井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

上海周遊記① 

2016年11月11日 | 日記

 10月末に、友人と上海に行ってきました。中国は、これまで北京、天津、大連と行ったことがあるんですが、上海はまだでした。よくテレビ等で、経済格差の問題や、資本主義的なテーマの特集のときには、上海の高層ビル群が、その経済格差の富の象徴として写し出されています。

 やはり、上海には一度行ってみたい。前からの願いでした。そんな時、激安の198のツアーがありました。仕事の日程もOKで、家族の了解も取れたので、これは行けってことかと、友人を誘って初めての上海に行ってきました。

上海市の人口は2300万人。東京や九州の倍以上の人口が狭いイリアに住んでいます。高速道路は片側5車線ありますが、朝夕は、ばっちり渋滞。この高速道路や、自動車専用道路は、上海ナンバーでないと、朝夕は利用できません。他地域ナンバーが走っていると、逮捕されるそうです。

この上海ナンバーを取得する費用は、年々増加していて、現在では日本円で170万円もかかるそうです。走っている車も、基本大型の高級車が多いですが、車を持っている世帯は、上海でも限られた高収入世帯で、日本で200万円前後で売られているマツダ車が、関税の影響で500万円ほどになり、さらに、ナンバー取得等で700万から800万ほどになるそうです。日本ではレクサスが買えるということでした。

そんなに高いのに、大渋滞して、車は前に進まないのに、車・車の嵐です。でも上海でも車を持っているのは非常にまれだそうですが、人口が多いので、車の絶対数は非常に多くなります。上海政府も車の台数を減らそうと、ナンバー取得費を上げたり、していますが、それでも、上海ナンバーは人気だそうです。

というのは、お隣の蘇州ナンバーは無料なのですが、上海ナンバーの利点は、上海市内の高速道路がタダということでした。また、土地の所有ができない中国において、高級マンションを購入しても、70年の使用権があるのみです。期限が来たら、国に返す仕組みになっています。

しかし、車のナンバーは永久使用権があり、そのナンバー(番号)を子や孫に相続することが可能なのです。もしかしたら、将来上海ナンバーが交付されなくなるかもしれない、値段がされに上がるかもしれないという中で、1つ持っていれば、永遠に使えて、上海市内で優先的に道路を通行できるとあって、取得費用の高騰が続いています。


写真は、上海のよくテレビに出てくる、昔の欧米や日本が接収していた租界エリア・外灘の古い街並みと、カラフルなネオンがあり、市場経済の象徴になっている、浦東の高層ビル群です。雨でビルの上方面は見えません。