなトトロ [2012年9月15日 23:06]
こんばんは~。

そうなんですよね~。
子供達の勉強が私達の勉強になってしまいますよね。
しかし今回のブログで私もしっかり勉強出来ました\(^o^)/

ありがとうございます。

高原走ってみたいです。
しかしガードレール無ければ更にいい感じですね(^_-)-☆
まめ八 [2012年9月16日 10:22]
宮ちゃん、おはようございます。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

福島の原発事故以降、皆さんクリーンエネルギーには関心があるみたいで驚く位沢山の見学者が来られていましたよ。
先日、経団連会長が「原発0目標」に対して抗議をしていましたが、電気代の値上がりや対米関係の悪化などを危惧するのは解るのですが、最終的には「人の命(生活)と金のどっちが大切なんじゃい?」という根本が欠落しているようにしか思えません。ココの部分を抜きにしての原発再稼働では絶対に国民は納得しないと思いますよ。
まめ八 [2012年9月16日 10:31]
ビックなトトロさん、おはようございます。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

実をいうと、私自身、「何故、地熱発電所がもっと注目されないのか?」という事に常々疑問を持っていたのでとても勉強になりました。
かといって、震災前と同じような原発推進政策には絶邸反対だし。。。
次世代エネルギーの開発が行われるまでは省エネが一番の対策だと思います。

ところでガードレールの件ですが、こうした原野の中の道ではガードレールが無いと抑えが利かなくなって夏草が道にまで繁茂してしまうんですよ。
道の両側から草がはみ出してきて、道路の中央部に一車線分位しか車が走るスペースが無くなっている場所って結構多いんですよ。!(^O^)
ヴェル24 [2012年9月16日 11:12]
こんにちは。

普段何気無く使っている電気ですが、発電には多大なエネルギーが必要なんですね。

阿蘇の雄大な景色はドライバー心をくすぐりますネ。

近場にこんな景色がみられるのところが欲しい!
まめ八 [2012年9月16日 19:45]
ヴェル24さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

コレまで原発、水力発電所、そして今回地熱発電所を見学した訳ですが、どれも巨大なプラントでした。
コレ等を建設し、維持・管理していくためには、莫大なコストが必要であろうことは一見すれば容易に理解できます。
しかも電力は国民生活や経済活動にとっては生命線。。。
東京都副知事の猪瀬氏は電力事業の独占化を改め、新規参入と自由競争を取り入れるべきだ!なんて言っていますが、現実的には机上の空論だと思います。(・・・この人が小泉時代に強力に推進した道路公団の民営化も大都市圏では変化があったかもしれませんが、言われていたような理想の状態からは程遠い状況です)
コレだけ重要で資本が必要な電力事業であるならば、いっそのこと国有化した方が良いと私は思いますよ。

夏休みの思い出 その2~筋湯温泉と八丁原地熱発電所(前編)

2012-09-14 18:00:00 | 温泉紀行

夏休みの思い出シリーズの第2弾は、子どもたちの「夏休みの自由研究」の題材と、まめ八の湯治を兼ねて、お盆休みに一泊二日の日程で出かけた筋湯温泉旅行についてご紹介したいと思います。

 

超多忙なハードスケジュールが数ヶ月続いた事から体調を崩したまめ八は、上司に懇願して今年は少し長めの夏休みを頂きました。

・・・とは言っても、土日を含めて10日間程で、しかも連続ではなく四連休が最長でしたが。。。

 

四月から家づくりの打ち合わせ等で休日も殆どかまってやれなかった子どもたちへの埋め合わせもしたいと考えていたので、息子の「夏休みの自由研究」のテーマとしての要素と、まめ八自身の湯治の要素も含めて、今年の夏休みの小旅行の行先を大分県の九重山中にある筋湯温泉と定めました。

 

当日の天気は、雲量こそ多かったものの真夏の太陽が照りつける晴れ。。。

まずまずの行楽日和でした。

 

途中、数か月ぶりに北外輪山の展望台で休憩。。。。

素晴らしい夏の阿蘇五岳の雄大な景色を楽しむことが出来ました。

 

 

やっぱり、まめ八のブログにはお約束のこの風景が無ければね。。。

それにしても夏空が綺麗でしょう?

