この世をば 痛みと知りつつ 争えば
平和の世で 父と語らん
ののしりて 傷つけあって 落ち込んで
なぜ争うの? 分断の世に
柔肌の 触れる手と手に ときめいて
そばに感じる あなたの笑顔
指先が 触れるだけでも ドキンとし
いとしきあなた 夢まぼろしか
道すがら 仕事帰りの あなたにと
冷えたカフェラテ 今ではホット
人と人 意見の違い 当たり前
受け入れざるか スルーするかと
楽しくと 酒酌み交わし 親子の縁
争うことなき ともに語らん
6月議会、私が反対を表明したのは3件です。それ以外の議案などは賛成しました。
反対したのは、岩ヶ鼻市民プールを廃止する議案と、市議会議員の定数と議員報酬の引き下げの議論を促す決議、ギャンブル依存症対応とパチンコ店の国管理についての意見書です。
まず最初の市民プール廃止は、戸畑区の児童プールをなくすもの。本来2月議会に提出予定だったのが、地域やPTAの反対で廃止議案の提出を見送り、地元の意見調整に時間を要し、今議会で出されました。私はPTAの市理事をしていて、戸畑区のPTAから廃止に反対の意見を受けていました。
市は屋外の児童ブールの廃止を進めています。児童プールは夏場、子ども達が自由に遊ぶことのできるプールで、子ども中心ですが大人も楽しめます。
私は昔、うちの子も含め、子供たちを連れて、桃園や岩ヶ鼻に行っていました。子ども達のプールでし。しかし市は桃園市民プールの建て替えに伴い、屋外プールを廃止。そして岩ヶ鼻プールについても、浅生の温水プールの完成を機に廃止するとしていました。理由は新たらしいプールができたからというものでした。しかし、新しいプールは大人の利用を前提として、子ども達がメインで利用できるものではありません。
岩ヶ鼻や桃園の代わりになるものではないのです。しかも岩ヶ鼻プールは以前あった高見プールを廃止した時、岩ヶ鼻プールで代用できると市が説明していたことからも、戸畑だけの問題ではありません。
戸畑で運動していたPTAの友人は、市からの説明で、浅生プールの児童利用の拡大や、夏場限定の屋外の仮設プールの設定、場合によっては学校プールの開放など、一定の譲歩が得られたと話していました。それは素晴らしい事です。子ども達の活動を応援するPTAとして団結して取り組めたことは大きな力になります。
私は、市も一定の地元の声を聞いたことは評価しますが、子ども達が楽しみにしている夏の貴重な児童ブールの廃止、子ども達の楽しみのための僅かなお金を削る姿勢は容認できません。なので共産党さんと共に反対しました。
パチンコの国管理について、これは市議会からの国への意見書です。日本維新の会さんが出されました。ギャンブル依存症への対応は必要だと思いますが、私が気になったのは、パチンコをギャンブルと認定し、カジノと同様、国管理にすることを求めるものでした。
パチンコは市民の気軽な遊びとして発展してきました。また在日の方も多くその業界で従事されています。韓国併合後、日本国籍として日本国内でも生活された来た朝鮮半島出身の方々、敗戦後、日本国籍でなくなり、韓国、北朝鮮籍にとなった後も、日本で生活の基盤がある多くの方は、その後、在日韓国・朝鮮人として国内で働き生活をされてきました。
しかし外国籍となったために、参政権もなく、公務員になれないなど、職業的な制約をかなり受けてきました。そんな中、商売や金融業、パチンコ業界などで戦後活躍し、今に至っています。現在では当時に比べ、多少の職業的な広がりはあるものの、パチンコ産業はまさに、在日の同胞が日本で人並みに生活していくための、生活の糧であるのです。
そうした背景を無視して、国管理にするなど私は言えません。いまだに地方参政権もなく、地域の消防団にも入れず、公務員への道も限られている中で、一方的に国管理とし、在日の方々の生活の糧を制約する提案には賛成できず、反対としました。また大阪市はカジノ構想で、大規模なカジノを建設しようとしています。大阪のカジノにとっては、パチンコ業界はいわばライバル、結局は大阪のカジノのために、パチンコを目の敵にするという背景もあると考えます。なので、この意見書は大阪由来のもので、国の法律を使って、ライバルにダメージを与えようとするような考えには賛同できません。
どちらがいいかはお客さんが決める。大阪も正々堂々と新しいカジノで勝負し、お客さんに満足感を与え、政治力を使わず、商売でパチンコ業界と勝負すべきです。そういう意味からも、真っ向勝負を避けるような感じで、せこい印象を受けました。
定数削減と報酬削減について、定数削減は八幡東区では私が初当選した時は6名でした。自民党3人、公明党1人、民主党1人、共産党1人でした。それが定数が一つづつ減らされ、5になり、今は4です。定数が減る度、味のある自民党の議員さんがいなくなりました。定数4、私が当選するまで4大政党でその枠を占めていました。
無所属どころか、少数政党、個人で立候補しようとする方など、とても当選できる状況ではありません。4人で東区の多様な意見を汲み上げることができるのか。それはノーです。今4人。一人一人の議員が受け持つ市民の数は小さな町村並みの1万5千人ほど。私も商店街の空き店舗への進出や、空き家、地域パトロール、河内の清掃、こども達への空手の指導、生活相談など、膨大な仕事量です。私は市や東区の子ども達が平和に、楽しく過ごせるよう頑張っています。
そのためだったら、出来ることは何でもしたいです。しかし一人では出来ることは限られている。また私に合わない市民の方や、子供たちもいる。そうした多様な感性をもった市民や子供たちの声をしっかり聞くためにも定数を増やすことが必要だという考えです。
