井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

見よ、この大量の瓦礫を。バーミアンの石窟あん、パルミラ遺跡、そして八幡遺産。

2016年07月07日 | 日記
価値を分からぬ者たちは、破壊を繰り返した。この鉄骨むき出しの瓦礫の状況は、空爆の後、爆弾で破壊した後と区別がつくだろうか。

私には、爆弾であろうと、重機であろうと、違いが分からない。

遺跡、文化財を破壊したと言う点で、同じじゃないだろうか。

自分たちのやっていることは、絶対だと。正しいんだと。みんなの為なんだと。
それとは違う意見には耳を貸さなかった。自分たちの考えとは違う意見には、耳を閉じ、返事もしなかった。

私が市長に送った手紙も、返事もなく、黙殺された。
市長への手紙で送られた、市民からの意見は、必ず受け付けましたというメールと、返事が来るのにである。

元外交官の手紙でさえも、議会で指摘されて、ようやく返事をする有り様。

己の正しさを絶対化し、突き進む。これを原理主義と呼ばずになんと言おう。

この破壊の後を見るにつけ、タリバンとIS、北九州市が重なって見えるのはなぜだろう。

こういう自分たちを絶対化する傾向は、私達の中にもある。自戒を込めて、私達も生きていかないといけない。

ただ絶対的に違うのは、タリバンやIS、北九州市には、権力があると言うことだ。

武力があり、権限があり、住民や市民が何を言おうと力でねじ伏せることができるということだ。

私達、市民、住民は、これらに対し何が出来るのだろうか。

何をやっても無駄かもしれない、ただ諦めるだけなのか。

いや違う、それぞれの立場で、やりたい範囲で、やれることで、徹底抗戦、抵抗することである。


相手は強大だ。だからこそ、私達は知恵と愛嬌で闘っていこう。

権力の側にあぐらをかくのではなくて、弱き側で、強くありたいと、思うのです。