 

 

前回、この場所から眺めた阿蘇はまだ早春の風景でしたが、まめ八が浮世のゴタゴタに振り回されている間に夏景色に変わっていました。

それにしても、いつ来ても阿蘇の風景には心癒されます。

 

 

ただ、一見、いつもと変わらない阿蘇の風景ですが注意深く目を凝らすと山肌のアチラコチラに7月12日~14日の集中豪雨による山崩れの跡が見られました。

今回の集中豪雨で阿蘇地区が受けた被害は甚大だったみたいで、今も仮設住宅での生活を余儀なくされている人たちも多いそうです。

でも、この夏、日本全国の方々の温かい支援により被災地の復興は着実に進んでいるという事です。

例えば、この夏休み、阿蘇の宿泊施設には、例年以上に沢山の観光客がお出で頂いたそうで、水害で被害を受けた宿泊施設が大いに救済されたそうです。(実際、当初、阿蘇の宿泊施設の利用を考えていたまめ八は予約も取れない状態でした。。。

 

今後とも、是非、阿蘇観光においで頂き、阿蘇の復興にお力添えを頂ければ嬉しい限りです。

 

 

さて、今回昼食の為に立ち寄ったのが、南小国にある蕎麦処「戸無のそば屋」さんです。

小国蕎麦街道の一番山奥にある野趣溢れる蕎麦屋さんです。

この看板が立っている場所は駐車場。

ココに車を停めて写真左手の山道を50m程歩いて行かなければなりません。

 

 
「静けさや 岩に染入る 蝉の声」
そんな句が、老化したまめ八の脳に思い出されるような、庵という雰囲気のお店です。
 

 

店内は、茶室を思わせるような純和風の造り。。。

 

 
ただ、噂には聞いていたのですがコチラのお店。。。値段が高い!!
お店のおすすめメニュー「そばのダイヤモンド 無量寿」が2800円。
幾ら美味しい蕎麦でも、色々なサイドメニューが付いてくるとはいっても、蕎麦でこの値段は。。。
 
まめ八は蕎麦好きなんですが、そこまでの拘りはないので一番庶民的なお値段だった「小国郷のピリ辛大根おろしそば」(1600円)をチョイスしました。
地元小国産のピリ辛大根おろしが、歯応えのある蕎麦に絡んで食欲を増進させます。蕎麦以外には、心太と地元野菜の煮つけ、香の物が付いていました。
 

 

コチラは奥さんがオーダーした「山芋と地鶏卵で喝ーーッ 元気蕎麦」(1600円)。

自然薯のトロロの粘り(・・・というか弾力)が凄い!

奥さん曰く、“味も凄く濃い・・・”

それに地鶏の生卵が付いています。

コレを食べたら夏バテなんて吹っ飛んでしまいそうですねぇ~。

 

 

ガラス障子を隔てて見える外の景色は決して風光明媚ではないのですが、奥山の庵で蕎麦を頂いているという雰囲気に浸ることが出来ました。

 

 

山の天気は変わりやすいモノ。。。

お店を出る時には雷とともに激しいにわか雨が降りだしました。

雨が小降りになるまでしばし雨宿り。。。

冷たい風に吹かれながら、森の香りとマイナスイオンをたっぷりと吸い込むことが出来ました。

 

 

雨が小降りになるのを待って、「戸無の蕎麦屋」さんを出発!

今回の目的の一つが、“温泉に浸かってゆっくりとくつろぐ”ことだったので、陽はまだ高かったのですが、何処にも道草することなく今日の宿である筋湯温泉の「旅館 白滝」さんに向かいました。

夏の草原の中の一本道を走り続けます。雲が近いなぁ~。

 

 

「旅館 白滝」さんは筋湯温泉の入り口にあって老舗旅館を思わせる落ち着いた雰囲気が良い感じでした。(あっ!建物外観の写真を撮り忘れていました。

疲れてたんだなぁ~。。。

 

部屋に案内されると早速、待望の温泉へ。。。

コチラの宿には露天風呂が男女1か所ずつ。家族湯が4つありました。

コチラは一番大きな家族湯。

打たせ湯がホント気持ち良かったです。(思わず眠り込んでしまいそうになりました。。。

 

 

コチラが露天風呂です。

まだ早い時間で他にお客さんがおられなかったので激写!

