2月議会本会議質 九州誠真會 井上しんご
議場の皆様、こんにちは。九州誠真會の井上しんごです。只今より本会議質問を行います。
まず初めに、河内温泉あじさいの湯の再開について伺います。
先月行われた北九州市議会議員選挙で配布された私の選挙広報には、平成31年から6年間閉鎖されている市の施設である河内温泉あじさいの湯の再開を2年以内にやることを表明しました。
4年前の公約の達成が1割足らずで、2000票を減らしましたが、当選し、議会に帰ってくることが出来ました。つまり私の得票はまさに、河内温泉再開への期待票であります。
しかし、私の力だけでは不可能です。様々なネットワークのある武内市長や、中村議長を先頭に、私は下働きをしますので、ぜひお力をお貸しください。
議長がまずは全会派と市長のお茶飲みから始めようとおっしゃいました。みんなであったかいお茶を飲んで、そして、2年後には、市長と議員みんなで、あったかい温泉に浸かりたいものです。
寒い冬に、市民の皆さんにあったかい温泉に入っていただきたい。河内温泉あじさいの湯の再開ができなければ、私は2年後にここにはおりません。100万市民の皆様に、河内で雪景色を見ながら、最高の温泉に入ってもらえるよう、市長を始め執行部の皆様のアドバイスやお知恵を頂くことを願い、質問に入ります。
河内貯水池が八幡製鐵所により作られてから、2年後が丁度、100周年になります。近代化産業遺産である河内貯水池100周年に向けて、地元、区役所、製鉄所で、何かしたいとの機運が生まれようとしています。おそらく市長の方にも話が行っているかと思います。
河内温泉再開がこの河内貯水池100周年の一つの記念事業となり、100周年を機に、再び多くの方にこの素晴らしい景色を見ていただき、昔は5軒ほどあった旅館ですが、100周年に向けた大きな流れの中で、河内へのホテルや旅館などの宿泊施設の誘致に繋げていける起爆剤になればと考えています。
今回の令和7年度当初予算案では、特に推進する重点テーマの一つに「観光大都市への進化」が掲げられていますが、市長にはぜひ、新たな観光ポテンシャルとしての若松北海岸に並ぶ、河内貯水池周辺の観光開発に繋げていただければと思います。
そこで、これまで市は閉鎖以降、公設民営を主として、新しい事業者を募集、又は、事業者からの提案を募ってきましたが、この6年間、再開の「さ」の字もありませんでした。こうした事業者任せの、これまでのやり方だけではうまくいきません。
私は温泉再開には、行政の責任による再開か、民間への売却か譲渡による民間の資金による再開の二つの、どちらかだと考えています。八幡東区の大蔵地区では署名活動をしようとの話も上がっています。
そこで、1点目に、市の施設として指定管理による河内温泉あじさいの湯の再開の可能性について見解を伺います。①
2点目に、民間への売却や譲渡による、民間の資金による再開について、市民が利用できる温浴施設を条件にした上で、民間事業者への譲渡による温泉再開の可能性について市の見解を伺います。②
3点目に、長らく閉鎖されていた河内の老舗旅館・樋口軒の建物が昨年取り壊されました。この場所は国指定重要文化財の南河内橋、通称「眼鏡橋」のほとりにあり、河内を代表する魅力的なエリアです。この場所へのホテル誘致について、市の見解をお聞かせください。③
4点目に、河内全体の観光再生については、今の公園管理課や緑政課など公園系のラインだけに任せるのは限界があると思います。もっと、観光や産業などを絡めた、横断的な、新たな魅力ある観光を促進するための部署が必要です。例えば、若松北海岸・河内の新たな観光開発を一元的に行える観光地開発課の新設など、継続的に力を入れられる体制づくりができないか、見解を伺います。④
次に、第1子に対する子育て支援について伺います。
本市での保育料の第二子以降の無償化が令和5年12月から始まり、子育て世代の方は助かっているかと思います。これまでの少子化対策への議論を見ると、そもそも結婚するまでの出会いの問題、そして結婚してから最初の子どもが出来るまでの問題があるかと思います。3人以上のお子さんがいるご家庭のお話を聞くと、3人でも4人でも、そんなに負担はないし、逆に一人っ子の時よりも楽かもとの意見が多かったです。
つまり最初の子どもができて子育ての楽しさを知ったり、子どもとのふれあいの時間を持てることが、次の二人目、三人目の子どもがほしいというステップにつながるのではと思います。
そこで、出会いを経て、めでたく結婚された家庭に対し、最初の子どもが出来るまでのハードルを下げる意味で、市として背中を押せる支援について検討するとともに、一子目の保育料などの負担軽減で、財政的な問題があれば国とも協議していくことについて、見解を伺います。⑤