また議員報酬についても、じゃあいくら下げらたいいのか、キリがないと思います。議員年金が廃止されて国民年金しかありません。ましてや若い時から議員をしている方は、民間での厚生年金もありません。議員を辞めて生活保護という現実もあるのです。選挙で落ちれば人以下とか、若い時脅されましたが、そんなことはないと、議員としての経験を活かして、何でも働けると思っていました。
しかし、議員を辞めた後、正直、定職に着くのは難しかったです。私は36歳で政党の議員を引退し、最初は党のコネで就職してましたが、それを辞めた後は、ある意味、定職という意味では困難でした。最低賃金の700円台の時給のアルバイト、私はハローワーク30社応募しましたが、不採用の通知。元議員との経歴が生きるどころか、邪魔になることを知りました。自営業や弁護士など自身の力で食べていけている議員さんは、辞めても本業があるのでそうないかもしれませんが、
誰でもそのように出来るわけではありません。私は4年ほど、最賃の福祉施設や、建設現場の日雇い、半年雇用の講師で働いていました。40で建設現場で働くのはなかなか大変です。20代からやっている方達と経験の差は歴然です。なので私は、施工管理士やクレーンやトラックの免許をとって、少しでもいい給料を貰えるようにしました。それでも人不足だと言われる運輸や建設で採用されるのは楽ではありませんでした。
やっとクレーンの会社に社員として採用が決まった時、研修中に、井上さん前議員してたんですか?経歴書に書いてた?はい書いてます。とそんなやり取りをしました。採用されていたので取り消しは無かったのですが、元政治家で会社員になるのは、これだけ大変なのです。また仕事で何かあると元議員だからと言われかねないので、何かと気を使いました。幸い、クレーンでは無事故で終わることが出来ました。
4年の市民と政治家との約束。ダメなら簡単に切られる。切られても誰も面倒は見ない。そういうシビアな世界。政治家はある意味、腹を括る必要があるのです。
88万円の報酬について、よく多いという方はいます。決して多いとは思いません。そもそも丸々貰っている議員さんは多くありません。党の推薦や公認の場合、党にかなりのカンパを出す必要があるからです。しかし市民からは丸々貰っていると思われ、冷やかされ、またたかられる😅 でも議員はそんな泣き言は言わず、涼しい顔で、やり過ごさないといけません。いくら貰ったか、資産はどれだけか、全て公の知るところになるのです。通常のパターンではないはずです。
仮に、丸々貰っていたとしましょう。88万円から税金は扶養家族によって違いますが、私の場合は20万円ほど引かれています。なので68万円。これに国民健康保険料は最高額の月10万円ほど。これで58万円。これに党や団体へのカンパ。党によっては報酬の半分ぐらいの所もあり、まちまちです。少なく見積もって10万円としましょう。これで48万円。あと大体議員になるために借金をしてますから、この支払いが10万円と。38万円。地域の行事や葬式、さまざまな勉強会や会合、会費など、これらを考えると、一般の社会人に比べると、受け持つ市民が1万5,000人ぐらいですから、付き合う人の数がそもそも多く、その分付き合いも多いことになります。
また政務活動費では賄えない活動費は手出しになります。清掃活動の道具や、パトロールの備品、政治活動への支出は完全自腹になります。活動すればするほど、出ていくお金も増えるという仕組みです。生活で使えるものは人にもよりますが、少ない方で20万円から、あっても40万円という所でしょうか。平均値は30万前後という感じです。みなさん、働き盛りの方です。決して多いとは言えないと思います。
正直、金のために市会議員をしている人間はいないと思います。政令市でこれです。一般の市町村では、政務活動費もなかったり、少なかったり、報酬も20万円から30万円ほどで、これで生活することは簡単ではありません。私はどの政党でも、無所属でも、皆、命をかけて働いていると言えます。自宅や携帯電話をさらして、いい事だけでない。むしろご批判もある。それでも会社を辞めて、借金して、立候補して、落ちたら好奇の目で見られる。私はそれでも出ました。それは日本や地域をかえ、もっと自由な社会を作るためです。そして戦争をさせないためです。もし戦争になったら、私は戦争を起こしたものを殺しに行きます。敵を殺すんじゃありません。戦争を起こしたものをです。その時点で私は日本国家にとっては非国民、反逆者、テロリストになる事でしょう。逮捕や死刑など国家に命を狙われるでしょう。
祭り好きで、みんなんとワーワー楽しんだ時代は終わります。でもそんな時代は嫌いです。私はこの日本で、みんなとたのしく過ごしたい、子ども達が平和に楽しく過ごせる社会を作りたい、それにチャレンジします。もし戦争を起こそうとしている政治家がいれば、井上真吾に殺される事を覚悟する必要があります。でもそうならないように、対立を統合し、和解と平和の使者として私は生きていきたいです。
文句も誹謗中傷も何でも受ける。ストレスは感じないようで、体は正直。私は議員になって、4本の歯の神経を抜きました。歯痛がひどくてです。お医者さんから、あまりにも虫歯でないのに歯痛があるので、疲れているんじゃないかと言われました。多かれ少なかれ、議員の皆さんは体と命を削って、仕事をしています。私が歯抜けになったらどうするんでしょうか。😅 鬱になっても、病気になっても誰も補償はしません。ある意味、四年で使い捨てです。なので88万からどんどん引かれて高いと言えるでしょうか。また例え、下げるとしても、5万下げても、10万下げても、20万下げても、高いと言っている人は満足しないでしょう。キリがないのです。彼らは知らないからです。
私は報酬引き下げというなら、市職員の給与表と合わせて、同時に社会保険や厚生年金への加入を認めるような、引き下げと身分補償、退職金制度など、市職員と同様の待遇ならいいと思います。以上のことから、この決議に反対しました。