ご覧の通り、源泉かけ流しです。

お湯は無色透明無臭で湯温はやや高めでした。(近くに地熱発電所がある位ですから、ココの源泉の温度が高いため、加水して温度調節をしているそうです)

 

 

ゆっくりと手足を伸ばして、なぁ~んにも考えずにゆったりと温泉に浸かっているとコレまでの疲れがジワァ~っと抜けていきます。

あ~、ヤッパ、温泉、エエわぁ~。

 

温泉を楽しんだ後は、部屋のテラスの椅子に腰かけて一服。。。

筋湯温泉は標高1000mの場所にあるので真夏でも冷房要らず!

火照った体に高原の風が心地イイ~。

まさに極楽! 極楽!

 

 

ゆったりと過ぎていく時間の中、畳の上にごろんと寝転がって次第に暮れゆく山里の景色を眺めて過ごしました。今夜はぐっすりと眠れそうです。

 

 

筋湯温泉と八丁原地熱発電所(後編)につづく。。。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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宮ちゃんNO1 [2012年9月14日 19:57]
こんばんは~ 宮ちゃんで~す!

忙しい合間を縫って・・・良い夏休みを過ごされたようデスね~
相変わらず綺麗な阿蘇の風景・・・でも豪雨被害は想像以上のようですネ!
自分もらーめんより本当は蕎麦が好き(笑)
でも・・・美味しい蕎麦を食べさせてくれる所が無く
って・・・選ぶ基準は安くて旨い(爆)
う~ん・・・それでも良い値段しますネ~

仕事の疲れ・・・家の建て替えでの疲れ
湯治で少しは癒されましたネ!

ビックなトトロ [2012年9月14日 22:13]
こんばんは~。

いつも思うんですが、やっぱりのんびり旅行がいいですよね~。

我が家はイケイケどんどんなので、今年も5連休で丸々使う東北旅行しちゃいました。
まめ八様の旅行をしたいと思うんですがやはり無理なんでしょうか(T_T)
東北に寄金してきましたので次はやはり熊本ですね(^_-)-☆
ヴェル24 [2012年9月15日 5:42]
おはようございます。

仕事に家の建築にと、超多忙な中、ひと時の安らぎの時間を過ごされ、家族と、温泉と熊本に癒されたァ~って感じが良く伝わって来ます。

蕎麦屋さんのくだりは、ワビ・サビを感じました。(笑)
(ソバなのに・・・。)
まめ八 [2012年9月16日 10:04]
宮ちゃん、おはようございます。

今年の夏は、この旅行を楽しみに頑張ったようなものでした。!(^O^)
キチンと日程を組んでいかないと一泊二日の小旅行すら難しかったですから。。。
南小国には蕎麦街道といって、道沿いに点々とお蕎麦屋さんが並んでいる場所があります。
ココの蕎麦はどのお店に入ってもかなり旨いですよ。
ただし、お値段の方も観光地価格ですが。。。(;^_^A
まめ八 [2012年9月16日 10:09]
ビックなトトロさん、おはようございます。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

旅行のスタイルは人それぞれだと思いますよ~。!(^O^)
年齢・体力とか、好奇心とか、旅行に何を求めるかによって違ってくると思いますよ。
トトロさんの場合、まだお若くて体力があられるので沢山の観光地を巡るスタイルも良いかと思います。
ノンビリ・ゆったりの癒しの旅は歳とってkらも出来ますから。。。(;^_^A
まめ八 [2012年9月16日 10:14]
ヴェル24さん、おはようございます。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

いやぁ~、安近短の旅でしたが十分に癒されました。
オフィスでパソコンや目を吊り上げたクレーマーばかり見てきた身としては、空の青、雲の白、そして山々の緑が、心の底に溜まったストレスというどす黒いヘドロを洗い流してくれましたよ。

ワビ・サビですか~?
確かに傍にはワサビが必ず付いてきますネ!(;^_^A

菊池温泉 貸切家族風呂“湯の倉”

2012-04-02 08:00:00 | 温泉紀行

過去記事でご紹介したように、杖立温泉が満杯だったために当初の予定を変更して立ち寄ったのが菊池温泉です。

県内各地に数多くの温泉がある熊本県の中にあって、県北東部に位置する菊池は良質の温泉が楽しめる温泉地として知られています。

 

今回立ち寄った“湯の倉”は、菊池温泉の中でも比較的新しい施設になります。

入り口を入ると懐かしい田舎の風景を思わせる建物がレイアウトされています。

 

 

上の写真、奥にある事務所で入浴券を購入します。

内湯は全部で12室。全てが貸切になっています。

料金は1室が1300円ですから家族4人で利用すればかなりリーズナブルです。

ココのお奨めは、全12室ある内湯の中でも4つある檜風呂なんですが、さすがに人気の温泉だけあって全て貸切状態。。。

 

“今日はついてないや。。。”

 

仕方がないので今回は露天風呂に入る事にしました。

コチラがその入り口。この日は“ほたるの湯”が男湯。“思い出の湯”が女湯でした。

今回は他にお客さんがおられたのでお風呂の写真撮影は断念!

 

 

お湯は透明でヌルヌル系のアルカリ泉。所謂、“美人の湯”と言われる女性に人気の泉質。湯温も丁度良い位でゆったりと浸かることが出来ます。

湯船のすぐ傍に渓流が流れていて、清流の流れる音に耳を傾けながらゆっくりと日頃の疲れを癒すことが出来ました。

 

写真、左手の建物が女湯の“思い出の湯”の入り口です。

 

 

施設内はこのように田舎の古民家を思せる演出がなされています。

この静かで落ち着いた雰囲気が良いですねェ~。

 

 

風呂上がりに利用できる休憩所。

大きな囲炉裏には薪がくべられ、薪がはぜる音と、木の燃える香りが田舎情緒を高めていました。

 

 

施設内には無料で利用できる足湯もあります。

奥の建物が事務所になります。

 

 

この“湯の倉”は、元々菊池にあった旅館“清流荘”が併設したものなんだそうです。旅館“清流荘”自体も、リーズナブルな料金と美味しいお料理、そして良質な温泉で知られていました。“湯の倉”の隣にある“清流荘”にも内湯と露天風呂があるので、そちらの方も入浴料500円で日帰り入浴が出来るそうです。

また、“清流荘”に宿泊されたお客さんもこの施設を利用することが出来ます。

 

この日も駐車場には、福岡や佐賀、久留米など県外ナンバーの車が停めてありました。県外の方にも人気の温泉みたいです。

 

いやぁ~。。。この温泉も気に入りました。

次は是非、内湯の檜の湯に入ってみたいと思います。

 

【貸切家族風呂 湯の倉】

〒861-1331 熊本県菊池市大字隈府1587-17
TEL (0968)24-2155

参考URL:http://www.seiryuusou.com/yunokura.html

 

【木立の中の宿 清流荘】

〒861-1331 熊本県菊池市大字隈府1587-17
TEL (0968)24-2155

参考URL:http://www.seiryuusou.com/syukuhaku.html


 

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年4月2日 17:00]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

1300円で貸切出来たら・・・ホント良いデスね~
やはり・・・週末は人気のようでしたネ!
何時もブログで温泉の話題を見る度・・・
地元長野の温泉を思い出します!
温泉って良いですよね~・・・都会に居ると
知らない間に・・・ストレス溜まるようで(笑)

日頃の疲れ癒す事が出来て・・・良かったデス!

ヴェル24 [2012年4月2日 23:43]
こんばんは。
1300円で貸切風呂なんて、とってもお安いですね。そんな情報をココで掲載したらマスマス借りられなくなるのでは?(笑)
でも温泉に浸かりながら渓流の音を聞いたり、休憩中に囲炉裏で木のはぜる音を聞けたり、雰囲気たっぷりの温泉ですね。これは癒されるわ!
ビックなトトロ [2012年4月3日 18:29]
こんばんは~~。

良い所ですね。
民家風情がいいですね。
のんびり温泉入って、ほてった身体を休めるって感じが良いですね。
料金もとてもリーズナブルもいいです。
ここも行く候補か~~(爆)
まめ八 [2012年4月4日 17:55]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

温泉ってホント癒されますよねぇ~。
な~んにも考えずに、ただボォ~っとお湯に浸かっているだけで疲れが吹っ飛んでしまいます。
特に私の場合、肉体的な疲れよりも精神的なストレスの方が大きいので、静かな温泉地のようにヒーリング効果が高い場所が好きです。その点、リーズナブルな温泉が多い土地に住んでいる事に感謝しております。
まめ八 [2012年4月4日 18:01]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

いえいえ、ご心配なく。。。
コチラの貸切家族風呂の相場が余程高級旅館でもない限り1時間で大体1300円~1500円ですから大丈夫ですよ。
温泉施設も最近は、渓流の傍や森の中、あるいは原野の中に作られていて、まるで秘湯に来ているような気分にさせられるところも少なくありません。
低料金で癒し効果抜群なので、当分、日帰り温泉通いはやめられそうにありません。(;^_^A
まめ八 [2012年4月4日 18:06]
ビックなトトロさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

今回、御紹介した“湯の倉”さんは個人経営の小さな泉です。県内にはこうした個人経営の小さな湯処から、大手や老舗の旅館まで沢山の温泉施設があります。
地元に住んでいてもコレを全て回る事なんて不可能でしょうネ。(^0^*
まずは、コチラに来られる機会があったらご連絡下さい。
とっておきのお奨めの温泉を幾つかご紹介しますよ。ъ( ゚ー^)
EP82-SW20 [2012年4月14日 23:40]
こんばんは。

ソフトクリームがたたずまいと少しアンマッチな気がしますが、情緒溢れる感じがして良いですねぇ、ここw

久しく温泉にも行けていない今日この頃、気軽に宿泊できる境遇になりたいところです(^^;)
まめ八 [2012年4月17日 18:53]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

ソフトクリームが置いてある所は売店になります。
子どもたちはココで風呂上がりのソフトクリームを食べました。(^0^*
この温泉、何処か妙にノスタルジーを掻き立てられて良い感じでしょう?
EP82-SW20さんも色々なご負担が減って自分の時間が出来るといいですネ~。
遠くからお祈り申し上げております。o(^▽^)o

下筌ダムにドライブ

2012-03-28 08:15:00 | 温泉紀行

蔵入り直前になったブログネタの放出シリーズ?、まだまだ続きます。

 

今回は、先々週に日帰り温泉に行くために立ち寄った熊本県小国町と大分県日田市の境にある下筌ダムをご紹介します。

 

熊本市から菊池方面に向かい、それからバブル時代の遺物“オートポリス”近くを抜けて日田方面に向かいました。

 

春、まだ浅いとはいえ里山には春の気配が感じられました。

 

 

 

途中、“道の駅 せせらぎ郷 かみつえ”があったので立ち寄ってみました。

ただ、オフシーズンのためかお客さんも少なく閑散としていました。

 

 

 

この道の駅の傍には、名前の通りとても綺麗な清流が流れています。

 

 

 

新緑の季節にはさぞかし気持ちが良いことでしょうね。

こんな場所でキャンプしたら楽しいだろうなぁ~。

 

 

この周辺一帯の清流の水を集め、九州最大の河川である筑後川の上流に架けられているのが下筌ダムです。

このダムは、九州北部地方の治水事業と発電を目的に、1953年から建設計画が進められてきましたが、小国の室原和幸氏をリーダーとしたダム建設反対闘争(蜂の巣城の籠城)があって工事が長引き、結局完成したのは1973年となってしまいました。

 

 

 

建築工法的にはアーチ式ダコンクリートダムで、堤高98mがあります。

下流に設けられた松原ダムとともに、洪水防止、農業用水や福岡市等への給水、有明海のノリ養殖に必要な水の放水事業、水力発電など、多目的ダムとして利用されています。

 

このダムの建設によって形成された人工湖は、反対闘争の拠点となった蜂の巣城から名前を取って“蜂の巣湖”と名付けられています。

この“蜂の巣湖”湖畔には、蜂の巣公園という展望所がありますが、桜の木が沢山植えられており、花の季節にはとても奇麗だろうと思いました。

 

 

 

この後、本来の目的である杖立温泉に向かったのですが、この日が飛び石連休の中日であった事もあって何処の宿もいずれも満員。。。

仕方がないので、杖立温泉は断念して菊池温泉に向かいました。

その菊池温泉については別の機会にご紹介したいと思います。

 

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年3月28日 16:58]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

お蔵入りに成らないで良かったデス(笑)
春は近くまで来てますが・・・まだ桜は咲いては居なかった?
今考えると・・・ダムの水力発電が貴重に成りますネ!
新緑を迎え・・・より綺麗に成るんでしょう
温泉の話題・・・楽しみにしてま~す

ヴェル24 [2012年3月29日 0:43]
こんばんは。

清流の水がとても透明度が高く綺麗ですね!夏場にBBQやキャンプしたら気持ち良さそうですね。(笑)

蜂の巣城って言うのは、お城が有ったのですか?

湖の名前を蜂の巣湖ってする配慮は、イケテルかも?
ビックなトトロ [2012年3月29日 21:15]
こんばんは~~。

私といっしょ。
曇ってますね(笑)
でも春感じますね。
これで青空でしたら、ダムももっと青く綺麗だなあ~~と思っちゃいます。
また そのときチャンスあれば m(_ _)m
まめ八 [2012年3月31日 11:18]
宮ちゃん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

原発事故以来、水力発電にも注目が集まっているトコロですが、コチラはコチラで色々な問題があって上手くいかないみたいですネェ。(;^_^A
八場ダムや、私の地元の川辺川ダムなど環境破壊の観点から新規のダム工事は難しいようです。
ところで、桜。。。コチラは今が満開ですよ。(*^-゚)v
まめ八 [2012年3月31日 11:30]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

ホント、夏にキャンプやBBQなどやったら気持ちがいいでしょうネ。この辺り一帯にはキャンプ場も多いみたいですから今年の夏休みあたり行ってみようかな。。。
蜂の巣城は、ダム工事反対派が貯水池予定地の山の斜面に築いた抵抗小屋の事です。
幾つかの小屋が板で作られた連絡通路によって連結された様が砦のように見えたので命名されたと聞いています。
反対派のリーダー、室原和幸氏はこの蜂の巣城に立て籠って測量などにやって来た建設省の役人や工事関係者に頭の上から糞尿をばら撒いたり、測量予定地にアヒルの群れを突入させて作業を邪魔したり、全国の賛同者に呼びかけて山の斜面に生えている木1本1本を買って貰って用地買収を困難にしたりと、ありとあらゆるユニークな方法で反対闘争を続けたそうです。
この蜂の巣城にちなんで貯水池の名前は命名されましたが、もっとふるっているのは、ダムの銘板に刻まれている“下筌ダム”の文字は、生前室原氏が書いた“下筌ダム反対”の看板から建設省が勝手に写し取ったものなんだそうです。
まめ八 [2012年3月31日 11:33]
ビックなトトロさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

3月に入ってホント天気悪いですネ~。
でも、コチラはここ1週間でようやく春らしくなってきましたよ。そちらに春がやって来るのも時間の問題ですね。

下筌ダムは平野部よりも桜の開花が遅いでしょうから、この次は晴れた日に写真を撮りに行きたいと思います。
ヴェル24 [2012年4月1日 9:05]
おはようございます。

銘板のエピソードは、本当にふるっていますね。
まめ八 [2012年4月1日 23:46]
ヴェル24さん、こんばんわ。
2度目のコメント、有難うございます。

この当時のお役人は強かというか、洒落の分かる人間がいたようですね。
いい時代だったのでしょうネ。

最近、人権だ、遵法主義だって煩くて仕方がない。。。
余りに小さな事をグダグダ五月蠅く言っていると世の中、窮屈になり過ぎてしまうと思いませんか?